yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計1483円。

 

a)ブックオフプラス鴨島店にて。→初入店。

 

1・永井荷風『地獄の花』岩波文庫 ¥200

2~4・吉野朔実『ぼくだけが知っている 1~3』小学館文庫 各¥95

5・石部虎二、須川恒・監修『かいつぶり』福音館書店 ¥200

6・今森光彦・文/写真『かみきりむし』福音館書店 ¥200

7・吉行瑞子、山本忠敬・絵『こうもり』福音館書店 ¥498

8・椋鳩十、石田武雄・絵『しょうたとこぎつね』学習研究社 ¥100

 

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 高松市周辺でうどん巡りツアーに混ぜてもらい、解散した後の帰路、未踏のa)へ寄った。漫画や絵本にもう少し欲しい本があったのだが、いくつかは見送ったものあり。

 1:1993年秋の復刊リクエスト版。たかだか本編106ページの作品。隙間時間を見つけてさっと読みたい。

 2~4:2巻で主人公の頼知(らいち)が、女装して尾行しているシーン、森博嗣がどこかで紹介していなかったか。要確認。これを読んで、森博嗣の特にVシリーズあたりは、少女漫画を小説化したような感じだなと、捉えることができた。少年心理はものすごくよく描けていると思う。胸がちりちりした。ただし大人の男性の描き方は、からっきし。どたばたがエスカレートする話が多いが、この手法はこち亀を連想させた。

 5:かいつぶりというと村上春樹の少なくとも初期の小説によく出てきた名詞で、最初はどういう生き物のことがさっぱり分からなかったが、いつしか鳥の名前だと知った。雛のほうが、縞模様がはっきりしているらしい。連続する瞬間を一枚の絵に描いたp.10やp.28の絵が素晴らしい。観察者であり絵描きの眼の鋭さを感じる。

 6:今住んでいる土地では、カミキリムシはみかんの木の天敵ということで、捕まえると一匹50円で役所で買い取ってくれる。この本の中でも、栗の木を食い破って倒してしまうということが書いてあった。表紙のタイトル文字にかみきりむしの触覚が重なっているが、触覚の方が上側にきている。おっという発見。また、髪切虫や紙切虫とも書くけれど、変換候補で知ったのだが、天牛とも書くようだ。

 7:洞窟関連本ということで長らく探していた絵本がようやく見つかった。乗り物絵本の作品が多い山本忠敬(やまもとただよし)氏だが、こういう生き物を描いた絵本も素晴らしい。白の使い方がクールである。キクガシラコウモリは鼻から超音波を出すが、ウサギコウモリは口から出すという違いは初めて知ることができて勉強になった。

 8:捕まえたこぎつねを家の前に鎖でつないでおいたら、親ぎつねがやってきてこぎつねに乳をあげたり鎖の繋がれた木杭を噛み切ろうとする。どこか教科書かで読んだことのある話。