yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計3995円。

 

a)ブックオフ長野駅前店にて。→初入店、文庫本2冊で500円セールをやっていた。¥1000毎に¥50引き券を発行。

1・山崎今朝弥、森長英三郎編『地震・憲兵・火事・巡査』岩波文庫 ¥250

2・尾崎紅葉『多情多恨』岩波文庫 ¥250

3・ゲオルク・ビューヒナー、岩淵達治訳『ヴォイツェク ダントンの死 レンツ』岩波文庫 ¥250

4・小林多喜二、曾根博義編『老いた体操教師 瀧子其他』講談社文芸文庫 ¥250

5・平松洋子『買い物71番勝負』中公文庫 ¥105

6・森浩一『考古学随想 考えたり怒ったり』現代教養文庫 ¥55

 

b)チャンネルブックスにて。→初入店、本購入無し。

 

c)団地堂(アーケードの店舗)にて。→初入店。

7・山川方夫『親しい友人たち』講談社文庫 ¥200

8・永島慎二『漫画家残酷物語2』小学館文庫 ¥100

 

d)団地堂にて。→初入店狙うも、入店できず。

 

e)コウフウ舎にて。→初入店。店内商品2割引セール中だった。

9・風間賢二編『天使と悪魔の物語』ちくま文庫 ¥240

10・秋竜山『すってんころりん』奇想天外文庫 ¥240

11・A・E・ヴァン・ヴォクト、浅倉久志訳『スラン』早川文庫 ¥100

12・吉井良三『洞穴学ことはじめ』岩波新書 ¥80

 

f)遊歴ショボウにて。→初入店。

13・ジュール・シュペルヴィエル、澁澤龍彦訳『ひとさらい』大和書房 ¥1200

 

g)ブックカフェ1234にて。→初入店、喫茶利用。本購入無し。

 

h)北島書店にて。→営業時間外?で入店できず。

 

i)リバティー・ハウスにて。→初入店。

14・石坂洋次郎『寒い朝 石坂洋次郎プチ・ブックス27』講談社文庫 ¥100

 

j)ブックオフ長野三輪店にて。→初入店、雑誌半額セールをやっていた。

15・滝平二郎『滝平二郎きりえ画集 第三集』講談社 ¥450

16・米倉斉加年『多毛留』偕成社 ¥150

 

***

 

 明日の日曜日に関東へ行く用事があり、今日はその前日ということで、前から行きたかった長野市の古本屋を、独りで巡ってみた。

 まず開店直後にa)へ。

 1は、岩波文庫青帯の一冊。この本のように青帯でも個人的には興味を持てる本が増えてきたように思う。

 2は、『金色夜叉』を読んで感動した著者の未読の作品。やや厚い本だが、上下巻ではないので、前述の作品よりはすぐ読めるか。

 3は、表紙の紹介文に惹かれて買った。23歳で亡くなったそうだ。

 4は、タイトルに入っている体操教師というのにピンと来て買った。村野四郎の体操詩集を連想したのだ。

 5は、章題をぱらぱら眺めたところ、チーズの章があったので、買った。そこだけはすぐに読んだ。

 6は、一度1~5までをレジで清算したら発行された¥50引き券を使って買ったもの。この割引券発行のことを元々知っていたら、買わなかったと思う。

 

 それから新刊およびリトルプレス等々セレクトの光るb)へ。席数はごく少ないが喫茶も可能。季刊レポなどを初めて手に取ってみることができたのは良かった。

 

 c)は、思っていたのと違った位置にあった店。思っていた位置にあったのはd)の店なのだが、こちらには入店できず。c)の店は、昭和的がらくたも取り扱っていて何やら掘り出し物がありそうな雰囲気を纏っている。

 7は、所謂痕跡本として面白そうなので買った。"愛するあなたへ"とか、"女の心は分からない!"などなど書き込みがしてある。

 8は、痛み激しいがいつか読んでみたいと思っていた漫画なので購入。この古い小学館文庫版で揃えることができたら良いのだが。

 

 e)は、店舗内の雰囲気がどことなく金沢の文圃閣に似ていると思う。

 9は、天使と悪魔をテーマにしたアンソロジー。天使にも悪魔にも真面目なものと不真面目なものとがいるらしく、そのような作品を集めて一冊にした、というような文庫オリジナル本。

 10は、好きな漫画家秋竜山の、奇想天外文庫の未所有本。ギャグ漫画はアイデアの宝庫なので、読んでいて本当に感心する。

 11は、四五年前だかに友人に奨められたSF。既に一冊持っているが、つい買ってしまった。

 12は、先日読了した既所有の新書。誰かに紹介したい本。

 

 f)は匣型のスタイリッシュな現代的な古本屋。

 13は、以前より読んでみたかった、好きなシュペルヴィエルの未読の小説。状態が良かったのと、店舗の品揃えに感嘆して、少々奮発して買わせていただいた。

 

 g)の2Fはこたつが二つあり、喫茶利用でゆっくりさせていただいた。珈琲の一杯の量が多めで嬉しい。どらやきを添えて一服。

 

 h)はたまたま通りかかって目に留まった店舗。営業時間外なのか、営業そのものをしていないのか、判然としなかった。

 

 i)もたまたま通りかかって入った店舗。中古雑貨でごったがえしている。奥に少しだけ本がある。

 14は、普通の講談社文庫より一回り小さいサイズで、珍しく思って買ったもの。この石坂洋次郎プチ・ブックスシリーズは、カバー袖の作品リスト通り全て刊行されているとしたら、実に40巻超のシリーズということになる。本当にそんなに出ているのだろうか?

 

 j)は、もう満足すれば良いのにと私自身も疑問に思いながら、夜道歩いて向かった店舗。しかし充分報われた。

 15は、大好きな切り絵画家の滝平二郎氏の大型の画集。立派な俎板のようなサイズ。じっくり眺めながら読み進めたい。

 16は、これまた大好きな妖しい絵を描く米倉斉加年氏の絵本。私の出身地に近い土地の話ということもあり、思い入れも一入。