■今日買った本。計7635円。
a)ちはや書房にて。→初入店。
1・伊藤整『近代日本の文学史』夏葉社 ¥2200
2・ビオイ=カサレス、荻内勝之訳『豚の戦記』集英社文庫 ¥1000
b)言事堂にて。→初入店。
3・安野雅一郎・文、安野光雅・絵『壺の中』童話屋 ¥750
c)ツルヤ商店にて。→初入店。
4・西堀栄三郎『石橋を叩けば渡れない』日本生産性本部 ¥100
5・アポリネール、鈴木豊訳『異端教祖株式会社』講談社文庫 ¥100
6・武田泰淳『森と湖のまつり』新潮文庫 ¥100
7・B・L・バーマン、木島始訳『アライグマ博士の冒険<三部作>』講談社文庫 ¥105
8・佐々木マキ『ムッシュ・ムニエルのサーカス』絵本館 ¥105
9・久保喬『密林の大作家 ヘミングウェー伝 20世紀の偉人シリーズ希望文庫8』潮出版社 ¥0
d)ロマン書房にて。→初入店。
10・川上澄生『横浜懐古 他四篇』中公文庫 ¥220e)うららにて。→初入店。
11・生田耕作『黒い文学館』中公文庫 ¥350
12・イタロ・カルヴィーノ、脇功訳『冬の夜ひとりの旅人が』ちくま文庫 ¥600
13・大西巨人『地獄篇三部作』光文社文庫 ¥350
f)ふくら舎にて。→初入店、本購入無し。
g)ぼんぼれな書庵にて。→初入店且つ宿泊、本購入無し。
h)ツボヤ書房にて。→初入店狙うも入店できず。
14・杉本秀太郎・文、安野光雅・絵『新装 花』岩崎書店 ¥550
15・星野富弘『四季抄 風の旅』立風書房 ¥105
16・森茉莉、佐野洋子・画『魔利のひとりごと』ちくま文庫 ¥105
17・アンドレ・ブルトン、巖谷國士訳『ナジャ』白水Uブックス ¥250
18・ロバート・ニュートン・ペック、金原瑞人訳『豚の死なない日』白水Uブックス ¥105
19・マイケル・ジャクソン、土屋守・監修、土屋希和子・訳『モルトウィスキー・コンパニオン』小学館 ¥1550
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とある離島へ旅行に行ってきたのだが、帰りに一日だけ那覇に滞在したので、行けるだけ巡ってみた。
a)は、行きの4/27にタクシーの車窓から見かけたお店。
1は新刊、2は今、本読みの間で密かなブームになってきているラテンアメリカ文学の一。2は、2019/6/1に読了。宮古島に2泊3日の旅行をしたときに、a)で買った本でも持っていくかと思ってセレクト。1回の乗り継ぎを含む行きの飛行機の中で読み始めて読了まで一気に。読了してみれば、老人の青春小説という感じで、マジックリアリズム的な眩惑的な作品を予想していたので、映画にありそうな(実際映画化されているようだ)あまりの読みやすさにびっくり。老人から見たテロ行為に走る青年たちの理解し難さ、ジェネレーションギャップというか、そもそもコミュニケーションをとれる関係性が構築できていないところに、実態を正確に捉えられない言わば見えない敵と対峙する恐ろしさがしっかりと伝わってきた。必要以上の心配が、敵の影を長く大きく感じさせる。どきどきさせながらも、長年付き合ってきた者同士だからできる会話が軽妙。主人公ビダルと共に、そこに安心感を確保しながら読み進んだ。
b)の向かいにあるサーターアンダギー屋のサーターアンダギーはとても美味しかった。
3は、5冊完結の美しい数学シリーズの4冊目。
c)のお店は、古紙回収をしていたことがあるそうだ。今はどうか知らないけれど。
4は、南極越冬隊隊長を務めたことのある人の実用書。
5,6はどちらも状態は悪いが、ちょっと珍しい本なので買った。
7は、見たことのない古い講談社文庫の一。今では福音館文庫でも読めるようだ。
8は、どうも図書館にあった本らしく、ビニルのカバーがしてある。佐々木マキにしては、線の細い絵になっていて、私的には新鮮に感じた。ストーリーも受け付けやすい感じ。
9は、何か雑誌のおまけのようだ。タダでいただいてしまった。
d)は、怪しい雰囲気の古本屋。店主のPOPがあちこちに貼ってあって面白い。
10は、大好きな版画家の文庫全集の第3巻。
e)は、今回一番行きたかったお店。狭い店内に、工夫されたディスプレイがなされている。
11~13は、いずれも欲しかった文庫本。状態が良かったので、いずれも迷ったが、3冊とも買ってしまった。
f)は、たまたま通りかかって知った古本屋。新刊の芸術関係の本も多かった。
g)は、本購入は無かったけれど、宿業もやっており、この日の宿泊所とした。ここで、荷物を置いて、また街に出た。
h)は、残念ながら営業しておらず。営業時間外なのか、定休日なのか、店舗販売していないのかが判らなかった。
この日の最後に行ったi)では、¥105以外の文庫と新書の半額セール中だった。GWだから他の店舗でもセールをやっていそうだ。
14は、安野光雅の絵が添えられた、杉本秀太郎のエッセイ本。ぱらぱらとつまみ読みするにはちょうど良さそうだ。
15は、母親の好きだった星野氏の本で、私の知らない本だったので買ってみた。エッセイも挿入されている。
16は、ごく最近出版された本。翌日の飛行機の中で既に読了したが、かなりハイカラなエッセイになっている。
17,18は、行商用。白水Uブックスが好きなので、つい買ってしまう。
19は、単行本なので半額対象外だが、欲しかった本なので、思い切って買ってしまった。ウイスキー蒸留所の情報が密に詰まっている。改訂版も出ているが、そちらは未入手。