yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計2768円。

 

a)古本ほん吉にて。→初入店。

1・得田之久・作『ありのぎょうれつ』童心社 ¥100

2・マージョリー・ワインマン・シャーマット・作、マーク・シモント・絵、光吉夏弥訳『ぼくはめいたんてい きえた犬のえ』大日本図書 ¥100

3・三橋節子・作、鈴木靖将・補作『雷の落ちない村』小学館 ¥300

 

b)古書ビビビにて。→初入店。

4・村岡栄一『みずわり一杯の物語』双葉社 ¥600

5,6・石森章太郎『太陽伝(上・下)』潮出版社 各¥100

7・佐藤まさあき『野望 殺戮への序曲』日本文芸社   ¥200

8,9・矢口高雄『はばたけ!太郎丸 全2巻』講談社 各¥100

10・又吉直樹編『又吉直樹マガジン 椅子』ヨシモトブックス ¥1018新本

 

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 年内の最終営業日のb)でライブがあり行ってきた。ライブ開始前にa)へ寄った。a)では時間がなかったために、店頭の均一のみをじっくり見た。その前には、夕食を茄子おやじというカレー屋さんで食べたのだが、この店名は、黒田硫黄『茄子』に因るものだと思われる。また、そのカレー屋に行く途中、「トロワ・シャンブル」という喫茶店があって、その店に由来した同名の曲を世田谷ピンポンズが歌っている。喫茶はしなかったけど、ちょっとした聖地巡礼気分となった。ということで、b)での世田谷ピンポンズライブを見た後に、CDを買ったので、一応ここにも書いておく(世田谷ピンポンズ『スノウライトヨコハマ』¥500,世田谷ピンポンズ『ラヴ』¥1650)。

 1:ありの行列を目で追いかけて、その行列ができた原因である青虫にたどり着き、ありたちがせっせと青虫を運ぶ話。わっしょいわっしょい、せっせせっせ、というリズム感のある科学絵本。

 2:新装版。シリーズ第1作。黄色い部屋の登場はおそらく「黄色い部屋の謎」を踏まえたものだし、古今のミステリをよく知っていれば、あちこちに作者の遊びが隠されていそう。印刷が肝となるトリック。短いながら気が利いていて、もっとシリーズ全体を読んでみたくなってきた。

 3:

 4:スナックを始める母とそれを手伝う娘の話。大事に読みたくなる味わい深い連作短篇集。酒や酒場の本は結構好きで集めているので、その中でもいい作品に巡り会えて嬉しい。「酒を飲みながら見た女の人たち」という巻末エッセイで、気に入りのスナックのママの紹介がされていてちょっと面白く読んだ。

 5,6:幕末舞台の作品。

 7:1巻完結の漫画かと思いきや全7巻完結の作品だった。巻数が本の裏側に野望マル1とこっそり書いてあるだけなので、分かりにくい。貴種の血を引くがどん底状態の主人公が、そうなった原因である男と男の会社に復讐、乗っ取ろうという野望を追いかける話。ものすごい勢いがあって最後まで一気読みしたいところ。電子書籍でなら比較的簡単に読めそうだが、さてどうするか。

 8,9:リンク先は全1巻のもののようだが、購入したのは昭和52年1月と2月に出た全2巻のもの。鷹匠の少年の話。豊かな自然が破壊されていく現代に警鐘を鳴らす作品。

 10:新本。世田谷ピンポンズが寄稿していることから、彼の通販サイトで知った雑誌。目当ての世田谷ピンポンズのページは、「ハイライト」という曲の歌詞がおそらく直筆で書いてあるページが1枚あるのみ。雑誌中央の又吉氏の文章はさすがに上手くて読ませる。小説もきっと読ませるのだろうなと思わせた。新宿のベルクで呑みながら読んでいたのだが、ベルクの木製の椅子も座面の曲面がうねうねした印象的な椅子だった。