yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

屍鬼(五)

屍鬼(五)】小野不由美 新潮文庫 ★★★★ 2007.3.31

 

 屍鬼は、人を経由しないと屍鬼になれず(そのために人と同じ記号を共有してしまうこともあって)、人間性が残る点で徹底的な生物(?)になれないのが弱点かそこに残る人間性と、その人間性に触れた人(の人間性)を描いている結局、徹底して人を描いていることになる

 全巻通して、久しぶりにのめり込んでの読書。良い時間を過ごせた。エンターテイメント性ではなく、考えさせられることの多い点で面白い小説。

 解説での宮部みゆきの言に首肯。小説の放つエネルギーを支えることのできる書籍の体裁、という考え方。

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