yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

アムステルダム

アムステルダムイアン・マキューアン 小山太一訳 新潮文庫 ★★★ 2006.10.15

1998年ブッカー賞受賞作

 

 久しぶりにシリアスな小説を読んだ気がしたが、友人に言わせると、この作品はマキューアンにしては、まだまだ厳しさが抑えてあるとのこと。

 クライブの交響曲の発想、思考の途を辿る数々の妙絶な描写があり、強烈に心に残った。才人の発想はさもあらんと思える。