yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計1002円。

 

a)ブックオフ魚津店にて。→コミック20%OFFセールをやっていた。

1・高橋葉介『ヨウスケの奇妙な世界11 宵闇通りのブン』朝日ソノラマ文庫 ¥248

2・高橋葉介『ヨウスケの奇妙な世界19 金目童子』朝日ソノラマ文庫 ¥248

3・高橋葉介『ヨウスケの奇妙な世界20 帝都物語 荒俣宏「帝都物語」より』朝日ソノラマ文庫 ¥248

 

b)ブックオフ富山山室店にて。→コミック20%OFFセールをやっていた。

4・林静一『赤色エレジー』小学館文庫 ¥83

 

c)ブックス文友にて。→5周年記念50%OFFセールをやっていた。

5・谷川俊太郎『自選 谷川俊太郎詩集』岩波文庫 ¥100

6・勝又進『ふらりんこん』青林堂 ¥75

 

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 a)今日から漫画のセールをやることを3日前に来店したときに知った。それで、午前中に行き、目当ての本だけさっと購入。また、夜にイベント参加のために街へ出ることになっていたので、同じセールをやっていたb)へ寄り、また、知人より教えてもらったこちらもセールをやっているというc)へも久しぶりに行った。c)では、店主さんと北海道話で盛り上がり、楽しく情報交換できた。

 1:ブンという名の女の子が主人公。この子が最後に「バカみたい」と言って物語が終わる短篇集。全体に液体的でくせの強い絵だが、その独特さはいい感じ。

 2:あやかしの見える金の目をした童子が、父親を探しながら旅をする話。展開が早くてすぐ読めた。

 3:第二次世界大戦が実は霊的な戦いだった、というような話が帝都物語の骨子らしい。長編を、無理矢理漫画化したようで、内容的に消化不良。

 4:シーンが飛びとび、断片的で、すらすらとは読めない漫画。さすが噂に名高い独特の作品。タッチもコマごとにいきなり変わることもあって面食らう。あがた森魚氏の私的な解説が、読解に役立った。

 5:私には最も読みやすく、感じやすい詩を書く一人である谷川氏の自選詩集。

 6:4コマ漫画。帯は尾辻克彦氏が書いている。知識を要する作品もあり、p170の今川義元の見透軍略(これは私の推定だが、相手方がよく見えるよう=見透かせるよう、手前の障害物=街や木々やらを焼き払ってしまう軍略)やら、p111の百舌鳥の早贄(はやにえ)と言って捕らえた獲物を木の枝に突き刺す習性があることやら、p10の雁供養(帰る雁は北の海で羽を休めるために小枝を咥えていく。よって浜辺に残った木片は帰れなかった雁の数だけあるらしい。この木片を昔の人は集めて風呂を焚き、雁供養としたらしい)など、初耳のネタも。勉強になった。