■今日買った本。計4740円。
a)貝の小鳥にて。
1・木下順二、瀬川康男・絵『絵巻平家物語5 清盛』ほるぷ出版 ¥864
2・木下順二、瀬川康男・絵『絵巻平家物語6 義仲』ほるぷ出版 ¥864
3・フランソワーズ・アンブレ、藪崎利美訳『夜明けの散策』人文書院 ¥864
4・宇都宮貞子『秋の草木』新潮文庫 ¥324
5・フランシス・ジャム、安東次男訳『野うさぎ物語』角川文庫 ¥324
b)古書msk堂にて。→移転後、初入店。
6・福永武彦『内的獨白 堀辰雄の父、その他』河出文庫 ¥300
7・鴨居羊子『のら猫トラトラ』旺文社文庫 ¥200
c)夏目書房本店にて。
8・澁澤龍彥、巖谷國士編『滞欧日記』河出文庫 ¥500
9・バイロン、太田三郎訳『海賊』岩波文庫 ¥400
d)八勝堂書店にて。→初入店。
10・櫻井進嗣『未踏の大洞窟へ 秋芳洞探検物語』海鳥社 ¥100
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目白から池袋を散歩して、その間にa),b),c),d)の4店舗に行けた。d)は、前回店舗前まで行ったのに、営業しておらず残念な思いをしたことがあったので、今日行けてとても嬉しかった。
1,2は、収集中の絵本。全9巻ある。1の清盛は、それまでの4巻分でちょいちょい出演してこともあって晩年の様子を中心に描かれている。息子の重忠の「忠ならんとすれば孝ならず」の清盛説得のシーンや、重盛の死後、病に伏せる清盛の大げさな描写が読みどころ見どころ。発熱した清盛は、かけた水がそのすぐそばから沸騰するくらいだったとか。6の義仲、信濃国から北陸街道を経て京都入りするのだけれど、倶利伽羅峠の合戦なんかは、たまに実際に車で通過する地域なので、あそこでそんなことがあったのかと知る機会になった。前半、本文で触れられることのない女性の武士が描かれているなと思ったら、巴という名の男勝りの武士だった。義仲の乳母の子である盟友兼平との討ち死にのラストシーン、古典の時間にでも学んだ気がする。装画も2人が並んで描かれてある。
3は、タイトルに惹かれるものを感じて。
4は、いつの間にか収集していたカラーの文庫本。あと一冊で完結。
5は、金色の装丁の角川リバイバルコレクションのうちの一冊。
6は、先日『玩草亭 百花譜(上・中・下)』を読了して、最晩年の作者に興味が高まっているので目に付いたもの。
7は、青い装丁の旺文社文庫。鴨居氏が『わたしは驢馬に乗って……』の他に、旺文社文庫から本を出しているとは思わなかった。
8は、未所有の澁澤文庫本。やや背が焼けていたが買ってしまった。
9は、先日同じ作者の『青春 他一篇』岩波文庫を読了して、なかなか面白かったので、もう一つ読んでみようと買ったもの。
10は、学生の時から読もうと思って読めていなかった洞窟の本。