yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計770円。

 

a)ブックオフ徳島川内店にて。

1・ロバート・C・オルドリッジ、服部学訳『核先制攻撃症候群 ミサイル設計技師の告発』岩波新書 ¥110

2・マリオン・ジマー・ブラッドリー、中村融訳『ダーコーヴァ年代記 惑星壊滅サービス』創元推理文庫 ¥110

3,4・マリオン・ジマー・ブラッドリー、古沢嘉通訳『ダーコーヴァ年代記 ハスターの後継者(上・下)』創元推理文庫 各¥110

5,6・マリオン・ジマー・ブラッドリー、浅井修訳『ダーコーヴァ年代記 禁断の塔(上・下)』創元推理文庫 各¥110

7・マリオン・ジマー・ブラッドリー、中村融/内田昌之訳『ダーコーヴァ年代記 ストームクイーン(上)』創元推理文庫 各¥110

 

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 八十八番札所の門前のうどんを食べてみたくて出かけた帰りに、a)へ寄ってみた。原子力放射能に興味のあった人と、スペースオペラ全盛時代に直撃した世代の人の、二人(もしくは二人は同一人物かもしれない)の売った本が充実していて、それらの中から以下の本を買った。

 1:ロッキード社の元社員が書いた本。なかなか刺激的な題なので気になって購入。

 2:紙魚の手帖34が挟まっていたので購入。巻末に、山本孝一「愛しきスペース・オペラたち ハミルトン・ファンのためにとっておきのはなしをひとつ」という3段組4ページに亘る記事と、鳥居定夫「五○年代SF雑誌III Other Worlds, Imagination Imaginative Tales」という3段組4ページに亘る記事が掲載されている。2024/3/E売却済。

 3,4:上巻に、紙魚の手帖37が挟まっていたので購入。上巻の巻末に、鳥居定夫「五○年代SF雑誌8 五○年代SF作品集目録 ベスト20」という3段組5ページに亘る記事があるのと、その前のページに、付録として「<ダーコーヴァ年代記>七代家系図」を掲載。紙魚の手帖の挟まれていない下巻を購入したのは、両者を別れ別れにさせるのが忍びなかったのもあるが、上巻の巻末に、鳥居定夫「五○年代SF雑誌9 五○年代SFペーパーバック出版について バランタイン・ブックスとエース・ブックス」という3段組7ページに亘る記事のも理由。この上下巻は、ネビュラ賞候補作だった。ともに2024/3/E売却済。

 5,6:上巻に、紙魚の手帖39が挟まっていたので購入。下巻を購入したのは、両者を別れ別れにさせるのが忍びなかったという理由もあるが、巻末に「大森望アメリカSFの旅 第45回世界SF大会 '87.8.27~9.1 コンスピラシイ'87(ブライトン)」という3段組10ページに亘る記事があったのも理由。下巻には、また、ダーコーヴァ年代記用語一覧が掲載されている。この上下巻は、ヒューゴー賞候補作だった。ともに2024/3/E売却済。

 7:紙魚の手帖40が挟まっていたので購入。この下巻は棚になかった。2024/3/E売却済。

今日買った本

■今日買った本。計411円。

 

a)ヤフオクにて。

1・『週刊漫画アクション 1981年8月20日号』双葉社 ¥411

 

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 先日落札した本が本日届いた。ゆうパケットを追跡するのだが、最初の郵便局での引受の記録以来、配送状況が、到着直前まで更新されないのは、本当に発送が順調なのか分からず、不安になる。逐次更新されないものか。

 1:単行本化されていない上村一夫「リョウの常識」のVol.55「イルカにのって」が読める。

今日買った本

■今日買った本。計1530円。

 

a)suruga屋にて。

1・真崎・守『ジロがゆく 1 シリーズ現代まんがの挑戦1』三崎書房 ¥200

2・真崎・守『ジロがゆく 2 シリーズ現代まんがの挑戦2』三崎書房  ¥300

3・やまだ紫『はなびらながれ』青林堂 ¥650

4・ウィリアム・ベックフォード、川崎竹一訳『呪の王 バテク王物語』角川文庫 ¥380

 

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 先日a)に注文していた本が本日届いた。

 1,2:第2回講談社出版文化賞(まんが部門)受賞作。このシリーズ《現代まんがの挑戦》の作品はもれなく読んでみたく思っている。読了。これまで断片的で混沌とした真崎・守作品ばかり読んできたので、この作品の真っ直ぐさにまず意外な感じがしたが、そんな第一印象も物語にすぐに深々と引き込まれることで忘れてしまい、夢中で一気読みした。二点思うところがあって、一点目は、ジロが田舎への転校生であるところ。どうしても田舎に移住してきた近年の自分の境遇に重ねて読むことになり、今時の考え方ややり方が通じない田舎ならではの、土着の論理の横行、それに対するもどかしさについて、実感を持って共感できた。特に第一部第二章の「こがらしのころ」。もう一点は、中学生の話で、性についての、興味と恐れが綯い交ぜになったような青春時代を実によく捉えているなという点。絵本と大人向け小説の中間の文学(児童書)が日本であまり育たなかったとか流行らなかった、というような言われ方をしていることを数年前に知ったのだが、こういう漫画作品には、中高生に突き刺さるような(と私は思うのだが)見事な実作に触れて驚いた次第。この世界、このような世界を小説で表現できた邦作はどれほどあるのだろうか。あと覚書として、1巻のp.160にジロが、「やめた」の意味で、「やんぺっ」と言っている。自分も小さい時にそんな言葉を使っていたような気がしてとても懐かしかった。

