yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計1408円。

 

a)ひらすまshoboにて。

1・マキシン・クーミン&アン・セクストン、イーヴイン・ネス・絵、長田弘訳『ジョーイと誕生日の贈り物』みすず書房 ¥400

 

b)ネットoffにて。

2・加古里子『ぼくのハはもうおとな』フレーベル館 ¥480

3・蜂矢英彦『心の病と社会復帰』岩波新書 ¥100
4・古谷三敏『寄席芸人伝 11』小学館 ¥428

 

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 a)でトークイベントがあったので行ってきた。イベント開始前に1冊購入。b)は本当は昨日届いたもの。ネットで買った本だけの記事は、どうも恥ずかしいので、できる場合はこうして他の記事に混ぜてしまうようにしたい。

 1:詩人が贈る絵本シリーズの未読作品。文字の量が多く、読み物としてかなりしっかりしていそうな印象。読了。自由になりたい、しかし与えられた役割を果たさなくてはという義務感もあり、「誕生日の贈り物」の葛藤が心に痛切に迫ってくる。

 2:六歳臼歯(きゅうし)の重要性について、よく分かる絵本。この歯のシリーズは、全部で3冊から成るらしい。

 3:精神障害者リハビリテーションを専門とする著者の新書。2017年3月31日読了。気になったところをメモ。p.99、精神病院では少ない職員数で大集団の入院患者を扱おうとすれば、指示的にならざるをえない。患者の方でも指示されてそれに従うことに慣れて、入院期間が長引くにつれて、やがては自分で考え、自ら判断し、自発的に行動するという自律性を失ってしまう。入院患者によらず外来でも通院が長引けばそうなりそうだし、他の世界でも似たようなことがありそうだ。p.156、チーム精神医療がラグビーに似ているという論のところでの、箇条書きされている一項目に、球を持ちすぎてはいけない、というのがある。球とは治療社が患者から得た情報のこととしてあるが、これもやはりチームで事を成す上で重要な指摘だと思う。p.183、精神病で入退院を八回繰り返した患者の発言が要旨としてまとまっていて、これが大変説得力があり、胸を打つ。1993年に書かれた本だが、現在の精神病リハビリテーションの状況は、さらにどの程度まで改善されてきたのか気になる。

 4:収集中の漫画の唯一の未所有巻。過去に一度揃えたことがあったが、遂にもう一度全く別の個体で揃えることができた。