yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計3260円。

 

a)古書キリコにて。→初入店。

1・ジュリアン・グラック、天沢退二郎訳『大いなる自由』思潮社 ¥700

2・奥田継夫、米倉斉加年・絵『さくらさん、おばあさんになる』冬樹社 ¥500

3・ピエール・ド・ロンサール、井上究一郎訳『ロンサール詩集』岩波文庫 ¥300

 

b)みつづみ書房にて。→みつづみ書房の一箱古本市最終日だった。初入店。

4・スギヤマカナヨ『チューチューチュー』福音館書店 ¥50 rokumei books & papers

5・湯川秀樹、市川亀久弥・聞き役『天才の世界』知的生きかた文庫 ¥200

 

c)suruga屋にて。

6・谷井建三『ふねにのった』福音館書店 ¥100
7・ツイヴァナ・ブルリッチ-マジュラニッチ、ツヴィエタ・ヨブ・絵、中島由美訳『巨人レーゴチ』福音館書店 ¥100
8・戸川昌子・原作、岡崎英生・脚色、上村一夫・画『淫花伝1 阿部定(上)』K&Bパブリッシャーズ ¥1000
9・永井豪『あばしり一家 1』角川文庫 ¥310

 

***

 

 帰省を始める。今日は新大阪泊なのだが、休憩と時間調整がてら、2軒の初入店を狙ってどちらも成功。a)は、おそらく2011年の大阪天満宮境内の天神さんの古本市で出店されていて知った古書店で、私の欲しい本がたくさん出品されていたことからいつかぜひ行きたいと思っていた。親しみやすい店主が在中で、店内にあげてもらい、愉快な話をたくさん拝聴して、楽しい時間だった。実はまず旧住所に行ってしまったのだが、そこは歯医者になっていた。b)は、イベント最終日というのが気になって覗いたお店。一冊はそのイベントで出されていた本を買った。もう一冊は、店舗の古本だったのだが、値札が付いていなかったので、レジに持って行くと、値段をパッとつけてくれたので、その潔さも好印象。畳の座敷の店内はくつろげる空間だった。c)は、自宅受け取りができないこともあって、実家に配達されるよう手配したものだが、それが本日届いたとの連絡があったので、ここに記しておく。ちなみに昼食は、絹延橋うどん研究所というお店へ行ったのだが、こんなお店がもし実家の近くにあったら、帰省のたびに必ず通うだろう。食べるときっと元気が湧く、そう思わせる料理で満たされたお店。

 1:1973年5月21日第1刷発行のもの。その後、同じ訳者による改訳新版が出ているみたい。

 2:米倉斉加年氏が絵を描いている本で、実際に見るまで本書を知らなかったもの。こういう発見が古本屋で棚を見ている時の大いなる楽しみ。今日一番の収穫はこれ。読了。さくらという名の発明家のおじいさんが、自分の開発した薬でおばあさんになる話。一応児童文学ということになろうが、きわどい表現がたくさんあって、あとがきによると出版に際しては苦労があったようだ。扉絵の米倉氏の走り書き「イワシの美味さがわかる人こそが詩人だ」。

 3:今は昔、2011年11月に小さな花というカフェで閲覧用の本書を見かけて、ずっと気になっていた本。5年越しに入手叶った。

 4:こどものとも0.1.2.の一冊。スパゲティを食べるときなどチューチューといった擬音が使われる場面が、いろいろ。輪郭くっきりの絵が好みで、購入を即決。

 5:調べてみると、これは正編で、同じ文庫から続編と続々編が出ているようだ。天才を語る湯川秀樹という天才(クリエイティブ・マイノリティ)をあぶり出す対談。聞き役の意地悪さが、本書を面白くしたと思う。ところで、ぼろくそを、ぼろんちょんというのは関西の傾向か。以下印象に残ったところをメモ。1つ、自己顕示欲は誰にでもあり一概に否定できるものではなく、いかにコントロールできるか、どこに向けていくかが問題。2つ、天才は同時代的に評価する困難さがある、というのは評価者の凡庸が目立ったり、やっかみ・嫉妬が混じるから。時間的あるいは空間的に離れると、評価しやすくなる。例えば、日本ではしばしば有名人が死ぬと、その人を良く言う声が上がるもの。3つ、空海が作ったいわば帝国大学である綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)では、仏教を学ぶのに、道人(お坊さん)に伝授してもらうことと学者(俗博士)に教授してもらうこととそれぞれをカリキュラムに取り入れている。聖俗それぞれから学ぶということ。

 6:行商用。ちなみに明日船に乗る予定。

 7:著者名のブルリッチとマジュラニッチの間の文字はハイフン。クロアチアの児童文学作家で、クロアチアアンデルセンと呼ばれるそうな。同氏の他作品が2作紹介されているが、1つ目「漁師パルンコ」は、例えば成文社から2006年に出た、飯島周/小原雅俊 ・編『ポケットのなかの東欧文学 ルネッサンスから現代まで 』に収録されている。2つ目の「斧の子トポルコ」は邦訳されていないようだ。ツヴィエタ・ヨブ氏については、紹介文も無く、よくわからないが、波線を多用した幻想的な絵で素晴らしい。髭や髪、煙とか波の描き方が特に好み。題字・装丁は、スズキコージ。『三コ』みたいに、村の子どもたちを救うために一肌脱ぐ巨人レーゴチだが、人間に振り回されこき使わされて疲れたのか、また一人暮らしをしていた廃墟の城に戻っていく。

 8:上村一夫の未読未所有作品。下巻未入手。

 9:収集中の漫画。これで全5巻揃った。年明けから読み始めたい。

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