 3:やまだ紫の未読単行本。猫漫画?が4篇、その他女性が主人公の漫画が8篇。巻末に「幸福の不幸」という題の日記のようなエッセイのような2pの文章あり。猫漫画?の「エルビスのカタストロフィー」が笑い話のように思わせておいて残酷な話で、心に突き刺さった。良かれと思って相手にしたことで、その相手を取り返しのつかない状態に追いやってしまう。そういうことが起きうるという恐ろしさ。

 4:既所有の文庫本だが安かったので買ってしまった。行商用かと思ったが、こっちの個体の方が状態が良かったので、こちらを2023/2/12に読了。人を睨むだけで失神させるような恐ろしいバテク王だが、途中小人の娘ヌーロニハルにうつつを抜かし、その間の話が長い長い。もっと何だか神をも恐れぬ悪事やらを読めるものと思われたが、ちょっと見当違いだった。しかし、私には感じ取れなかったが、マホメットの教えに背く行為など、イスラム教徒にはぞっとする描写がたくさんあったのかも。200年以上も前に書かれた小説。著者は金持ちの家に生まれ、建築狂でもあったらしい。自分が建てた城には大きな塔もあって、バテク王やカラチ王母が籠った塔は、こんな感じだったのかなという写真が、Twitterに落ちていた。訳者違いで4つほど出版されているようだから、違う本にそのような著者略歴のもう少し詳しい情報やらがあるのかもしれない。

今日買った本

■今日買った本。計8090円。

 

a)本と文具キダブンにて。

1・読書猿『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』プレジデント社 ¥3080

 

b)suruga屋にて。

2・衣谷遊『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 5』講談社 ¥300

3・山川直人『一杯の珈琲から シリーズ小さな喫茶店』KADOKAWA ¥220

4・おおひなたごう『目玉焼きの黄身いつつぶす? 5』エンターブレイン ¥160

5・白土三平『忍者武芸帳 影丸伝 3』小学館文庫 ¥180

6・萩尾望都『バルバラ異界 3』小学館文庫 ¥200

7・山上たつひこ『続々々々 喜劇新思想大系』秋田漫画文庫 ¥220

8・飯森広一『ぼくのシマイヌ 動物漫画シリーズ傑作選2』集英社 ¥280

9,10・山上たつひこ『光る風 上・下』ちくま文庫 ¥690

11~16・坂田信弘・作、かざま鋭二・画『でんでん虫 1~6』小学館 ¥330

17~19・斎藤次郎・原作、真崎守・画『共犯幻想 真崎守集 もう一つの劇画世界4 上・中・下』ブロンズ社 ¥1700

20・大喜多利哉『Mastodon入門ガイド』ソーテック社 ¥500

21・手塚治虫『改訂版 空気の底(下)』朝日ソノラマ ¥230

 

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 散髪ついでに寄ったa)で、話題の新刊書籍を購入。b)は、2日後の12/7に届いたもので、主に収集中の漫画の欠巻を埋めようとしていろいろ買い漁った。

 1:Twitterで話題になっていて気になっていた本。仕事の昼休み中に読む本にしようと考えている。

 2:シリーズを読みかけていた漫画。各巻読み切りなので、これ以前の巻は既に放出済。スピーディな展開でドラッグのような読み心地。やはり続く作品群も読んでいきたくなる。母子でDNAが完全一致するのだろうか。おそらく否だろう。とすれば、SSTは母のDNAをサンプリングしたということか。

 3:山川直人の未読作品。連作短篇集というか各篇が絡み合うような短篇集で、その関係性をもれなく見つけ出したくなるような、作り込まれた作品。このシリーズはさらに他にも単行本が出ているのだろうか。

 4:収集中の漫画。

 5:収集中の漫画。これで全8巻が揃った。

 6:収集中の漫画。これで全3巻が揃った。

 7:収集中の漫画。

 8:収集中の漫画。これで全3巻が揃った。ご飯粒が10粒くらい、あるページ間に挟まっていたが、そういうこともあるかと受け流せるくらいに、古本の汚れに慣れてきた今日この頃。爪ではがし取っておいた。「生きているハニワ馬」など、実話に基づいていそうな話もあり、どこまでが実話でどこまでが作り話か、気になってくる。絵は子どもっぽいのだが、どの話も、動物に対する人間の身勝手さや、そういった振る舞いをする多くの人間に反して、数少ない動物愛を発揮する人間の尊さが描かれ、ストーリー自体は読み応えあるものだと思う。子どもが自分で読めるときまで、しばらくは手放さずに置いておこうと思わせる。

