yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計1350円。

 

a)POP UP LIBRARYにて。→初接触、無人のTAKE FREEの本棚がある、本もらわず。

 

b)イコトコLIBRARYにて。→初接触、1冊提供すれば1冊の本と交換できる無人の本棚がある、本もらわず。

 

c)愛媛堂書店にて。→初入店。

1・チャールズ・キーピング、渡辺茂男訳『めすのこやぎとおそろしいいぬ』ほるぷ出版 ¥300

2・エルンスト・ユンガー、今村孝訳『砂時計の書』講談社学術文庫 ¥300

 

d)RICO Sweets & Supplyにて。→初入店、喫茶利用、本購入無し。

 

e)東雲書店にて。→初入店。

3・大矢真一『日本科学史散歩 江戸期の科学者たち』中央公論社 ¥500 

 

f)浮雲書店にて。→初入店。

4・ジョン・スタインベック、中野好夫訳『ピピン四世三日天下』角川文庫 ¥250

 

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 今日は帰宅日。宿を出て、3時ごろまで松山に滞在していた。まずは街中をぶらぶらしようと思って、アーケードを歩いていると、a)とb)を偶然発見。それぞれ企画者は同じところかも。アーケードを抜けて、その先にc)とd)とe)があることが分かっていたので、欲張って行ってみた。c)とe)は、しっかりした品揃えの老舗と言ってよさそうな古本屋。棚の本の密度があるので、見応えがある。d)は、f)の店の古本が売っているとの情報を得ていたお店で、私が買える本はなかったものの、とりあえず確認できて満足。f)の古本だけでなく、店内の黒板を見ると、BOOK WEDNESDAYとPETICA BOOKSという方の古本もあったようだ。お昼はここのカレーを食べた。最後が本命のf)の店で、昨日のイベントの初日にも出ていたとか。古い岩波文庫が店内各棚に挿してあったのが印象的。若い常連のお客さんがちらほら。

 1:いぬを恐れていためすのこやぎが、一年して成長して、いぬを圧倒する話。おそろしさは、いぬが登場してもしなくても画面全体から感じられる、そんな威圧的な色彩の絵なのだが、他に誰にも描けないだろうと思わせる独特の絵で、見応えあり。

 2:砂時計の本。なんとなく『蠟燭の炎』的な語りがありそうで興味が湧き購入。

 3:自然選書の一冊。著者は小学校の教員をされていたようだ(p.229)。和算天文学などの日本の科学者の人物を調べ紹介し、その顕彰碑やお墓等ゆかりの地を訪ねる内容。その探訪の記述が、著者の人柄がよく表れており面白い。気になった箇所をいくつかメモしておく。貝原益軒が数えで6歳のとき母が亡くなり、それから益軒の世話をしたのが、福岡の地行生まれらしい通称地行婆(じぎょうばば)だったそうな。地行の地名には私的な馴染みがあるので。もう一つ、千葉の佐原では、風月堂伊能忠敬にちなんだ、忠敬羊羹というものがあるとか。今もあるだろうか。科学者にちなんだ菓子は、他にもあるのだろうか。

 4:装画および挿絵は、関根義人。背のタイトル文字が太いタイプの角川文庫で、見たことのない文庫だったのので購入。薄いのでスタインベック作品初挑戦にちょうど良さそうだ。