yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

熊を放つ(上)

【熊を放つ (上)】ジョン・アーヴィング 村上春樹訳 中公文庫 ★★★ 2006.7.26 処女長編

 

 まだ上巻だけだが、これまで読んだアーヴィング作品の中で、最も読みにくく、展開も遅い印象。下巻で加速するかどうか。

 

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 とだけ書くと、なんだかそっけないので、少し書き足してみる。

 現自宅の近くに、バーが三軒あるが、その内の一つに、すぷうとにくという名のバーがある。ガラステーブル天板の下に、さり気なく、C・V・オールズバーグの絵本がおいてあったりして、薄々と感付いた私は、ある時マスタに尋ねてみた。やはり――氏の読者であった。少しこの本の話をしに、店を訪ねたのは二日前のことである。