 9,10:1970年代の漫画・劇画に興味があって、その中でも特に読みたかった作品。

 11~16:どこかのスーパー銭湯だかで1巻だけ読んで面白かったので、全巻通読してみたく思っていた作品。強運だけで成り上がっていく主人公。強運の者は引かれ合うのか、日本政界の裏のバックアップを得たり、アラブの石油王と懇意になったり、調子の良過ぎる展開は、時に収拾がつかなくなり、物語上無理やりな方向転換も目につくし、この作家コンビらしくやはりというか突然賭けゴルフの話になったりして、はちゃめちゃで癖があるが、一気に読ませる力がある。人気がなかったのか、尻切れとんぼで終わってしまうのが残念。もっとどこまでも強運をまっすぐに表現していって欲しかった。

 17~19:9,10のところでも書いたが、1970年代の漫画・劇画に興味があって、これもその中でも特に読みたかった作品。2021/3/17読了。70年安保の闘争の雰囲気はこういうものだったかと思わせる作品。上巻から中巻前半にかけて、共犯者たちの背景が語られる。中巻は彼らの周辺人物の群像など。下巻で、中心人物の心理と謎が明かされる。共犯者たちの背景の語りが抽象的で、それを表現する劇画ならではの技法に圧倒される。何だろう、今の漫画と全く違う。熱く滾るものがあって、しかしよく掴めないのだが、表現そのものの可能性やパワーがぐいぐいと心を押してくる。しばらく時をおいて、再読してみたい。

 20:Mastodonユーザーになったので、何か参考書籍でもないかなと思って検索した結果見つけた本。自前のインスタンスを作れるようになれるかな。2024/1/14売却済。

 21:「ながい窖」という作品を読むために買ったのだが、なんと今回購入の改訂初版では収録されていなかった。Webを調べてみると、初版のみに収録されているそうだ。全体にサスペンスと哀しい人間という存在を考えさせられる作品が揃う。「処刑は3時に終った」は、ジョルノ・ジョバーナのゴールド・エクスペリエンスに殴られて感覚が暴走しているのと同じ効果を、薬で実現している。「ふたりは空気の底に」は、二人に繰り返される悲劇が、次の転生時もまた悲劇で終わるだろうと思わせて、実に冷たい。

今日買った本

■今日買った本。計690円。

 

a)9kにて。

1・コルネリス=ウィルクスハウス・作、リタ=ヴァン=ビルゼン・絵、高村喜美子訳『クリスマスのおくりもの』講談社 ¥580

 

b)ブックオフ徳島住吉店にて。

2・おおひなたごう『目玉焼きの黄身いつつぶす? 7』エンターブレイン ¥110

 

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 せっかくの3連休なのに、中日に宿直の仕事が入ったりで、身動きができなかった。明けの今日、出かけたい気持ちが強かったので、前回来店から少し日の経ったa)へ原付で行ってみることにした。品揃えに変化があって、棚をじっくり見た後、クリスマスの企画棚の中から、1冊購入。b)は、a)からそれほど遠くもないので、寄ってみたもの。前回来店時に目をつけていた漫画を1冊回収した。

 1:自宅の蔵書点検中にリタ・ヴァン・ビルゼンの絵の『いしょうをぬいだおうさま』という本に触れていたので、同じ絵描きの知らない作品だと思って購入したもの。東方の三賢者の話かと思いきや、その三賢者のうちの一人の息子(王子)を主人公とした話にアレンジしてあり、このひねりが読んだことのない話を読みたい私には嬉しかった。息子は、星を追う父の後を追うが、その際に、特に大事にしている3つの宝物を星の下に生まれたというかみさまの子への贈り物として携えていく。しかし、その3つの宝物は、ワイルドの「幸福な王子」ばりに道中の困っている人たちに、それぞれ渡してしまうことになり、手ぶらでキリストの下にたどり着く。レンガのパターンや髪や髭を描く細線に、目を奪われるが、全体として、すっきり見やすくくどさのない絵で、物語の進行を邪魔しない。人を含めた生き物の姿形が丸みを帯びていてるところは、何とも可愛らしい。

 2:収集中の漫画。

今日買った本

■今日買った本。計4800円。

 

a)第2回和田岬一箱古本市にて。

1~5・坂口尚『石の花 全5巻』講談社漫画文庫 各¥200 nagatafolio

6・ウィリアム・コツウィンクル、高木国寿訳『ファタ・モルガーナ 幻影の王国』福武書店 ¥100 full horn

7・大島弓子『四月怪談』主婦の友社 ¥200 riversbook

8・舩大工安行『おでん屋さんが書いたおでんの本』三水社 ¥300 mazaki

9・宮崎駿・原案/脚本、高畑勲・演出『新装版 パンダコパンダ』小学館 ¥600 mazaki

10・住井すゑ/ハタオ・作『空になったかがみ』河出書房新社 ¥1000 tsundoku

11・ジョン・バーニンガム・作、長田弘訳『いっしょにきしゃにのせてって!』ほるぷ出版 ¥700 tsundoku

12・峠兵太・文、太田大八・絵『そらをとぶこめだわら』佼成出版社 ¥500 tsundoku

13・紀田順一郎『夢の中の本』三一書房 ¥400 フラヌール

 

