yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計18542円。

 

a)昭和湯にて。

1・パズ・ロディロ・文、ジョゼフ・ウィルコン・絵、久山太市訳『いっしょにいたらたのしいね』評論社 ¥300 ninjin書店

 

b)万歩書店倉敷店にて。→初入店。閉店半額セールをやっていた。

2・梅棹忠夫『狩猟と遊牧の世界 自然社会の進化』講談社学術文庫 ¥183

3,4・河合雅雄『ゴリラ探検記(上・下)』講談社学術文庫 各¥54

5・山本おさむ『どんぐりの家 3』小学館文庫 ¥54

6・武者小路実篤『その妹』岩波文庫 ¥135

7・ヤーン・エクストレム、後藤安彦訳『誕生パーティの17人』創元推理文庫 ¥54

8・沢田サタ『泥まみれの死 沢田教一ベトナム戦争写真集』講談社文庫 ¥43

9・ナザニエル・ホソーン、柏倉俊三訳『トワイス・トールド・テールズ』角川文庫 ¥43

10・中川志郎『珍獣図鑑』新潮文庫 ¥54

11・ピエール・グリパリ、榊原晃三訳『ピポ王子』早川文庫 ¥54

12・ぼくらはカルチャー探偵団編『読書の快楽 ブックガイド・ベスト1000』角川文庫 ¥54

13・リヒャルト・ワアグナア、高木卓訳『さすらいのオランダ人・タンホイザア』岩波文庫 ¥54

14・鳥図明児『夢庭園』奇想天外社 ¥540

15・『E.Q.M.M. 1962年10月号』早川書房 ¥432

16・ミハイル・イリーン/エレーナ・セガール、袋一平訳、太田大八・絵『人間の歴史 3』岩波少年文庫 ¥98

17・依田義賢、浜岡昇・写真『舞妓の四季』駸々堂ユニコンカラー双書 ¥54

18・ペギー・パリシュ・作、レオナード・ケスラー・絵、光吉夏弥訳『うさぎがいっぱい』大日本図書 ¥156

19・岩波雄二郎『風雪に耐えて 岩波文庫の話』岩波書店 ¥0

20・エゴン・マチーセン・作/絵、大塚勇三訳『ひとりぼっちのこねずみ』福音館書店 ¥378

21・三芳悌吉・作『ある池のものがたり』福音館書店 ¥378

22・マリエッタ・D・モスキン・作、ロッコ・ネグリ・絵、おのかずこ訳『ちびぞうトト』評論社 ¥270

23・Amanda Wallwork『NO DODOS The Endangered Species Counting Book』Ragged Bears Ltd ¥162

