yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計8219円。

 

a)豊文堂書店北大通店にて。→初入店。

1・ピエール・ルイス、宮本文好訳『妖精たちの黄昏』彌生書房 ¥800

2・ウォルター・デ・ラ・メア、神宮輝夫訳『魔法のうわぎ』大日本図書 ¥1575

 

b)豊文堂書店本店にて。→初入店。

3・糸川英夫、田口卯三郎(卯は三水がつく)、渡辺茂『科学随筆文庫33 工学のとびら』學生社 ¥840

4・大河内正敏、桶谷繁雄、辻二郎『科学随筆文庫34 工学の散歩道』學生社 ¥840

5・齋藤基夫『やぶ』農林出版 ¥1080

 

c)ブックハンター中園店にて。→初入店。

6・エレオノーレ・シュミット・作/絵、大島香訳『くろいひつじ』佑学社 ¥318

7・香山美子、古屋洋・絵『三つのミルクコップ』新日本出版社 ¥210

8・長谷川摂子、井上洋介・画『ふしぎなやどや』福音館書店 ¥360

 

d)ブックオフ公立大学前店にて。→初入店。

9,10・城アラキ・原作、加治佐修・漫画『バーテンダー à Paris 5,6』集英社 各¥108

11・城アラキ・原作、加治佐修・漫画『バーテンダー à Tokyo 3』集英社 ¥108

12・石ノ森章太郎『Shotaro浮世双紙 3』秋田文庫 ¥360

13・西岡兄弟『死んでしまったぼくの見た夢』パロル舎 ¥108

14・ロイス・レンスキー、渡辺茂男訳『スモールさんはおとうさん』童話館出版 ¥108

15・ヨゼフ・ラダ・絵、内田莉莎子訳『チェコのわらべうた おおきくなったら』福音館書店 ¥108

16・川田健、薮内正幸・絵、今泉吉典・監修『しっぽのはたらき』福音館書店 ¥108

17・小澤俊夫・再話、赤羽末吉・画『うまかたやまんば』福音館書店 ¥108

18・ギヨーム・アポリネール、窪田般彌訳、山本容子・絵『アポリネール動物詩集』評論社 ¥108

19・大友康夫・作/絵『きつねのよめとり』福音館書店 ¥108

20・高松葉、大島英太郎・絵『ねんにいちどののみのいち』福音館書店 ¥108

21・劉郷英、張治清・絵『こぐまのチョウスケ』福音館書店 ¥108

22・田中かな子訳、スズキコージ・絵『白ロシア民話 ガラスめだまときんのつののヤギ』福音館書店 ¥108

23・金森襄作・再話、鄭琡香・画『韓国・朝鮮の昔話 おどりトラ』福音館書店 ¥108

24・脇和子/脇明子・再話、大道あや・画『あたごの浦 讃岐のおはなし』福音館書店 ¥108

25・藤本堅二『じどうしゃにのった』福音館書店 ¥108

26・姉崎一馬・文/写真『たきび』福音館書店 ¥36

27・野坂勇作『ぼうっきれであそぼう』福音館書店 ¥36

28・あきやまじゅんこ『ふゆののはらでかれくさつみ』福音館書店 ¥36

 

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 書きかけ。

 1:妖精たちが語るギリシャ神話を元にしたおとぎ話。非常に美しい文章で、感銘を受けた(特に第一篇「レダ」)。余裕のある文字組みも、素晴らしく豊かな読書の時間を演出してくれる。1982年初版のもの。これ以前に、1957年版の同訳者による同作品があるが、それには誤訳が含まれると訳者あとがきにあった。

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 5:この本を目にした衝撃といったら。藪三昧のケッタイな本。"ヤブ"というものを語ったのち、"ヤブ"という名の「人物」「人間の状態」「職業・営業」「作業」「民俗」「ことわざ・たとえ」「物語」「文学・随想」「動物」「植物」「場所」をひたすら連打。嫌でも"やぶ"に詳しくなれる。

