■今日買った本。計8086円。
a)ブックオフ堀川五条店にて。→児童書半額セールをやっていた。
1・阿部知二他編『西洋故事物語(下)』河出文庫 ¥108
2・西堀榮三郎記念 探検の殿堂『西堀榮三郎ものがたり』滋賀県湖東町 ¥150
3・西村繁男『おふろやさん』福音館書店 ¥150
b)ホムホムにて。→初入店狙うも、開店しておらず。
c)アスタルテ書房にて。→閉店? 8/4また入院したとの張り紙有り。
d)三月書房にて。
4・齋藤史『過ぎて行く歌』河出書房新社 ¥1944
e)星とコウモリにて。→初入店、本購入無し。
5,6・河口慧海、長沢和俊編『チベット旅行記(上・下)』白水Uブックス 各¥108
7・ヂェイン・オーステン、富田彬訳『説きふせられて』岩波文庫 ¥108
8・海老沢泰久『人はなぜバーテンダーになるか』TBSブリタニカ ¥200
g)京阪書房にて。
9・堀江誠二『チンドン屋始末記 街頭のピエロたちにみる広告宣伝のパフォーマンス』PHP研究所 ¥300
h)A文庫にて。
10・『山坂7』山坂書房 ¥300
11・西条八十/三好達治/神西清/与田準一/野上彰編『世界童謡集』フレア文庫 ¥200
12・石川淳/井上ひさし/大岡信/杉本秀太郎/野坂昭如/丸谷才一/結城昌治『酔ひどれ歌仙』青土社 ¥800
13・エドワード・ゴーリー、柴田元幸訳『弦のないハープ または、イアブラス氏小説を書く。』河出書房新社 ¥350
14・パトリシア・アン・マキリップ、佐藤高子訳『妖女サイベルの呼び声』早川文庫 ¥200
15・ギ・ド・モーパッサン、榊原晃三訳『モーパッサン怪奇傑作集』福武文庫 ¥200
16・神沢利子『雪の絵本』三笠書房 ¥400
17・ウィリアム・スタイグ、金子メロン訳『ドミニック』評論社 ¥250
18・高田衛編『日本怪談集 江戸編』河出文庫 ¥410
19・木下順二、瀬川康男・絵『絵巻平家物語1 忠盛』ほるぷ出版 ¥300
20・木下順二、瀬川康男・絵『絵巻平家物語2 祇王』ほるぷ出版 ¥300
21・斎藤たま・採録、瀬川康男・画『虫のわらべうた』福音館書店 ¥400
22・佐々木マキ『ひょっこりひとつ』福音館書店 ¥350
23・岩崎京子、佐々木マキ・絵『さるのいきぎも』フレーベル館 ¥450
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長らくb)とe)の初入店を計画しており、その達成が叶うかもしれない日だった。結果として、b)は残念ながら開いていなかったが、e)には行けた。この日は、自転車を借りていたので、a),f),i)の新古書店や、c)の店舗の状況確認、自転車に跨がったまま店頭ワゴンから一冊買えたg)、基本的に新刊書店のd)、そして気に入りのh)と、多くのお店を回ることができて、大満足の一日となった。
1は、上巻を読んで以来、長らく探していた未読の下巻。見つかって嬉しい。
2は、自治体が発行元の絵本。記念館に行ってみたいと思っている。
3は、絵だけの絵本。未読だが傑作の予感。
4は、歌人による小説。まさか齋藤氏が小説を書いていたとは知らなかった。
5,6は、抄訳版というのがどこか引っ掛かるものの、まともに読むとものすごく長い作品ということもあり、また、白水Uブックスなら良い仕事をしているだろうとの思って購入。
7は、1996年秋の復刊リクエスト。これが出た2年後に、改版が出たようだ。
8は、行商用。既読。
9は、前所有者の名前がマジックで書いてあって、その上、ぐりぐりとやはり黒いマジックペンで塗りつぶされていたり、カバー袖が本体に糊付けされていたりと、帰ってから検めてみて、とても残念な状態だった。しかし早速読み始めてみるとなかなか面白く、数章を一気に読み進んだところ。
10は、先月9月に出たばかりの漫画誌。
11は、フレア文庫本。フレア文庫を買うのは、これでまだ2冊目。
12は、酔いどれというキーワードで買ったのだが、少し読んでみたところ、それほど酔いどれ色は前面に出ていないようだ。
13は、未読のゴーリー作品。原文が載っていないのは、文章が長いためとのこと。
14は、世界幻想文学大賞受賞作というのに惹かれて購入。サイベルは、最初イザベルかと勘違いした。
15は、福武文庫の黒背のもの。
16は、講談社文庫からも出ているらしいが、見たことがない。このハードカバー版は、紙に様々な雪の結晶がプリントされていて、とても素敵なつくり。
17は、愛嬌のある動物の絵が気に入っているスタイグの絵付き小説作品。小学3~4年生以上と書いてあるが、結構読み応えありそうだ。
18は、収集中の河出文庫の怪談シリーズ。この江戸編が最も純粋に怪談なのではないだろうか。
19~21は、いずれも瀬川康男氏の絵の本ということで購入。19,20は、全9巻のシリーズらしく、全て揃うのはいつのことになるだろうか。と書いた後、2017年2月になってようやく揃ったので読み始めた。19の忠盛は、武士の身分で初めて宮中に出入りを許された。安穏としていた貴族に対し、自制心と機知でもって、鳥羽上皇の信頼を勝ち得ていく。三十三間堂を造って、上皇に贈ったのが忠盛とは知らなかった。斜視だったらしく、瀬川康男氏の絵がそれを巧みに描いている。20の祇王(ぎおう)は、礴拍子という男装をして歌い舞う職の女性で、清盛気に入りだったのだが、仏(ほとけ)という名のより若手実力派の白拍子にその座を取って代わられて、虚しうして妹と母と3人で出家してしまう話。仏もその後、清盛のそばではひと時も心安らかで居られず、また祇王への申し訳なさもあって、出家して、先の3人とともに尼寺に終生暮らした。
22は、2007年に特製版になったもの。水彩。
23は、亀の甲らの模様の由来譚。佐々木マキ氏の深海魚の絵が珍しいかも。