24・木島始・詩、大道あや・絵『花のうた』佑学社 ¥270

25・君島久子・文、小野かおる・絵『銀のうでわ』岩波書店 ¥243

26・山田貢・文、石倉欣二・絵『あったとさ絵本1 佐渡牛』文化出版局 ¥216

27・甲斐信枝・作『たけ もうそうだけのおやこ』福音館書店 ¥108

28・今西祐行・文、小林和子・絵『こどもの民話 かみそりぎつね』鶴書房盛光社 ¥108

29・ハナ・ドスコチロヴァー・文、イジー・トゥルンカ・絵、金山美莎子訳『お菓子の小屋』佑学社 ¥270

30・ヤーナ・シュトロブロバー・原作、ミルコ・ハナーク・絵、長浜宏・文『おはなし画集シリーズ1 めんどりフィフィンのたび』佑学社 ¥324

31・ヴィエラ・プロヴァズニコヴァー・文、ヨセフ・ラダ・絵、さくまゆみこ訳『おはなし画集シリーズ2 森と牧場のものがたり』佑学社 ¥324

32・シュチェパーン・ザブジェル・作/絵、大島かおり『いなくなったたいよう』佑学社 ¥378

33・アンソニー・ブラウン・作/絵、谷川俊太郎訳『こうえんのさんぽ』佑学社 ¥378

34・イヴァン・ガンチェフ・作/絵、森谷正次郎訳『くまのオタ』佑学社 ¥378

35・シュチェパーン・ザブジェル・作/絵、しおやたけお訳『しおとおひめさま』佑学社 ¥378

36・クルト・バウマン・作、デヴィッド・マッキー・絵、松代洋一訳『こっきょうけいびにんのヨアヒム』佑学社 ¥378

37・クルト・バウマン・作、デヴィッド・マッキー・絵、松代洋一訳『おまわりさんのヨアヒム』佑学社 ¥378

38・クルト・バウマン・作、デヴィッド・マッキー・絵、松代洋一訳『どうろそうじふのヨアヒム』佑学社 ¥378

39・セレスティーノ・ピアッティ/ウルズラ・ピアッティ・作/絵、岡本浜江訳『ちびのざりがに』佑学社 ¥378

40・ミッシャ・ダムヤン・作、スージー・ボーダル・絵、中山知子訳『はねはねはれのはねかざり』佑学社 ¥378

41・ライナー・チムニク・作/絵、大塚勇三訳『くまのオートバイのり』佑学社 ¥378

42・ルイス・デ・オルナ・作/絵、大島かおり訳『たいくつした王子さま』佑学社 ¥378

43・シュチェパーン・ザブジェル・作/絵、柏木美津訳『さいごの木』佑学社 ¥378

44・ライナー・チムニク/ハンネ・アクスマン・作/絵、大塚勇三訳『かしこいふくろう』佑学社 ¥378

45・バルブロ・リンドグレン・作、エヴァ・エリクソン・絵、小野寺百合子訳『ママときかんぼぼうや』佑学社 ¥378

46・ミッシャ・ダムヤン・作、ラルフ・ステッドマン・絵、大島かおり訳『おおきなりすとちいさなさい』佑学社 ¥378

47・クリスティナ・トゥルスカ・作/絵、遠藤育枝訳『きこりとあひる』佑学社 ¥378

48・ユルゲン・ヴルフ・作/絵、楠田枝里子訳『かなづちスープ』佑学社 ¥378

49・ペーター・ブレンナー・作、アダム・ヴュルツ・絵、山室静訳『なみだのこうずい』佑学社 ¥378

50・クラウス・ボーン・作、ヨゼフ・バレチェク・絵、いぐちゆりか訳『イグナツとちょうちょう』佑学社 ¥378

51~55・坂口謹一郎『坂口謹一郎酒学集成 1~5』岩波書店 揃¥4320(各¥864)


c)古本市場中島店にて。→初入店。

56・堀内誠一・編『絵本の世界 110人のイラストレーター Vol.2』福音館書店 ¥77

57・ペーター・ブレンナー・作、アダム・ヴュルツ・絵、山室静訳『なみだのこうずい』佑学社 ¥80

 

d)ブックオフ倉敷笹沖店にて。→初入店。1416

58・和歌森太郎・監修、牧田茂/斎藤知克・編『日本むかしむかし1 戦争むかしむかし』角川文庫 ¥108

59・吉野弘『吉野弘エッセイ集 詩の一歩手前で』河出文庫 ¥108

60・マージョリー・フラック・文/絵、間崎ルリ子訳『ウイリアムのこねこ』新風舎 ¥300

61・トミー・ウンゲラー・作、鏡哲生訳『オットー 戦火をくぐったテディベア』評論社 ¥300

62・森枝雄司・写真/文、はらさんぺい・絵『トイレのおかげ』福音館書店 ¥300

63・M.BOUTET DE MONVEL『VIEILLES CHANSONS ET RONDES』L'ÉCOLE DES LOISIRS ¥300

 

e)古本市場倉敷堀南店にて。→初入店、本購入無し。

 

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 ●b)の値段のところ書きかけ。久しぶりに独り気ままな週末である。まず、a)での単独出店者に会いたくて、出かけた。ついでとするには、かなりスケールの大きな"ついで"だが、閉店セール中で以前よりそのあまりにも豊富な品揃えで有名なb)へ行ってみたく、昼過ぎより車を飛ばして行ってみたら、大当たり。佑学社の絵本がたくさん買えて、他にも気になる本がさまざまに見つかった。全ての棚を見て、心地良い疲労。それでも夜遅くまで、営業している店舗c),d),e)を体力の限界を感じつつも攻めて、今日一日にさらなる収穫を加えることができた。日付が変わるころ車中泊しようとして、なかなかいい駐車場所が見つからず、難儀した。都会は、車中泊者をほっておいてくれないお節介さがあるなあと思う。

