yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

不合理ゆえに吾信ず

【不合理ゆえに吾信ず】埴谷雄高 現代思潮社 ★★★★ 2010.3.23 1961年版 絶版

 

 「断定と同一瞬間に現われる反対意識の强さ」(p.111)。これは、このブログやこの前身のHPで記事を書く度に、しかしやはり初期の頃に多く感じてきたものだった。何か少しでも物を書いたことのある人なら、微かに意識されたことではないだろうか。思い出される……。尻の座り心地の悪さに次第次第に慣れて、良くも悪くも感じ取れなくなってしまっていた。この不快を意識的に独り大事に抱え続けてきたのが、あるいは、無意識に屈辱的に抱え続けさせられてきたのが著者の文学か。本丸「死靈」の回りから、こうして攻めている。もう間もなく手を掛けられるかな。

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