yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計12764円。

 

a)ひらすまshoboにて。

1・佐々木正人・松野孝一郎・三嶋博之『複雑系の科学と現代思想2 アフォーダンス』青土社 ¥400

2・松井直・再話、赤羽末吉・画『こぶじいさま』福音館書店 ¥350

3・藤田健次『青森県文芸協会双書3 ふじたけんじの生活マンガ』青森文芸出版 ¥100

4・こばやしまい『コーヒーのはなし vol.1』株式会社ワールドリー・デザイン ¥150

 

b)suruga屋にて。

5・カール・ジャコビ、矢野浩三郎訳『黒い黙示録』国書刊行会 ¥1000

6・クラーク・アシュトン・スミス、小倉多加志訳『呪われし地(ロキ)』国書刊行会 ¥2400

7・マンリー・ウェイド・ウェルマン、訳 『悪魔なんかこわくない』国書刊行会 ¥2700

8・デイヴィット・H・ケラー、仁賀克雄訳 『アンダーウッドの怪』国書刊行会 ¥2800

9・ルィーゼ・ファティオ、ロジャー・デュボアザン・絵、乾侑美子訳『ちゃぼのバンタム』佑学社 ¥100

 

c)ヤフオクにて。

10・『GORO 昭和51年1月22日号』小学館 ¥464 JAILHOUSE BOOK

11~14・『ヤングコミック 昭和56年2月11日号,同3月25日号,同4月22日号,同5月13号』少年画報社 15~21と合わせて¥2300 はてな

15~21・『ヤングコミック 昭和57年5月12日号,同6月9日号,同6月23日号,同7月14日号,同7月28日号,同10月13日号,同10月27日号』少年画報社 はてな

 

 

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 月例の用事を済ませた後に、4のzineを入手したくて、a)へ行った。目的のもの以外にも安価で良い本が買えて、嬉しかったのだが、帰路同乗者と喧嘩して、いろいろ反省させられた。b),c)は、それぞれ注文していたものが届いたもの。

 1:聞きかじりのアフォーダンスについてもう少し知りたいと思って手を出した。読了。アフォーダンスが、どのような学問分野に触れているのかが分かる。全体に門外漢には難しい内容だったが、アフォーダンスやその近隣の思想や概念を考える例の、具体的な提示例が面白い。ファントムバタ足やジャグラーの技術の向上過程(最初は投げ上げる球の最高点に注目するが、次第に視覚が不要となり手元だけで制御できるようになる)は特に興味を引いた。内部観測とマイクロ・スリップという2つ概念が、最後までどうもよく掴めなかった。内部観測については、このシリーズの別の巻でメインテーマとして採り上げられている。

 2:鬼と踊って鬼を愉快にしたこぶじいさまが、こぶをうまいこと取り除いてもらう。一方、意地汚い別のこぶじいさまは、下手な真似をして、こぶを倍にして帰って来た、という話。

 3:青森県在住のかたの描いたマンガ。マンガエッセイのはしりといった感じで、絵の素人っぽさが、逆に親しみを感じさせる。のほほんとした雰囲気だけれども、内容は劣悪な労働環境であったり、子育ての喜びと悲しみであったりと、涙腺を刺激するような機微を含んだ作品にあふれている。

 4:コーヒー好きの著者が作ったzine。買って以来、なんと4ヶ月ほどどこに置いたか忘れていて、2017/6/11にようやく読んだ。文章と絵のバランスが良い。自分が初めてコーヒーを飲んだのは、父親に連れられて行ったカーディーラーにて出された、たぶんインスタントのコーヒーで、ミルク入りでかなり砂糖を入れたものであろう、極めて甘いものだった。極めて甘かったから、なんて美味しいんだと驚いた記憶がある。こういう読みものは、ともすれば500円くらいで売られていて、手が出にくいが、この価格はかなり良心的で、続編が出るようであれば、購入を続けたいところ。

 5:アーカム・ハウス叢書の第1巻。

 6:アーカム・ハウス叢書の第2巻。

 7:アーカム・ハウス叢書の第3巻。

 8:アーカム・ハウス叢書の第5巻。

 9:これで言わば「犬のドッグ」的な題名。童話館出版で再刊されている。チャボもにわとりと同じ鳴き声で鳴くようだ。

 10:上村一夫の漫画「学生番号4829」の後編を掲載。前編を収録した号が早く見つかると良いなあ。毎月第二第四木曜日発売だった雑誌。

 11~14:上村一夫の漫画「ひょうたん」の全14回のうち、3,6,8,9回が掲載されている。漂子という名の女性の劇画家が主人公の話。

 15~21:昭和57年5月12日号からリニューアルしたらしく、連載作品がいずれも第一話になっている。連載まんがは、長谷川法世「威風堂々」、政岡としや「歳三いま!」、北見けんいち・画/ウエイツトム・原作「Mr.29」、能條純一「エンコの円」、はやせ淳「ちょっとふたり暮らし」、東史朗・作/山本貴嗣・画「スタンバイOK!」、小池たかしどおくまんプロ)「ぜいろく学生道」。5月26日号がないので、第二話は読めないが、7月28日号までの第六話までそれぞれ読めたので、それなりに楽しめた。数ページのギャグまんがでは、いしいひさいち「スラップスキップ」、宍倉ユキオ「花の女子大生ギャル スキャンティちゃん」が面白く、他には、かまちよしろう「はみ出し社員 わはは君」、谷岡ヤスジ「ヤスジのケッケラーケラッ」、小槻さとし「そこんとこヨ・ロ・シ・ク」、いがらしみきお「リングサイドギャグ ねくらリポート」、高岡凡太郎「ああ! 花の応援団」、があった。10月13日号では、先述の連載まんがが第十話を迎えて、その間に連載終了した作品もあったみたい。ゲスト作家の読み切りを載せるようになって、10月27日号と合わせて、あかね胡笳・脚本/武本サブロー・構成・作画(さいとうプロ作品)「首御用人」、なかた亜喜「桃色湯防衛軍・接触篇」、野中福雄「しあわせ饅頭」、笠太郎「うそ」、北村宣紀「マリンブルーの夜」があった。10月13日号で、このころ何やら"侵入"という語に関連した歴史教科書問題があったようで、この号のなかで2箇所ほどそれがわかる記述があり、教科書問題は以前よりあったのだと知った。これら15~21は、後日売ってしまった。