 6:白い羊の中の黒い羊の仔。醜いわけではないので、醜いアヒルの子とはちょっと違う。人と違う自分を本人が受け入れるのは難儀なこと。

 7:一読して、神沢利子さんの『ふらいぱんじいさん』などの一連の食器が主人公の物語を連想した。漫画のような絵で、親しみやすい作品と思う。

 8:中国の昔話の再話。宿の評判は誰が流したものだったのかもふしぎ。

 9,10:これで全6巻揃ったので通読した。さすがに大人の物語で、涙ぐむ場面もあった。良い漫画。『バーテンダー』で出てきた人物も時折登場。案の定Tokyo篇に続くもよう。

 11:収集中の漫画。

 12:収集中の漫画。これで全3巻揃った。読了。意外なことに、石ノ森章太郎の時代漫画のアンソロジーだった。力士のことを書いた「大江戸相撲列伝(いまはむかしすもうばなし」の3篇が良かった。全体に掲載誌が大人向けだったからと思うが、エロス横溢。

 13:14歳で自殺した少年の見た夢の話。それが夢なのかなんなのかはおいておいて。暗い話なので、こんな話が好きな人にあげてしまおう。

 14:スモールさん自身は、家族の中では一番大きいし、教会の他の大人の男性と比べても、小さいような気がしない。ということで、思ったより大きいスモールさん。

 15:行商用。既読。

 16:かがくのとも傑作集の記念すべき1番の作品。人にも、力のしっかり入れられるしっぽがあったら、ずいぶん生活が変わると思う。

 17:本当に恐ろしいものに追いかけられているときは、足が一本なくなっても、アドレナリン放出全開で痛みに堪えられるのではないかと思う。それにしても仕返しも仕返しでひどい。

 18:比較的良く見かける絵本だが、この本と同時に、クラシックCDも一緒に出たそうだ。それを入手して、どんな風にシャンソン歌手が歌っているのか、いつか確認してみたいと思う。

 19:三回誘われるとそのうち一回くらいは「うん」と言ってしまうものかも。意思にも日によって揺らぎが出るもの。

 20:2008年に出された「もう一度手渡したい「こどものとも」15選 その2」のうちの1冊。蚤の市らしく、役に立て方がわかりにくいものがたくさん売られている。

 21:これも20と同じく、「もう一度手渡したい「こどものとも」15選 その2」のうちの1冊。ぼんやりした性格のチョウスケ。今回は、たまたまハッピーエンドで終わったけれど、先が思いやられるなあ。

 22:困りもののヤギをいろんな動物が追い払おうとするのだが、だんだん小さくて弱いものが「任せろ」といって挑んでいく。どこまで繰り返しが続くかが想像しながらよんだら楽しい。

 23:その後のおどりトラは、仲間のトラ達とまた仲良くやっていけたのであろうか。最後のページの踊る背中がなんだかせつない。トラの鳴き声が、ウルロォーンウルロォーン(正しくは、ルが小文字表記)というのが、オロローンオロローンみたい。

 24:毒のないただただ愉快で、ナンセンスのような面白さのある昔話。これはおすすめ。

 25:のりものずかんシリーズは全4作あり、そのうち唯一未所有だった巻。

 26:月刊かがくのとも1997年10月1日号のペラペラ版。写真絵本を他にも多数出されている姉崎一馬氏の知らなかった作品。火はいつまでも見ていて飽きない。視線を奪われるのだが、いつの間にか見ようとして見ている状態ではなく、見ようとして見ていない状態になる。この状態で話すことは、人に話しながら自分自信に話すことを口に出している面が強まるような気がする。

 27:月刊かがくのとも1995年5月1日号のペラペラ版。砂山に棒を立てて、山を順番にくずしていく砂山崩しなど、懐かしい遊びが紹介されている。濃密な絵を描くこともある野坂勇作氏だが、本作は絵のタッチは軽めとはいえ、色を塗る場所に筆のすじを残した描き方をしているなど、視覚におやっ?とひっかかるような描き方をされていて、そんなところにも野坂氏らしさを感じた。

 28:月刊かがくのとも1989年12月1日号のペラペラ版。ひたすら枯れ草を紹介していって、最後にささやかなリースが提示されるという、ストイックな絵本。ヘクソカズラ、ナガバギシギシ、マメグンバイナズナなど、面白い名前の植物も知ることができる。