【悠悠おもちゃライフ The Leisurely Life with Toys and Models】森博嗣 講談社文庫 ★★★ 2010.3.16
おもちゃの収集なり、趣味の模型工作に関するエッセイ。HPでやっていた日記に書かれていた内容が重複するので、特別な新味は感じられなかった分、著者の哲学というか考え方の復習のような読み方となった。
例えば以下のようなところが再び記憶される。趣味に必要なものは時間と空間とお金、だとか、抽象的に話をしなさいという話(p.85)、だとか、パフォーマンス(縦軸)とコスト(横軸)の関係はえてして単調増加だが上に凸の曲線となる(p.182)、だとか、創作の"創"には壊す・傷付けるの意がある(p.208)、だとか。