yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計1324円。

 

a)町家古本はんのきにて。→移転後初入店。

1・イェジイ・アンジェイェフスキ、川上洸訳『灰とダイヤモンド』旺文社文庫 ¥400

2・小栗虫太郎『人外魔境』角川文庫 ¥400

3・都筑道夫『酔いどれ探偵』新潮文庫 ¥200

 

b)マヤルカ古書店にて。

4・森鷗外、小堀杏奴編『妻への手紙』ちくま文庫 ¥324

 

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 今日が夏の18きっぷの使用期限日で、手元に1日分だけ残っていたのを有効に使おうと、日帰り弾丸京都行を敢行。移転して以来行けていないa)へ行くと、店主の3人全員にお会いできた。またb)では、古雑誌と漫画の買い取りをお願いした。ここでも、店主さんはもちろん新しいスタッフさんともお会いできて、人に会える一日となった。座っている時間が長かったので、今は腰が痛い。

 1:鮮やかな緑色の装幀が良い。灰やダイヤモンドを感じさせないが、読んでみるとわかるかもしれない。

 2:なんとなく角川ホラー文庫版で探していた本だが、それなりに状態の良い角川文庫版が見つかったので購入。帰り道、早速第1話を読んでみたが、大変な読み応えで、すいすい読み進める文体だが、なぜだか体力が要る感じ。

 3:エド・マクベインの別名義カート・キャノンで書いた『酔いどれ探偵街を行く』のパスティーシュ作品とのこと。酔いどれというキーワードで、常に本を探しているので目について、帰りの電車で読了。事件の幕の切り方が格好良く、これがハードボイルドてなものかな、という感じ。電子書籍版で第3巻まで読んだ西塔紅一・原作、みね武・劇画『野獣警察』を、同じタイミングで読んでいたので、取っ組みやすい心持ちになっていたのも良かった。肝心の酔いどれ具合は、それほどでもない感じ。

 4:鷗外の書簡は、文庫では一冊も持っていないはずで、そろそろ小説だけでないものを読んでみても良いような気がして購入。読了。鷗外は、子育てに関して、かなり先取的な考えを持った人物であったとわかった。妻へののろけも手紙に書いてあって、読みながら照れくさかった。