 

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 第2回開催のa)へ。会場の和田岬には、前回の来訪で知った気に入りのパン屋、駄菓子屋、家具屋、銭湯があり、今回は同行者にそれらを紹介するのも目的だった。銭湯以外は行けた。朝、同行者らを兵庫駅発のJR和田岬線にも乗れるよう送ってあげたのだが、ひとり車を運転して和田岬入りした私は、この日が近くのスタジアムでサッカーJ1の試合があってコインパーキングの駐車料金が特定日ということで跳ね上がる日だったことを、しっかりと確認しなかったがために、清算で¥6050(¥550/30分を5.5時間駐車)も支払うはめになってしまった。これほどの失敗はなかなかない。同様に、高額清算が予想される顔なじみの出店者さんがいたので、この事実を教えてあげ、もしかしたら減額できそうな裏技のような情報も伝えておいた。その裏技がうまく機能したら良いのだが、結果どうなったのかは分からない。パン屋で買ったもののなかでは、お土産として買ったラスクが実に計算されたラスクで感動した。駄菓子屋では、中古のダッチオーブンがあったので買った。家具屋では2Fのカフェ部門でランチをし、1Fで椅子とダイニングテーブルを組み合わせて、購入見積もりをしてもらったのだが、結局帰宅して2,3日して、よくよく考えたあとで、ダイニングテーブルはメンテナンス性の悪さや家庭のタイミングの問題で購入を見送ることにし、椅子だけ買うことに決めた。

 1~5:米原万里氏だか佐藤亜紀氏がどこかでおすすめしているのを見かけて以来、何となく探していた漫画。相当、重量級の作品のようだ。

 6:幻想小説らしい。表紙のマイケル・パークス(Michael Parkes)の絵も、妖しげな魅力を醸し出していて、つい手が伸びた。

 7:世田谷ピンポンズ氏が好きで、"大島弓子"が歌の中に出てくることから、彼女の作品をいろいろ読んでみたいと思っているところに、出会った一冊。『GALZ LIFE(ギャルズライフ)』という漫画雑誌に掲載されていた作品を単行本化したらしく、GLコミックスというレーベル?で出ている。冒頭から前半三篇は、登場人物たちの間の恋愛や血縁関係の矢印が過剰で、いつも終わり方が無理矢理の予定調和的で、いまいちな印象だったが、最終篇の「四月怪談」はそうではなく良かった。時限設定によるクライマックスの盛り上がりと意外な解決策が、ドキドキハラハラを大いに催した。p.172の失われていく思い入れのある場所についての会話は、世田谷ピンポンズの「名画座」という曲で歌われているものと同じで、この作品にインスパイアされてできた歌詞なのかなと勝手に想像している。

 8:

 9:同行者が泣いてねだった本。

 10:ブッキングから復刊されているらしいが、今回入手はオリジナル版。住井すゑとの絵本集の第5巻に相当。古代エジプトみたいな雰囲気の仮想の土地を舞台にした物語。アーボ王国という国があって、そこに双子の兄弟王子が生まれた。分け隔てをしない王は、彼らに右のアーボ王国と左のアーボ王国をそれぞれやるが、王が亡くなると双子の王子は互いにいがみ合うようになり、終いには武力衝突に至る。右の王は右のページに描かれ、左の王は左のページに描かれるなど、わかりやすい構図が効いている。両者の剣がぶつかり合うシーンの絵は、よく見ると絵を描いた紙が引き裂かれている。王さまというのは身勝手なもの、というのが教訓。

 11:寝ようとしている子どもが、夢の中で汽車に乗る。すみかを人間に追われた動物たちが、汽車に一緒に乗せてってとせがむ。人間たちがしてきて、今もなおしている環境破壊という事実が盛り込まれている。北極熊を乗せた後に雪が降ってきたのは、白熊(のぬいぐるみだと思う)が冷蔵庫の前に落ちていたから、というところなど、夢が覚めて、何となく謎が解けているような仕掛けが、くすっと笑える。

 12:新潟県の伝説だそう。たいちょう(泰澄)としゃみ(沙弥、これは仏門の修行僧の呼び名)ん二人が、よねやま(米山)の山頂に薬師堂を建てようとする。泰澄は、薬師様を木彫りする。寄付を集めるのが沙弥の担当で、沙弥は米山山頂から術を使ってお鉢を飛ばし、海をゆく船から寄進を募るのだが、寄進をしないと罰を与えるという、ちょっと脅迫的な寄進集めになっているところが面白い。寄進を拒否した海賊が、お鉢の術に負けて、しまいには海賊の長が改心して建立したお寺で寺男をするというハッピーエンドな話。

