yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計1911円。

 

a)ブックオフ西川口駅東口店にて。→初入店。

1・今関信子、鈴木靖将・画『うばすて』トモ企画 ¥480

2・舟崎克彦、赤羽末吉・絵『日本の神話 第三巻 やまたのおろち』トモ企画 ¥480

3・アロワ・カリジェ・文/絵、大塚勇三訳『マウルスと三びきのヤギ』岩波書店 ¥480

4・白石清春、いまきみち/西村繁男・絵『おとうさんといっしょに -おばあちゃんのうちへ-』福音館書店 ¥280

5・渡辺茂男、太田大八・絵『どうぶつたちのおかいもの』福音館書店 ¥191

 

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 帰省の直前に、途中下車して、未踏のa)へ行ってみた。駅にとても近いのも嬉しい。2階が6月の何日かに閉店したらしく、売り場が減ったためか、108円棚がなかった。そんな店舗も増えているのだろうか。

 1:鈴木靖将氏の絵は、冷たい美しさがあるので、このうばすてのようなちょっと怖い話にはぴったりなのでは。話は、どこかで読んだことのある話で、ルールで決まっていたうばすてに納得のいかない子どもが、おばあさんを自宅に匿っていたところ、土地の殿様が出す謎解きにおばあさんの知恵で答えることができたので、やはり老人を大事にしないといけないというルールに変わった、という話。

 2:ときどき見かけていた日本の神話のシリーズ絵本。状態も良かったので購入。調べてみると全6巻あるらしい。収集開始だ。実際本書を読んでみたところ、折込付録があった。そこには、舟崎克彦「「やまたのおろち」周辺」と赤羽末吉「「やまたのおろち」が生れるまで」の二つの文章と、参考文献が載っている。古代人のつらがまえをどう描くかについて、『帝釈峡』を読んだことのある松崎寿和氏の『騎馬民族国家99の謎』などを照会したこと。また、高千穂の里神楽は、三十三番まであって、夜通し舞われることにうついてはワヤンに似ているなと思ったり、ためになる話が多く、これが嬉しかった。他の巻も、付録付きのものを入手したいものだ。

 3:ちょっということを聞きにくい三びきのヤギを含めて、彼らの面倒を見るヤギ使いのマウルス少年のお話。

 4:1999年4月1日出版の特製版第1刷のもの。主人公の家族以外の、特に電車のお客さんが数ページにわたって登場する、それを各ページで見比べて、人物同定していくのが大変面白い。これは素晴らしい絵本。いまきみち氏は、西村繁男氏と夫婦。

 5:ミステリ仕立てになっている絵本。途中から、先が読めてきて、前のページにその伏線があるかどうか、行ったり来たりしながら読んだ。良い絵本と思う。