 1:鳥と魚の友情譚。金色を使った絵が豪華。良かれと思ってやったことで生じるすれ違いは、信頼関係があれば乗り越えられる。

 2:梅棹忠夫の仕事に興味がある。薄い文庫本でとっつきやすそうなので選んだ。

 3,4:アフリカのゴリラの生態調査の探検記。

 5:収集中の漫画。ワイド版でも並行して集めているのだが、どちらが先に集まるだろうか。

 6:昭和42年2月10日第30刷発行の裸の文庫本。岩波文庫がカバー付になって以降に出ていなそうな文庫だなと思って買ったら案の定そのようだった。自序を読むと、相当ウェットな戯曲作品だと想像される。

 7:スウェーデンの作家。カバーイラストがひらいたかこなのだが、この本には紙魚の手帖(33)が挟まっていて、これの特集が「ひらいたかこの世界」となっている。

 8:著者の夫で、報道カメラマンの、ベトナム戦争で亡くなった沢田教一の仕事に触れてみようと購入。

 9:カバーは栃折久美子ホーソンの初期の同名の短篇集全2巻全39篇中から13篇を選んだものとのこと。

 10:オールカラーで51種の珍獣を紹介。ざっと目次を見ただけでも全く知らない珍獣が多くて面白い発見がたくさんありそう。

 11:カバー/口絵/插絵が内田善美ということで気になっていた本。

 12:行商用。この本は、実に使えるブックガイドだと思う。

 13:1992年9月29日第3刷のリクエスト復刊版。

 14:作者名は、とと・あける、と読む。全く知らない女性漫画家だったが、ふと気がつくと、22とトトつながりだった。力の入っている絵と、くだけた感じでさっと描かれた笑いをとるコマが、繰り返される。私自身は、どちらかというと、力の入っている絵が続くストイックな作品が読みたいのだが。SF的な作風。完璧主義の母やおばさんと、それに反発する少年主人公、というパターンが見受けられる。

 15:お伽噺<おとなのえほん>として、都筑道夫「昔むかしの少しあと」が東君平さんの絵と共に掲載されているので探していた号。そのことは早川文庫版のほうだったか創元推理文庫版だったかとにかく『宇宙大密室』という本のなかに書いてあったのだった。本号内にある次号予告で、樹下太郎「ショート・ショート絵物語」が、やはり東君平さんの絵を添えてカラーで載っているらしく、この号もまた探さないといけない。

 16:

 17:間に新書の奥行き的に挟みきれていない「駸々堂の本 きかん・しんかん・きんかん・ごあんない」というチラシが入っていた。

 18:p.34~35ページの絵の、ソファのクッションカバーだか膝掛けだかの文字が気になってちょっと調べてみた。「CAMP WHEELER・GEORGIA・WORLD WAR II」と「MIAMI BEACH・1942」と書いてある。前者は、第二次世界大戦中だと1940年から1946年に、軍隊のトレーニングキャンプだったところ。後者も、大戦中に関連することだと推定すると、1942年2月にアメリカ最大級の軍隊訓練所の一つが設置された場所で、幹部候補生や陸軍入隊者の訓練学校だったそうだ。主人公のモリーおばさんが、このようなグッズを持っている理由は、不明。1974年の作品だが、モリーおばさんが使っている電話や掃除機の型から、作品世界は1950~1960年代と推定。物語は、1匹の迷い込んできたうさぎが、子どもを産んで、その子らがさらに子どもを産んで、うさぎでいっぱいになって困る話。うさぎの件が解決したと思ったら、次は猫がやってきたという『リング』みたいなオチ。

 19:岩波文庫が無料配布している(最近はもうしていない?)『読書のすすめ』も好きだが、この冊子も、当時無料配布されたのだろうか。1959年第1刷から1970年10月までに30万冊作ったらしいけど、入手以前には見たことなかった。入手したのは、1967年9月10日発行第11刷。岩波文庫創成期の話や、正倉院にあった壺を用いた平福百穂作のロゴの話、創業者の素朴な人物(岩波文庫が事業として大当たりするとちょっと浮かれてしまうところ)など、興味深く読んだ。100ページで星1つ、星一つあたり20銭という、分かりやすい値段設定が、読者だけでなく、取次や小売店にも大いにうけたとのこと。分かりやすい値付けは、フリマのようなところで出店するにしても大事だなと経験的に感じていた。

 20:ねずおがねずこと出会って、一念発起して、世間を見て回り少々?立派になって、ねずこと一緒になり、家族をつくるまでの話。最後のほう、「これ みんな ふたりのせい……」と二匹揃って言うところが、ちょっぴり愛を感じてじんわりする。

 21:新潟市の西大畑町というところにあり、今はもうない池についての物語。池を中心に人や水の中の生き物や、周辺にいた動物や植物の情報も織り交ぜた、あまり類を見ない形式の絵本となっている。作者は幼少の頃、この池で魚釣りをしていたのだそう。あとがきに詳しいが、調べ物をして、事実が明らかになっていく感覚は楽しい時間だったろうなあと思う。

 22:野生動物保護区での話。密猟者が仕掛けた罠にかかった仔象のトトを、少年スクが助ける。スクとトト、それぞれの成長を描く話。象の頭数も減っていて、23の作品に通じるものがあった。

 23:副題は、絶滅危惧種の数の本、ということで、一見ただの一から十までの数を数える絵本かと思いきや、最後のドードー鳥はもういない=ゼロというショッキングなオチ。巻末の各絶滅危惧種動物たちが、どのような危険にさらされているかの解説があり、先のオチが気の利いたオチだとは到底言えなくなるだろう。ゼロの種がこれ以上増えないように願い、そのような行動を伴って生きていかなければならない。

 24:にわとりや犬猫と花いっぱいの庭や家の裏山のような林など、目が喜ぶような絵本。

 25:中国版のシンデレラなのだが、実際はこちらの方が古く、シンデレラが銀のうでわの西洋版なのだと分かる。アーツというヒロインに対する継母とその娘の仕打ちは非道を極めるが、仙術かアーツも殺されても姿を変えて夫チムアチの元に戻らんとしぶといこと。ハッピーエンドで涙ぐんでしまった。

 26:あったとさ絵本の1巻目。冒頭の一文が「あったとさ。」。仔牛を産んだ佐渡島のある牝牛を、本土へ売りに出したところ、引き離された仔牛かわいさに島へ向かって逃げ出し、そのまま冬の荒海に呑まれて行方不明となってしまう。牝牛を売りに出した家では、その後目に見えないが牝牛が帰って来て仔牛に乳をやっているような気配がある。そのうち仔牛が十分大きくなって、その貧しい家をなんとか助けるようになって、めでたしという話。しかしこれをめでたしとするには、牝牛が飼い主一家に(それまでの牝牛の世話具合等で)心から感謝をしていて、禁忌を破ってまで牝牛を売りに出さざるを得なかった一家の事情を理解していないといけない。牝牛の恨みが描かれないために、そもそもの禁忌の成立事情が不確かなものになっていると思われ、何だか腑に落ちない話だが、神話のようにそういうことがあったとさという事実を丸ごと呑み込むしかないのかな。

 27:行商用。

 28:「かみそりぎつね」と「ばかされずきん」の2話を収録。前者はきつねに騙される人間の話で、人間の子どもがきつねかいずれの化け物だと証明しようと、ぐらぐら煮えたつ釜茹でにしてしまうという凄愴なシーンがあるなど、実に手の込んだ幻術で読むものをハラハラさせる。後者は人間に騙されるきつねの話で、老いたお坊さんの悪知恵と、ちょっと考えの足りないきつねのやりとりや、話の終え方が微笑ましいゆかいな話。両者とも読み応えがあって、ぜひ人にすすめたくなる話だった。

 29:これは嬉しいトゥルンカの未読未所有絵本。

 30:おはなし画集シリーズの1番。2018/2/8入手と同じ第1刷だから、これは行商用に回そう。

 31:おはなし画集シリーズの2番。30と同じく、2018/2/8入手と同じ第1刷だから、これは行商用に回そう。

 32:ヨーロッパ創作絵本シリーズの1番。以前入手したものは初版だったが、今回は1983年2月28日第3刷発行(シリーズの第1巻なので刷りが他巻に比べて1刷分進んでいるのだろう)のもので、両者の違いはというと、第2刷には定価記載¥980がついたことと、裏表紙に選定図書となったことや「読んでもらうなら3歳から 自分で読むなら6歳から」との記載が見られる。さらに、よくよく観察してみると表紙の厚紙の表面にテクスチャーが加わっている。初版はつるつる。初版を手放して、この第3刷を手元に残そう。

 33:ヨーロッパ創作絵本シリーズの34番。以前入手したものは初版だったが、今回は1983年2月28日第2刷発行のもので、両者の違いはというと、第2刷には定価記載¥980がついたことと、裏表紙に選定図書となったことや「読んであげるなら3歳から 自分で読むなら6歳から」との記載が見られる。「読んで"もらう"なら〜」と書いてある32などもあり、佑学社内でブレがあるなあと思う(手元にあるヨーロッパ創作絵本シリーズを調べた限り、読んで"あげる"表記が多数派だった)。本作は、ヨーロッパ創作絵本シリーズ全40巻のうちで唯一、背にシリーズ名と第何番かが書いていない本。

 34:ヨーロッパ創作絵本シリーズの15番

 35:ヨーロッパ創作絵本シリーズの9番。

 36:ヨーロッパ創作絵本シリーズの19番。以前入手したものは初版だったが、今回は1983年5月30日第2刷発行のもので、両者の違いはというと、第2刷には定価記載¥980がついたことと、裏表紙に選定図書となったことや「読んでもらうなら3歳から 自分で読むなら6歳から」との記載が見られる。更に、2刷には著者紹介(クルト・バウマンとデヴィッド・マッキー)と訳者紹介(松代洋一)が、扉の一つ前のページに記載されている。クルト・バウマンの著者紹介は、以前入手の『ヨーロッパとアメリカの絵本 解説書 I(ヨーロッパ編)』の『いぬのオヤスミ、だいかつやく』のページでもされているが、本書に記載されている紹介文は、これをもう少し短縮したものになっている。さらに細かいが、初版の出版社の電話番号で(03)291-6155〜7と書いてあって(2刷には〜7がない)、〜7ってなんだろう、と気になっている。内線番号か??

 37:ヨーロッパ創作絵本シリーズの17番。

 38:ヨーロッパ創作絵本シリーズの18番。

 39:ヨーロッパ創作絵本シリーズの6番。

 40:ヨーロッパ創作絵本シリーズの12番。

 41:ヨーロッパ創作絵本シリーズの20番。

 42:ヨーロッパ創作絵本シリーズの14番。

 43:ヨーロッパ創作絵本シリーズの16番。

 44:ヨーロッパ創作絵本シリーズの27番。以前入手したものは初版だったが、今回は1982年12月15日第2刷発行のもので、両者の違いはというと、第2刷には定価記載¥980がついたことと、裏表紙に選定図書となったことや「読んであげるなら3歳から 自分で読むなら6歳から」との記載が見られる。

 45:ヨーロッパ創作絵本シリーズの39番。

 46:ヨーロッパ創作絵本シリーズの29番。童話屋からの再刊版あり。以前入手したものは初版だったが、今回は1983年2月28日第2刷発行のもので、両者の違いはというと、第2刷には定価記載¥980がついたことと、裏表紙に選定図書となったことや「読んであげるなら3歳から 自分で読むなら6歳から」との記載が見られる。

 47:ヨーロッパ創作絵本シリーズの26番。以前入手したものは初版だったが、今回は1983年2年28日第2刷発行のもので、両者の違いはというと、第2刷には定価記載¥980がついたことと、裏表紙に選定図書となったことや「読んでもらうなら3歳から 自分で読むなら6歳から」との記載が見られる。

 48:ヨーロッパ創作絵本シリーズの30番。

 49:ヨーロッパ創作絵本シリーズの7番。飢饉に襲われた高い城壁で囲われた町で、書記が宝の地図を見つけ出したので、船を造り、12人の船員で宝を回収してくる旅へ出るのだが、宝を前にして現地で船員同士の争いごと起こってしまう。そのうち一人の船員が泣きながら町へ戻る、その船員の持っている袋の中を覗いた人は皆、事件のことを知って涙が止まらなくなる。町中の人人が際限なく泣くので涙の洪水で、門が閉じられた城壁に囲まれた町が沈みそうになるが、泣いていない残りの一人だった市長まで泣き始めると、町中の人の同情が報われ洪水が引き、宝が町のものになって、基金から救われる、という話。市長が泣き始めたときが、町の命が尽きるのではないかという最大の緊張の場面で、心を揺さぶられる。カラフルで、幾何学的なセンスが光る部分もありつつ、素早い筆で自由闊達に描かれたような絵。

 50:ヨーロッパ創作絵本シリーズの4番。プロジェクトアノからの再刊版あり。入手済なので行商用。2018/2/8に入手したのと同じ1981年8月10日第2刷発行のもの。

 51~55:

 56:98人目に川上澄生が採り上げられているのが嬉しい。

 57:49と同じ本が同日に入手できるとは驚いた。こちらは行商用。2018/2/8入手のものと同じ1981年7月31日第2刷発行のもの。

 58:再版。ネットの画像を探すと、初版と再販で、少し表紙デザインが改変されている。このシリーズ、全8巻あるらしく、ぜひ全て集めたいと思う。監修者の姓は、和歌森。

 59:吉野弘『遊動視点 くらしとことば』思潮社の後半部分を文庫化したものだそう。前半部分は同じ文庫から出ている1冊が該当するのだろう。2023/3/30読了。p.58、"中学卒業後、私は地元酒田の石油会社に就職したが、東京から疎開して会社に勤めていた人の中に小倉真美(おぐらしんび)さんという方がおり、「この戦争は必ず敗ける」と話してくれた(小倉さんは敗戦後、東京に帰り、中央公論社科学雑誌「自然」を編集された)。そしてその通りになった。"。p.128~129、辞典というもの、という小エッセイで、"たけ[茸] 《タケ(長)と同根。高くなるものの意》"のことが書いてある。私も、語源のことなど調べてハッとする発見が得られたりするのが面白いので、同じ面白さを著者も感じていると知って、大いに親しみを感じた。p.137、"辶"の旧字は、"彳"と"止"の合字で、それぞれ"少し歩く"と"止まる"の意味で、歩いては止まり、止まっては歩く、それで「行く」「疾走する」の意味になるそうだ。ということを知って、今、躑躅(てきちょく)という字の反対だなと思って、てきちょくを調べてみたら、行の字を左右で分解した「彳亍」という熟語で、てきちょく、と読むことを知った。「彳」は左足、「亍」は右足の表し、 意味は、たたずむこと。また、行きつもどりつすること。だそう。驚いた。

 60:傑作絵本。男の子ウイリアムについてきた迷子のこねこを交番に届けたところ、3人から猫の捜索願が出ていて、それが皆同じ猫だったというところが、まず論理的であることの面白さが巧みに出ていた。その後、その3人全員が引き取りを遠慮してウイリアムのこねこになったのだが、そのこねこが子どもを3匹産んで、3匹それぞれ特徴から先の3人にこねこを渡す。誰にどのこねこを渡すかが、パズルのようで、そこにまた論理的な面白さがある。収まるところに収まる、そうでなくちゃという納得感が心に広がる。

 61:

 62:著者は森枝卓士(たかし)氏の弟に当たるそうだ。スペインのバルセロナでクリスマスの人形として売られている「カガネー」という「ウンコをしている人」という意味の人形に興味を持ったことを発端として、トイレや便の処理について、さまざまに調べた報告書的絵本。昔、飛行中の飛行機からは、おしっこやらうんこがポイ捨てされていると信じていたのを思い出した。高高度から撒き散らすので、地上にいる自分たちに当たるころには、微粒子になっていて降りかかっても分からないのだと思っていた。1965年のジェミニ7号という宇宙船内での、おしっこが袋から漏れてしまった話には、笑ってしまった。

 63:直訳すると『古い歌と舞踏曲』という題で、それらの楽譜と歌詞とがブーテ・ド・モンヴェルの素晴らしい絵で囲われて紹介されている。