 13:紀田順一郎が「半生の読書歴を整理しようと試みた」回顧的なフィクションみたいで、面白そうに思ったので購入。

今日買った本

■今日買った本。計0円。

 

a)中野島公民館にて。

1・アラビアン・ナイトより、建石修志・文/絵『ふしぎなもくば』世界文化社 ¥0

 

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 a)の公民館にて、とあるワークショップがあって参加した折に、参加者から無料で差し上げますという絵本があったので、その中から1冊もらってきた。

 1:建石修志氏の絵が拝めるということで、いただいた1冊。右耳を引っ張ると飛び、左耳を引っ張ると降りてくる、魔法の木馬にまつわるお話。ある王子のものだった木馬が、隣国の悪い王様が、王子の婚約者を木馬ごと盗んでいってしまう。それを取り戻すまでの話。悪者とまぬけの類の登場人物の目は、それらしく描いてあるが、一方で、婚約者の目がどこかうつろというか、感情や性格をわかりやすく伝えてくれるような感じでなく描かれている。そのせいで、王女の心理を訝しむように、その目をじろじろと見てしまう。

今日買った本

■今日買った本。計2630円。

 

a)秋のTOECまつりにて。

1・伊勢達郎『のびやかに自分になる 2』TOEC幼児フリースクール ¥1000

 

b)品品堂(web shop)にて。

2・世田谷ピンポンズ『都会なんて夢ばかり』岬書店 ¥1630

 

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 昨年も行ったa)へ。たらふく美味しいものが食べられるお祭りで、今回もとにかくいっぱい食べた。フリマ的な出店者もいて、定期刊行物扱いの絵本の出品などもありちょっと気になったものもあったが、見送った。b)は翌日に自宅に届いたもの。注文してから発送までがとても早かった。ありがたい。

 1:1号を読了したので2号を入手。

 2:「世田谷e.p」という名の6曲入りのミニアルバム付きの、エッセイ集。2020/11/16に読了。センチメンタルなエッセイ集で、主に大学生から暮らし始めた東京在住時代のことを綴っている。「世田谷e.p」のなかで唄われている内容の解説になるような話や、過去のCD作品に収録されている曲にまつわるエピソードなど、世田谷ピンポンズファンにはたまらないというか勉強になるというか、そういう内容だった。進学のレールに乗って就職までした自分と比べると、ここに綴られている不安定な生き方・行き方には健気な勇気があって、どんなに弱音を吐いても実は潰れきってしまわないしぶとさを感じた。ミニアルバムは、発表済みの(簡単に入手できる)過去のCD作品に比べると、剽軽さやおとぼけ感がほとんどなく、最も暗くセンチメンタルな作品という印象。もう少し聴き込んでから、歌詞に目を通してみたいと思っている。

今日買った本

■今日買った本。計2468円。

 

a)ブックオフonlineにて。

1・ローランス・ドラビー・文、ミッシェル・ドーフレスヌ・絵、広川貴子訳『ほうきはわがとも』新世研 ¥650

2・長谷川潮『児童文学のなかの障害者』ぶどう社 ¥1400

 

b)ヤフオクにて。

3・フィリップ・デュパスキエ・作、見城美枝子訳『おとうさん、お元気ですか…』文化出版局 ¥618

 

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 a)に注文していた本だが、2は、2日前に届いて、1は本日届いた。発送元が異なると、そういうことになるようだ。今回のような場合は私には初めてのことだった。b)は2日後の11/3に届いたもの。

 1:訳者は、ひろかわたかこ、と読む。新世研主催の絵本翻訳コンクールで優勝したかただそう。都会の路上で働いている孤独な黒人掃除夫が、ある日子どもの手袋が落ちているのを見つけた。他力に頼って落とし主を探そうとするが、相手にしてもらえず、結局は自力で落とし主を見つけ、落とし主の少年と友だちになるまで。用務員絵本ということで、共感できる。地味で注目されないが、大変な仕事。大変なんだということについては、数日やって分かることがあり、1年通してやってみて分かることがある。だから数年やって分かることもあるだろうと思う。少しも想像しない人には、決して分かることはないだろう。

 2:障害者と社会の関係などに興味があり、『どんぐりの家』などの作品に最近触れて、ますます興味が湧いてきている中で、気になって買った本。著者は図書館職員のかただそう。

 3:各ページ見開きで、船乗りのおとうさんに宛てた娘が書いた手紙を本文とした絵本。上三分の一が、その頃のお父さんの様子を絵にしたもので、下三分の二が、自宅の内外にいる娘やその家族や友だちの様子の絵にしたもの。同じ時間の違う場所の様子を比べる構図で、最終的にお父さんが帰宅して、同じコマに抱き合う2人が収まるのが感動的。漫画っぽい作品で、コマの枠線もどうやら手書きだ。

