yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計3260円。

 

a)ブックオフ久世橋店にて。

1・秋野靱子・再話/絵『太陽と月になった兄弟』福音館書店 ¥300

2・五味太郎『みんながおしえてくれました』絵本館 ¥200

3・ロラン・ド・ブリュノフ、せなあいこ訳『ババールのミニえほん』評論社 ¥1560

 

b)桂ヴィレッジフェス2017ヒトハコ古本市にて。→初会場入り。

4・安藤美紀夫、たなかたかし・絵『ひをふくやまとあおいぬま』福音館書店 ¥100 ?

5・毎日新聞ことばんく編『字件ですよ! 校閲ウンチク話』毎日新聞社 ¥400 tsukue

6・長谷川哲雄『はなむぐり』福音館書店 ¥100

7・山根悦子、多田多恵子・監修『リュウノヒゲ ふゆにみつけたあおいたね』福音館書店 ¥100

8・広野多珂子『さんぽみちのオナモミ』福音館書店 ¥100

9・池田博明、秋山あゆ子・絵『ハエトリグモ』福音館書店 ¥100

10・吉谷昭憲『はぐろとんぼ』福音館書店 ¥100

11・菊池日出夫『みんなでしいたけづくり』福音館書店 ¥100

12・稲垣栄洋、いまきみち・絵『たねのさくせん』福音館書店 ¥100

 

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 ●書きかけ。b)は第3回目に相当。

 1:ボリビアインディオに伝わる昔話。晴れなくなった空に皆が困って、兄弟がそれを解決した結果、太陽と月になってしまう。天まで届く弓矢の連なりをつくるシーンが印象的。それにしても、この作者の秋野靱子(ゆきこ)氏だが、秋野亥左牟氏らと同じ家系なのだろうと思っているが、実際どういう関係なのだろう、と思って調べたら、秋野不矩・の子どもが息子5人、娘1人いて、癸巨矢(きくし)、亥左牟、子弦(みつる)、靱子、矩之(のりゆき)、等(ひとし)、という家系らしい。靭の字は、父親の名前から一字とったようだ。ということで、私はこれまで、秋野家が出した絵本で、弦、矩之、等以外の4人の仕事に触れていることになる。

 2:小学生低学年くらいの女の子が主人公で、さまざまな動物やら虫やらを先生として、やはりさまざまなことを教わり、学校には先生もいて、自分自身の性向も良いから、将来は明るい!といった大変ポジティブな内容の絵本。こういう自信をいつまでももって人生を駆け抜けたいものだ。

 3:●

 4:エゾジカがひょっこり登場するので、アイヌの民話だろうか。山は男性で沼は女性。対立と融和を、自然本来の時間的スケールをもって描く。抽象的な絵は、好みが分かれるだろう。

 5:2017/11/12読了。p.104で、私の集めている「逆さにできる漢字熟語」のことを「さかさま言葉」として採り上げているを発見して嬉しくなった。「逆転語」とも表現しており、逆転してもほぼ意味の同じ言葉と、意味の異なる言葉をそれぞれ、「逆転同義語」「逆転意義語」としている。

 6:2017年6月1日発行の月刊かがくのとも。挿し入れられている「かがくのとものとも」のおたより紹介コーナーで、8の作品が紹介されていたので、この作品を読んだ後、すぐに8を読んだ。花にもぐるから、はなむぐり。幼虫の時代には、地中を仰向けで進むというのは面白い。こういう性質を調べているという人間も面白い。

 7:2017年2月1日発行の月刊かがくのとも。狂気を感じるほど精緻な絵。6ページの少女の上着の質感といったら。白みを帯びたリュウノヒゲも恐ろしいほど紙面に再現されている。年が明けた頃に、青い実を実際に確認してみたい。

 8:2016年12月1日発行の月刊かがくのとも。精緻な絵の広野多珂子さん。オナモミの実の中には種が2つ入っていて、大きいものと小さいものがあり、大きいものから発芽する。勉強になる。作中、犬が出てくるのだけれど、その犬は、この作品を書いている間に亡くなったそうだ。

 9:2016年8月1日発行の月刊かがくのとも。この本を読むと家や野外でよく見かけるあの手のクモは、ハエトリグモの類だったのかと思う。ネコハエトリという種類、猫なのか蝿なのか鳥なのか、ぱっと聞いただけでは分からない名前で面白い。科学的な内容としては薄味だなと思ったら、まだ研究が進んでいないクモだそう。

 10:2014年6月1日発行の月刊かがくのとも。かがくのとものともを読むと、この絵本を作るための作者の努力がよく分かり、しっかり読まなければバチが当たりそう。ハグロトンボの交尾で雌雄の腹の形がハート形になるというのは、しっかり記憶されそうだ。

 11:2013年10月1日発行の月刊かがくのとも。自分でもしいたけのホダ木を買ってきて、栽培したことがある。忘れた頃に生えてくるのが面白い。雷の代わりにホダ木をとんとんと地面に叩きつけたりもしたが、本書にも書いてあってやっぱりそうだったかと確認ができた。

 12:2011年10月1日発行の月刊かがくのとも。いまきみち氏の絵では、特におばあさんがいい味を出していることが多いと思うのだが、今回折り込みの「かがくのとものとも」にご本人の顔写真があって、それを見るとなんだか納得されるものがあった。自然農法での畑の作業をされているそう。オナモミではなくメナモミという植物があるとは知らなかった。メナモミの実はのりのようなべたべたした液を出すとかで、やはりそれを利用して、人や動物に種を運んでもらうとのこと。