yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計3071円。

 

a)ブックオフ富山山室店にて。→¥310以下のコミック39%OFFセールをやっていた。

1,2・石ノ森章太郎『バンパイラ 1,2』双葉文庫 各¥158

3・松本零士『空間機甲団』奇想天外社 ¥324

4・松本零士『四次元世界』小学館文庫 ¥65

5,6・吉沢やすみ『ど根性ガエル 1,2』集英社文庫 各¥66

 

b)ブックendsにて。

7・テネシー・ウィリアムズ、田島博訳『やけたトタン屋根の上の猫』新潮文庫 ¥100

8・ジョージ秋山、大西祥平・監修『ジョージ秋山捨てがたき選集 第4巻 ドストエフスキーの犬』青林工藝社 ¥700

 

c)ヤフオクにて。
9・松本零士/真崎守/辰巳ヨシヒロ/上村一夫/川本コオ/いけうち誠一/石原はるひこ『妄想鬼 サキ短篇傑作集』奇想天外社 ¥590
10・あかぎかんこ『本の探偵事典 いろの手がかり編』フェリシモ出版 ¥116 宝塚ななころび書房
11・あかぎかんこ『本の探偵事典 ごちそうの手がかり編』フェリシモ出版 ¥116 宝塚ななころび書房
12・あかぎかんこ『本の探偵事典 どうぐの手がかり編』フェリシモ出版 ¥116 宝塚ななころび書房
13・あかぎかんこ『本の探偵事典 どうぶつの手がかり編』フェリシモ出版 ¥116 宝塚ななころび書房
14・『文庫 昭和十八年六月号』三笠書房 ¥380 古書肆楡書房

 

***

 

 いろいろお祝い品をいただいた分に対して、お礼の品を見つくろいに街へ出た。そのついでにa)とb)へ寄った。a)は、今月末まで使える10%OFFクーポンを使い切りたい考えもあったのだったが、別途セールをしていたので、そちらのほうがありがたく、ただし3の1冊のみ、そのクーポンが使えて良かった。b)は、今年初の店番に入ったという某氏がお店番。久々だったので、棚をじっくりみて店内からは1冊を購入。c)は、先日届いたものをまとめて記したもの。

 1,2:プレイコミック連載作品ということもあってか、エロスなユーモア作品だった。ところどころ言葉遊びで面白いところがある。1巻には「奇人クラブ」、2巻には「怪談雪女郎」「海の部屋」という短篇作品も収録されている。

 3:B6サイズのコミックス。SF短篇集という副題がついているだけあって、ちゃんとSFの作品(次の4はそうでない作品もあるので)。全体に悲劇的。最後に、小松左京原作の「模型の時代」が載っている。この作品は、主に大阪弁による会話が小気味好く、ぽんぽん読み進められて面白かった。

 4:宇宙の話が多いのかなと思ったら、虫の話がものすごく多く、しかもパターン化している。絵描きの雄のミツバチなりクモなりコオロギなりの、見た目の美しさに劣るとされる虫が主人公で、たいていは絵描きなどの芸術家。それが、雌の蝶なりカゲロウなりの美人薄命的な虫に憧れるけれど裏切られる、といった話。

 5,6:著者名を見て、あれっ女性だったかなと思ったけれど、確認してみたら男性作家だった。2巻完結のようなので、セールにかこつけて試し買い。どれか1話だけ読むのにちょうど良いトントン拍子を感じるギャグと人情があいまった漫画。一気読みは、ちょっとしんどい。この集英社文庫版は、傑作選的な感じらしく、実際はもっと多くの話があるようだ。

 7:同著者の『呪い』を差し上げたことがあるかたが、テネシー・ウィリアムズの素晴らしさを感激的に語られたことがあって、まだ何の作品も読んだことがないはずだけれど気になっている作家。店頭の100円均一の棚から購入。

 8:この選集は全8巻まであるらしい。表題作、ドストエフスキーを私も学生の頃に読めば、今と違った人生を送れていたかもなんて。

 9:サキの短篇の翻案だったり部分抜粋だったりするような漫画化作品。上村一夫の漫画化した作品が読みたくて購入。結末まではっきりと描き上げてしまわないところが他の作品と異なる仕上げ方。原作の短篇「狼少年」を読んで、どういう風に料理されていたのか、確認したいところ。

 10~13:タバコ臭がするのが残念。とにかく読んで、38冊の気になる本を抽出した。

 14:伊藤人譽の単行本未収録短篇「郷愁」が掲載されている。旅から旅の猿回しの独身男が、異郷の地、諏訪にて知り合いの女にたまたま再会、彼女の家へ行って彼女とその母と歓待されて、里心が芽生える。妙な疲れも出て病になり、意図せず長逗留してしまうなどしている間に、彼女と家庭を持てたらなという希望が、二人の間に暗黙的に了解されてくるけれども、出立を決めた日になっても、二人はお互いに向かってその一言が言い出せず、男はまた旅空へと去っていく。その他の、収録作は、さすが終戦の2年前ということで、掲載されている詩歌は勇ましいものが多い。