今日買った本

■今日買った本。計5430円。

 

a)ほんのわいちat十輪寺にて。

1・ジャック・ロンドン、辻井栄滋訳『ジョン・バーリコーン 酒と冒険の自伝的物語』現代教養文庫 ¥100 booksまや

2・谷川雁『工作者宣言』中央公論社 ¥100 booksまや

3・都筑道夫・編『幻想冒険譚 魔女の誕生』新人物往来社 ¥500 booksまや

4・Pippo・編『一篇の詩に出会った話』かもがわ出版 ¥1980 mask

5・ミハイル・ブラートフ・再話、出久根育・文/絵『マーシャと白い鳥』偕成社 ¥200 nyannyanパーク

6・松村武雄・編、大貫良夫/小池佑二・解説『マヤ・インカ神話伝説集』現代教養文庫 ¥50 ゆめや

7・ヤマモトケイスケ『ケンタッキーのぼうけん 5 ショータッキー・ケンタッキーのパラレルストリート』自転プレス ¥600

8~10・『京都ワッチャー バックナンバー10部詰め合わせセット』 各¥200

11・エリカ・シルバーマン・作、S・D・シンドラー・絵、おびかゆうこ訳『おおきなかぼちゃ』主婦の友社 ¥700 bibli

 

b)町家Tentofuにて。→初入店。

12・金尾恵子・作『あそぼうよ』福音館書店 ¥300 花森書林

13・さいとゆふじ・作/絵『これはなに?』福音館書店 ¥300 花森書林

 

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 ●書きかけ。b)は、新しくできたお店で、同行者が高砂市街の観光地図を見ていて、見つけてくれた。「まちの古本屋通り」と題して、花森書林、K文庫、bookcafeされど…、本と。の4店舗の古本が販売されているのと、店として新刊絵本を取り扱っている。ピーター・コリントンが並んでいたのが、嬉しかった。この日のギャラリースペースでの展示も面白く、ハンペルマン人形作品(紐を引っ張ると手足が動いたりする動きを楽しむおもちゃ)と、職人の作る椅子を展示していて、どちらも強く興味をひかれて鑑賞した。椅子職人の作るおばあちゃんのために設計された椅子が座り心地が良くて、購入しようかどうか迷い始めたところで、当の職人がギャラリーに戻ってきた。驚いたことに、その職人と私は、なんと同じ靴を履いていた。これは購入しろという運命の声かもしれないと思い、後日、職人のアトリエへの訪問をしようと企んでいる。

 1:ジャック・ロンドンセレクションのうちの1冊で、この巻を目にするのは初めてのような気がして、珍しく思ったので購入。

 2:帯とカバー袖に鶴見俊輔氏の評が載る。新書サイズの詩人谷川雁によるエッセイ・評論集。

 3:秋吉巒(あきよしらん)のSF的カバー絵が素晴らしく、また、幻想冒険譚というフレーズも『類推の山』などの興奮を再び味わえそうだと思って手に取った。

 4:

 5:a)のイベントで歌っていたので昨年知ったアーティストが、今回も来ていたので、その方からこの本を買った。2006年に第11回日本絵本賞大賞受賞した作品。ロシア人のブラートフは再話の原作者で、実質は、チェコ在住の作家である出久根育の作品となっているのだが、絵柄がチェコとかリトアニアの作家っぽい感じがして、まさか日本人による絵とは思わなかった(本書を手に取った瞬間はブラートフという人が絵を描いたのだろうと勘違いしていた)。マーシャという女の子が、ババヤガーの眷属である白い鳥たちにに連れ去られてしまった弟のワーニャを取り返す話で、「三枚のお札」のような民話になっている。というのは、ワーニャを居どころを尋ねていく道中に、3つのスポットがあって、そこでそれぞれ親切をしてあげた結果、ワーニャを取り戻して白い鳥から逃げる際に、それぞれの場所で助けてもらうことになるから。その2番目に登場するりんごの木が、これまで見たことのある絵に描かれたりんごの木のなかでも特に不思議なりんごの木で、実が生りすぎて、枝葉の全く見えない実だらけで幹をしならせている(あ、でもよく見るとわずか数枚の葉っぱが見えている)。魚のような冷たさを持った感情のない目をした白い鳥の群れについては、迫力ある怖さを感じる。白い鳥は、幸せの使いだったり、清純な役どころが多そうだけど、それをネガティブな役どころで使うところが、不条理というか常識の通じない、理解の及ばないものたちに感じる恐怖心を喚起するのかもしれない。ババヤガーの独特のすみかは、絵描きの創作によるものと思ったが、あとがきによると伝説に従った絵にしているようだ。ワーニャが持ち帰った金のリンゴは、何か魔法のリンゴなのだろうか、説明がなく最後まで気になるところ。

 6:教養文庫から出ている神話伝説集はさまざまあるが、このマヤ・インカ神話伝説集はあまり見かけないように思う。ちょっと毛色の違う話が読めるかなと期待している。

 7:

 8~10:

