2005-01-14 奇巌城 読んだ本 【奇巌城】モーリス・ルブラン 石川湧訳 創元推理文庫 ★★★★ 2005.1.14 アルセーヌ・リュパンシリーズ 展開の目粉しさ(めまぐるしさ)と、リュパンの一途なロマンスの対比が眩しい作品。ホームズをも凌ぐライバルの出現やフランス史上の大いなる謎を絡めるという贅を尽くしたストーリィで、次回作もこれ程の質を保てるのかとつい要らぬ心配をしてしまう。 暗号解読では「黄金虫」以来(他にもあった気もするけれど)の興奮を覚えた。