yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計7156円。

 

a)ブックオフ福岡トリアス久山店にて。→本20%OFFセールをやっていた。

1・アイリーン・ハース・作/絵、内田莉莎子訳『わたしのおふねマギーB』福音館書店 ¥86

2・峰村勝子・作/絵『しんりんてつどう』福音館書店 ¥240

3・広野多珂子・作/絵『おひさまいろのきもの』福音館書店 ¥86

4・マクシム・ゴーリキー、ズデネック・ミレル・絵、木村有子訳『まぬけのイワン』プチグラパブリッシング ¥160

5・クロード・ベッシー、前田允訳『オペラ座の子供たち』新書館 ¥86

6・新川和江・詩、野見山暁治・画『これはこれは』玲風書房 ¥86

 

b)TSUTAYA BOOK GARAGE福岡志免にて。→初入店、¥108商品を除く全品20%OFFセールをやっていた。

7・石井桃子/川野雅代・作、中谷千代子・絵『かえるのいえさがし』福音館書店 ¥108

8・アリス・マクラレン、バーバラ・クーニー・絵、北村太郎訳『すてきな子どもたち』ほるぷ出版 ¥108

9・ミラ・ギンズバーグ、ナンシー・タフリ・絵、宗方あゆむ訳『おがわをわたろう』福武書店 ¥412

10・高橋裕・監修、加古里子・画/構成、緒方英樹・文/編集『水とたたかった戦国の武将たち 武田信玄・豊臣秀吉・加藤清正』全国建設研修センター ¥164

11・ユリー・シュルヴィッツ、瀬田貞二訳『よあけ』福音館書店 ¥172

12・エズラ・ジャック・キーツ、木島始訳『マギーとかいぞく』ほるぷ出版 ¥518

13・加古里子『かこさとしからだの本2 たべもののたび』童心社 ¥172

14・北川民次・文/絵『うさぎのみみはなぜながい』福音館書店 ¥302

15・甲斐信枝、森田竜義・監修『ぼくはたね たびをするたねのはなし』福音館書店 ¥345

16・平山和子『ねっこ』福音館書店 ¥302

17・金井恵子、増井光子・監修『らいおん』福音館書店 ¥302

18・日浦勇、高橋清・絵『おみやにいったらむしがいる』福音館書店 ¥302

19・得田之久・文/絵『あわててにげた』福音館書店 ¥259

20・ミレナ・ルケショバー、ヤン・クドゥラーチェク・絵、竹田裕子訳『おんなのことあめ』ほるぷ出版 ¥432

21~29・中里介山『大菩薩峠 9,10,12,15~20』ちくま文庫 各¥108

 

c)ブックオフonlineにて。¥1542

30・オルダス・ハクスリー、バーバラ・クーニー・絵、神宮輝夫訳『からすのカーさんへびたいじ』冨山房 ¥548

31・東君平『くんぺいごしちごアフリカえほん』サンリオ ¥198

32・東君平『どうぶつさん くんぺいあかちゃんえほん』瑞雲舎 ¥298

33・あまんきみこ、北田卓史・画『山ねこおことわり』ポプラ社 ¥498

 

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 正月の割引セールということで、もう記事にはあえて書かなかったが年末に下見しておいたa)へ、開店と同時に行って、目をつけていたものだけさっと購入。それから続けて行ってみたb)は、新聞の折り込みちらしで今朝その存在を知った店。在庫数がすごくて、中古本の棚を全部は見ることはできなかった。b)では税抜き価格で価格表示してあるために、20%OFFになっても、実際にはその表示の(1-1.08*0.2=)13.6%OFFにしかならないので、a)のセールに比べて何だかお得感が少ない。c)は、先日注文していたのが届いたものだが、実際には昨日届いた。

 1:マーガレットの愛称がマギー。水彩の鮮やかで美しい絵で、全ページカラーでないのがもったいない。想像力で航海ごっこする話。

 2:白黒の鉛筆画。駅長さんをしているのが地元人風なところがいい感じ。

 3:盲目の少女が主人公。写実的で美しい絵で、画面にみとれる。お母さんの頑張りに涙腺を刺激される。

 4:イワンの馬鹿などの題でも知られるゴーリキーの短篇を絵本化したもの。最後の最後で(勇敢な)オドロカンという名前のにわとりが出てきて、今年は酉年だけに嬉しかった。