 11:調べるまで気づかなかったが、絵を描いたかたは、村上春樹訳の『空飛び猫』シリーズの絵を描いたかただった。ロシア民話の『おおきなかぶ』の話を、ハロウィンのかぼちゃに替えて、登場人物を魔女やおばけにしたもの。吸血鬼やミイラのかぼちゃの引っ張り方が、どこか変だなと思っていたが、ちゃんと本文を読むと、かぼちゃのつるを引きちぎりたかったようだ。かぶは抜こうとするけれど、かぼちゃは最初から地上に出ているので、つるを引きちぎろうとするものだったわけだ。『おおきなかぶ』の読み方に引きずられて、かぼちゃ版の素直な読み方ができていなかった。

 12:年少版・こどものとも127号のペラペラ版で、「絵本のたのしみ」という折り込みふろくまで挟まっていたのが嬉しい。精密な絵を描く、特に毛並みの表現・描写が素晴らしい、金尾恵子さんの未読絵本。ふろくの作者紹介欄に顔写真が載っている。「おかあさんとおねえさんとあかちゃんとぼく」から成るニホンザルの一家のぼくが主人公の話。配置や体の大きさ、言葉などから総合的に判断すると、画面のサルが、あかちゃんサルだなとか、ぼくだな、という風に判別できるようになっているので、どこまで読み解けるかを読み手に試す面白さがある(が判別を強いてはいけないと思う。ふとこれがおかあさんサルだね、という風に言い出すのを待つのが良いと思っている)。ぼくとそのともだちサルがみんなで遊んだり逃げたりするシーンは動画のように全体的な動きがよく伝わってきて、観察の賜物なのだろうなと感心する。

 13:、1985年10月1日発行の、年少版こどものとも103号のペラペラ版。

今日買った本

■今日買った本。計220円。

 

a)ブックオフ阿南店にて。

1~2・城アラキ・原作、長友健篩・漫画『シャンパーニュ 1,2』集英社 各¥110

 

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 日中に、とある園のイベントが終わって、スーパー銭湯で汗を流した後、回転寿司を食べて、さああとは帰って寝るだけだというタイミングで、a)の店が近所にあることを思い出し、せっかくなので寄ってみた。

 1~2:城アラキ原作のシャンパンをテーマにした漫画が出ていたので確保。全2巻。ファンタジックな終わり方をしたので、読了後はまず、ぽかーんという印象だが、翌日から何だか無性にシャンパーニュを呑みたくなってきた。シャンパーニュの種類は、それほどないはずで、この漫画で、ほとんど網羅されているのではないかな。

今日買った本

■今日買った本。計0円。

 

a)why?にて。

1・Eric Shanes『TURNER The Great Watercolours』ROYAL ACADEMY OF ARTS ¥0

 

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 記事のタイトルと少々マッチしないのだが、a)では無料でいろいろなものをもらって帰ることができる。今日も1冊欲しくなるような本があった。

 1:2000~2001年にロンドンで開催された展覧会の図録。ターナーの主要作品がカラーで拝める。

今日買った本

■今日買った本。計3249円。

 

a)ヤフオクにて。

1・読売少年新聞部・編『よみうりどうわ7 浜田廣介・伊藤永之介・北畠八穂・小田嶽夫ほか』盛光社 ¥1200

 

b)ブックオフonlineにて。

2・東君平『おはようどうわ3 イチゴのにおい』サンリオ ¥200

3・ロバート・タロン・文/絵、山本けい子訳、阿部公洋・表紙『でかとちび1 ともだちばんざい』ぬぷん児童図書出版 ¥300

4・ロバート・タロン・文/絵、山本けい子訳、阿部公洋・表紙『でかとちび2 のみさんおおてがら』ぬぷん児童図書出版 ¥200

5・ロバート・タロン・文/絵、山本けい子訳、阿部公洋・表紙『でかとちび3 おさかなのかち』ぬぷん児童図書出版 ¥300

6・藤田千枝『人間の知恵4 メガネのはなし』さ・え・ら書房 ¥299

7・ピーター・ダニエル・スワート・文、ニッキィ・ジョーンズ・絵、宮本正興訳『欲ばりのセブグググ』河出書房新社 ¥750

 

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 先日a)で落札した本が、本日届いた。b)は、翌日に届いたもの。

 1:滝平二郎・絵の短編多数の巻。赤坂三好の装画もとても良い。

 2:"おはよう"どうわ、だけど、寝る前に一篇ずつ読むのにちょうど良いので、手元の欠巻を取り寄せた。帯付で、この巻の帯文は同解説も書いている辻仁成

 3:カバー袖によると、作者は、有名なデザイナーでテレビCMやタイムズの表紙を描いたこともあるという絵本作家だそう。今回のちびちゃんは、地中に住む芋虫で、でかちゃんは鳥。でかはちびを騙して、食べてしまおうとするが、ちびはおなじ芋虫の友だちの力を借りて、悪いでかの手から逃れる。でかも友だちがいれば、さらにちびたちの上手を行って、おいしいえさにありつけたかもね。

