yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計3010円。

 

a)二階町三番街書店にて。→初入店。

1・広瀬鎮『サルの学校』中公新書 ¥50

 

b)真善美堂にて。→初入店。

2・山田正紀『チョウたちの時間』角川文庫 ¥300

3・庄野直美・編著『ヒロシマは昔話か』新潮文庫 ¥600

4・小島信夫『墓碑銘』潮文庫 ¥350

5・寺山修司『誰か故郷を想はざる 自叙伝らしくなく』角川文庫 ¥260

6・森内俊雄『使者』角川文庫 ¥250

 

c)喫茶フリーダにて。→古本販売棚がある。喫茶も利用。

7・モーリス=センダック/マシュー=マーゴーリス・作、モーリス=センダック・絵、山下明生訳『子いぬのかいかたしってるかい?』偕成社 ¥600 honeycombBOOKS

8・谷川俊太郎/灰谷健次郎/上野瞭/今江祥智/長新太/岩瀬成子/白川高司/高田桂子/亀之園智子/なかえよしを/柴田香苗/比木田平/神沢利子『こどもの世界 童話館』サンケイ出版 ¥600 おひさま

 

***

 

 姫路文学館の企画展「生誕120年記念 木山捷平展」をやっているのだが、今日、その観覧券があれば、世田谷ピンポンズ氏のライブ「木山捷平をうたう―おき忘れた下駄に雨がふる―」が無料で見られるということで、日帰りで姫路に行ってきた。私は木山捷平作品を一冊も読んだことがなく、おそらく一篇の短篇や詩も読んだことがないから、人物を全く知らないで見に行ったのだが、企画展を見るだけでも2.5h程度かかり、見応えのあることあること。昼は文学館からほど近い水戸珈琲店で。ライブは14時から1.5h超あり、新曲として木山捷平の詩を歌った作品が4つ(船場川(せんばがわ)は数年前に作ったので新曲扱いしなかった)聴けた。喫茶大陸が姫路にあること、文学館1Fの常設展を見たことで、白鷺飛んで大手門の白鷺とは、白鷺のように白い姫路城の異称だと知り得た。ライブ後、同行者を姫路駅まで送り届け、単独行動で、まずb)へ。無人古本店だが、角を折れたところの店舗の人が管理をしているようだ。モーションセンサー付きのカメラが動作しているのか、ときどき電子音が鳴って、棚を見よう集中する意識を邪魔する。何とか1冊買えた。それから、古本販売棚があるc)へ。少なくとも3店舗の古本屋さんからの古本や新刊が並んだ買える棚があった。カウンターの向かって左端に座らせていただいたのだが、カウンターの上、チューリップと水仙と胸像が、同じ配色で(下から緑、白、スミレ色)帯を成しており、春の虹のような奇跡的な光景だった。この日のお客さんで誰か気づいた人はいただろうか。水仙がそろそろ元気がなくなってきていたので、翌日の花はもう違うものになってしまっただろう。この光景にあまりに感動してしまった。振り返ってみても、ここまでの喫茶店カウンター体験はかつてない。夜のバーには、これに類似するような感動はなくはないのだが。この花を見つけ挿した店主のどこまでが意識的に為された部分だろうか。私には訊けなかった。

 1:

 2:

 3:

 4:

 5:

 6:

 7:

 8: