yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計7773円。

 

a)ブックオフ徳島阿南店にて。

1・井尻正二・文、金子文蔵・絵『ぞうの花子』築地書館 ¥108

2・黄島点心『黄色い悪夢』リイド社 ¥108

 

b)ブックオフonlineにて。

3~6・たなか亜希夫『Glaucos 1~4』講談社 各¥128

7・吉田保・編集『フリースタイル 38 デーヴィッド・マークスインタビュー interviewed by 鏡明』フリースタイル ¥649

8・トニー・ケンリック、上田公子訳『マイ・フェア・レディーズ』角川文庫 ¥108

9・フリーデリーケ・マイレッカー、アンゲーリカ・カウフマン・絵、三浦美紀子訳『ミニ・サウルス ズィンクレア・ゾフォクレス』草土文化 ¥498

 

c)suruga屋にて。

10・トニー・ケンリック、上田公子訳『リリアンと悪党ども』角川文庫 ¥150

11・トニー・ケンリック、沢川進訳『チャイナ・ホワイト』角川文庫 ¥150

12・目取真俊『虹の鳥』影書房 ¥1000

13~15・岡崎英生・作、上村一夫・画『悪の華 1~3』けいせい出版 セットで¥3800

16・『Weekly漫画アクション 1971年5月27日号』双葉社 ¥690

 

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 あわび祭りという海辺のイベントに行った帰りに、久しぶりのa)へ。たまに良い絵本がある。b),c)は、最近届いたもの。

 1:新・どうぶつの絵本シリーズというシリーズの1冊。旭川動物園にいた花子という象の話。足がクル病になってしまい、剥製にしようとしたところを、剝製師の献身的な介護やリハビリによって歩行できるようになった。しかしその後、また足を骨折するなどトラブルが連続する。タイ生まれの花子には、北海道の寒さはきつかったろうなあ。

 2:漫画に詳しい知人が薦めていたので試しに購入。グロテスクな悪夢的作品が多いが、全体に勢いがあり創作にかける情熱を感じさせる。巻頭の「断末夢」が最も恐ろしい。

 3~6:フリーダイビングに取材した漫画。伊良部島のゲストハウスの本棚で見つけて知った作品。映画『グラン・ブルー』を観てみたい。フリーなんとか、というスポーツ、競技には、思想面が強調されることが多いように思うが、ダイビングでもやはりそうなのだと思った。物語は、独特の終わり方をするが、『軍鶏』なんかを読んでいても、この作家の作品は、主人公はいつも物語に沿う存在ではないと気づかせてくれるように思う。脾臓についての実際の研究成果などを取り入れてある。

 7:1970年1月15日号の『週刊漫画アクション』に掲載された上村一夫「俺とお前の春歌考」の第8回を再録しているというので、取り寄せたA5版の雑誌。その再録ページの頭に同作品をフリースタイルより刊行予定とあるので期待しているが、これを書いている時点で2年7ヶ月も経過しているので、頓挫しているのかなとも思う。

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 11:

 12:2019/7/12読了。暴力描写がえぐくて、読むのが辛かったが、カツヤが比嘉に暴力でしばられるように、気づけば私もこの小説の暴力に依存するような感じで読み進んでいた(p.76の"自分を傷つけた相手に対する、一見奇異に見える行為が、しかし、カツヤにはよく理解できるような気がした。"を連想している。)。この小説の暴力は、沖縄の女性たちがこれまで(そして今でも続く)米軍にされた暴力に対して突きつけられるものだと感じた。p.191の"だが必要なのは、もっと醜いものだと思った。少女を暴行した三名の米兵たちの醜さに釣り合うような。"。この一文を、小説の形にして突きつけている。

 13~15:2019/7/28読了。日本を支配する闇の華道団体の話。これまで読んだ上村一夫作品の中でも突出した無茶苦茶な設定で、再読するには相当な体力を要しそう。蘭之助というふにゃふにゃでない男性キャラクターが全体にわたって出てくるのは、上村作品では珍しい(岡崎英生原作だからというのはあるが)。

 16:阿久悠・作、上村一夫・画「ジョンとヨーコ」のNo.5「とてもシャーなヒコーキ野郎」掲載。