2005-01-06 白銀荘の殺人鬼 読んだ本 【白銀荘の殺人鬼】愛川晶/二階堂黎人 光文社文庫 ★★★ 2005.1.6 合作ペンネーム彩胡ジュン名義で発表 季節的に良いかなと思い手にしたが、「イワン・イリッチの死」の所為で、ここでの大量殺人の陳腐なこと。多少空しい気分で読み進むも、その内にこの手の作品に対する感覚が戻り、単純にエンタテインメントとして楽しめた。 視点や人格の錯綜、叙述的趣向の詰め込まれ具合が魅力か。これは明らかにトリックが先んじて出来た作品のよう。