 4:蚤の夫婦ぴょんたとぴんこが、あるお宅の小心者の番犬の体に引っ越すところから物語は始まる。そのお宅に泥棒が入ったのに気づいたぴょんたとぴんこが、番犬の耳を噛んで番犬を暴れさせることで泥棒を驚かし、泥棒を追い出す。それからは立派に自信満々の番犬となり、蚤の夫婦も末長く幸せに暮らす、という話。蚤のキャラクターが、あまりかわいらしくない姿で描かれていて、ちょっと気持ち悪いが、ミクロな視点とマクロな視点とを行き来する画面と物語は良かった。物語としては3~5の中では、最も好み。

 5:池に住んでいる黄色い小さなお魚のきいちゃん。どらねこごんたに騙されて、食べられてしまいそうになるが、もっと大きな魚がいるところを知っているよとはったりをかましたところ、まんまとごんたを騙し返し、逃げ出すことに成功する話。ごんたの表情が、かなり人相(猫相?)悪く描いてあって、迫力がある反面、きいちゃんに最後してやられた場面では、ちょっとひょうきんな表情を見せてくれて、ギャップに笑う。

 6:

 7:世界の民族絵本集として、全10巻のシリーズ南アフリカ共和国

今日買った本

■今日買った本。計420円。

 

a)余白文庫にて。→初入店、本購入無し。

 

b)ブックオフプラス鴨島店にて。

1・キャサリン・ホラバード・文、ヘレン・クレイグ・絵『アンジェリーナとおまつり』大日本絵画 ¥210

2・きどのりこ・文、鈴木靖将・絵『ざしきわらしと白い馬』トモ企画 ¥210

 

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 三好市のうまいさぬきうどん店「さぬきや」へ行く途中に見かけた「箸蔵とことん」という商業施設に立ち寄ったら、a)を見つけた。本を寄贈して、その寄贈した冊数だけ架蔵の古本を持って帰ることができる、という本の交換を楽しめる場所。偶然に見つけたものだから、交換できる持参本がなくて、棚を見ただけだったが、少し欲しい絵本があったので、次の機会を狙おう。b)は帰りに寄ったもの。時間がなく絵本棚だけしか見れなかったが、さすがに1年以上ぶり(のはず)の来店なので、欲しい本が見つかって良かった。

 1:ねずみのアンジェリーナは、シリーズで相当数出ているようだが、しかけ絵本ではない大日本絵画の絵本は、なかなか古本でお目にかかることがないので、今回初めての入手となる。春になって、おまつり、すなわち移動式遊園地がやってくるが、足手まといに感じる弟の面倒をみながらおまつりに行かないといけないアンジェリーナは、少しいらいら。弟が迷子になり、やがて見つかってからは、反省して優しいお姉さんとして振る舞うようになる。ねずみの国のメリーゴーラウンドは、木馬ではなく木猫にまたがる。

 2:きどのりこ、は、城戸典子、と書く。遠野の昔話。村を飢饉(作中では、けがつ、と書いてある。「け」は「食う」が訛って「食(け)」、「かつ」は飢(かつ)えるの「飢(かつ)」または「渇(かつ)」のことだろう)が襲ったとき、長者の持っている米を、遠野の小さな神さまたちが協力して、村人たちに配って回る話。百鬼夜行のようなシーンがなんともほのぼのしていて良い。

今日買った本

■今日買った本。計1073円。

 

a)ブックオフ阿南店にて。

1・インド民話、斎藤博之・絵『斎藤公子の保育絵本 黄金のかもしか』青木書店 ¥102

 

b)ヤフオフにて。

2・『週刊漫画Times 1977年8月12日号』芳文社 ¥452

3・『週刊漫画Times 1977年9月2日号』芳文社 ¥519

 

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 完全予約制のイタリアン料理店でランチする前に、時間つぶしでa)へ。限られた時間で、1冊だけだけど、良い絵本が買えた。b)は、本当は前日に届いたもの。ランチは、基本価格は1600円なのだが、当日限りの限定オプションなどを、せっかくなので、といってどんどん付け足したために、倍以上の価格を支払うことになった。満足はしたが、このくらい払うことになるなら、今度はディナーで来店したく思った。

 1:蹄(ひづめ)を地面に叩きつけると、金貨が飛び出てくるというかもしかを巡って、欲深い王様と、そうでない正直者の青年の話。王様は、その欲深さで最終的には家来にも見放されてしまう。石井桃子・再話の『きんいろのしか』と同じ話のようなので、そちらと内容を比較しておきたい。

 2:単行本化されていない上村一夫「黄色いリボン」のVol.2「スッポン・サー」が読める。「黄色いリボン」以外では、同じく連載第2回の「男どすこい」という冴えない力士の土俵外の活躍?を描く漫画がとぼけていて面白かった。後輩力士の金銭的な工面を、雀荘で果たす話。

 3:単行本化されていない上村一夫「黄色いリボン」のVol.5「おかぁさん」が読める。