 5:オペラ座のバレエ学校の生徒たちを写真で紹介しながらカリキュラムを説明していく本。クラシックバレエ以外の踊りも多く教えている。

 6:『四百字のデッサン』を読んだばかりの野見山暁治氏の絵が拝める詩画集ということで買ってみた。抽象的な絵で、正直深く感じることができなかった。新川和江氏の詩は、相変わらず分かりやすく、強度がある言葉だ。

 7:強面の蛇が一番優しいところがミソ。

 8:著者がかつて遊んでいたロクサボクセンという町で、子ども時分の遊びの様子を再現した絵本。かつてお家ごっこをしたときに並べた石が50年後に行った時にもまだ残っていたという話から、私も歩荷訓練で石を背負ってよく登った山の山頂に、まだあの石があるだろうかと懐かしく連想した。

 9:ロシアの民話をベースにした話らしい。めんどりとひよこたちが、怖い夢を見て、それから逃げるために、アヒルの協力を得て、おがわをわたる話。ちょっと飛躍した筋が、面白い。左のページの左下隅に小さなシルエットの絵が添えてあって、中の絵の登場物と関係があるようなないような。そのあたりを考えて読んでも良いと思う。

 10:土木の絵本シリーズの未読のもの。土木技術特、に治水技術に優れた三人の武将の業績を追うのだが、よりあとに紹介される武将ほど技術的に進化している。加藤清正肥後国の仕事には目を見張るものがある。

 11,20,31:行商用。

 12:こおろぎの入った虫かごごと、かいぞくに盗まれたマギーが仲間とかいぞくを追う話。かいぞくは、最近越して来た少年。水彩と布を切り貼りしたり、黒塗りのシルエットを使ったりした絵(他の手法も混じっているかも)で、情感たっぷりの画面が広がっている。それにしても、同じ日にマギーという少女が主人公の絵本が2冊も見つかるとは偶然だった。

 13:食べ物にとっては、人の体の中は、遊園地のようなもの。アトラクションの連続。

 14:虎とワニと猿を兎が殴り殺すのがさらっと書いてあるけれど残酷。賢すぎる上に欲深すぎると、もう神様くらいにしか、たしなめられないかも。「れんげぶんこ」の判が捺してあった。私設文庫だろうか。

 15:おなもみとその類の話かなと思ったら、水に浮いて運ばれる種だったり、鳥に食べられて運ばれる種だったりも紹介される。

 16:16~18は、全て1984年4月2日特製版かがくのとも第1刷のもので、状態も同程度なので、同じかたが売ったものだと思う。草花や木の根っこの地中断面図をずらずらと見せてくれる本。アリの巣や、甲虫の幼虫なども地中に描かれていて、目をあちこち走らせる楽しみがある。

 17:金尾恵子さんの未読未所有絵本。らいおんは、狩りをするのは主にメスだという。意外。

 18:境内に入って、どんどん本堂に近づき、それから周辺を見て、夜になってまた行くと、という風に、お宮のあちこちを時間と空間を変えながらつぶさに見ていって、都度そこにいる昆虫を紹介していく。ライブ感があって良い。

 19:奥付に「置塩」という蔵書印が捺してあった。かなり珍しい苗字と思う。蜂たちが読者側に向かってわっと飛んでくるシーンは、映画の一場面みたいに迫力がある。

 21~29:収集中の文庫小説。コンプリート間近。

 30:一年間毎日一つ卵を産んで実はいつも蛇に食べられていたカラスの夫婦のショックはいかほどだろう。

 32:君平さんの未所有絵本。ベジーエイジから出ていた本を瑞雲舎で復刊したものだが、瑞雲舎は10の本も復刊しているし、復刊に力を入れている出版社なのかもしれない。特にオチもないけれど、どうぶつさんたちの可愛らしさを堪能できる一冊。象の絵が珍しい。

 33:『車のいろは空のいろ』の中の短篇の原作だかスピンオフだかした一篇の絵本。空色の車が出てきた時点で、おやっと思ったらそういうことだったみたい。