2006-06-17 O嬢の物語 読んだ本 【O嬢の物語】ポーリーヌ・レアージュ 澁澤龍彦訳 河出文庫 ★★★ 2006.6.15 1955年Le Prix des Deux Magots受賞作 「家畜人ヤプー」に出てくるポーリーンの名は、この著者名から採ったのだろうとの睨(にら)みがあって、一応押さえておきたく読んでみた。 内容に比して、全く“慎ましい”書き振りで、理性的な小説。残念ながら序にあるように、“読んでしまったら元に戻れない”ほどの影響は受けなかった。他所/他書で既に同様の刺激を受けていたせいだろう……。