yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計6710円。

 

a)風文庫にて。→初入店。

1・イェンス=シースゴール・作、アルネ=ウンガーマン・絵、山野辺五十鈴訳『せかいにパーレただひとり』偕成社 ¥400

2・大江健三郎『みずから我が涙をぬぐいたまう日』講談社文庫 ¥200

3・中村祐子『ツィパールの世界 スロバキアを訪ねて』新読書社 ¥800

4・エリザベス・スパイアーズ、クレア・A・ニヴォラ・絵、長田弘訳『エミリ・ディキンスン家のネズミ』みすず書房 ¥400 TravelingBookStore

5・トーマス=ベリイマン・写真/文、ビヤネール多美子訳『指で見る』偕成社 ¥900 本と。

 

b)二号店杭瀬中市場にて。→初入店狙うも、臨時休業で入店できず。

 

c)街の草にて。→初入店。

6・小賀野実・写真/文『のりものしゃしんえほん14 きかんしゃ』ポプラ社 ¥100

7・中国帰還者連絡会・編『新編 三光 第1集』光文社 ¥100

8・石坂啓『正しい戦争』集英社 ¥260

9・ジョルジュ・ローデンバッハ、窪田般彌訳『死都ブリュージュ』冥草舎 ¥1000

10・『アコギで歌おう スピッツ ベスト曲集』ドレミ楽譜出版社 ¥800

11・アンソニー・ブラウン・作、藤本朝巳訳『どうぶつえん ZOO』平凡社 ¥840

12・瀬田貞二・文、瀬川康男・絵『絵本 わらしべ長者』岩波書店 ¥500

 

d)ブックオフアグロガーデン神戸駒ヶ林店にて。→初入店。

13・甲斐信枝・文/絵、山本進一・監修『ブナの森は生きている』福音館書店 ¥300

14・ジョージ・オーウェル、山形浩生訳『動物農場』早川文庫 ¥110

 

***

 

 家族を某フェリー乗り場に送った後、喫茶店でモーニングして、思い切って兵庫の古本屋のうち、特に行きたかった店ばかり選んで行くことにした。まず、a)の店では、ツィパールという絵本画家(であり意匠家であり)を知ることができたのが収穫。ちょうど、その人物を紹介する本を購入できたので、読んでみよう。b)は、店舗位置がどうにもわからず、市場内の団子屋さんに尋ねたところ、その店のお隣の店だったのだが、なんと臨時休業日になっていた。その近所の寿司屋で昼ごはんにし、c)へ。混沌とした店内で、同行者とともに掘り出し物を見つけて大いに盛り上がった。スーパー銭湯と駐車場を共通化しているd)では、¥550でスピッツのCDアルバム『スーベニア』も購入。風呂でリフレッシュしてから、夕飯処を探して、新長田の方へ歩いて行き、地酒推しの「ちがいや」という店に行ったら大当たり。調味料にこだわりがあって、優しくもしっかりした料理を堪能した。ドライバーで呑めなかったが、是非とも再訪したい。

 1:気づいたら世界にパーレという男の子、ただ一人になっていた、という話。大人の私が読むと、最初からぞっとしてしまうが、物語の中のパーレは、寂しくなるまで結構あれこれ楽しんでいて、時間がかかっている。映画館で、ドナルド・ダックの映画がかかっているというのが、お、ディズニーがここに登場するか、という感じで意外な驚きがあった。やっぱり、という感じで結局夢オチ。

 2:

 3:この本は2001年4月20日初版発行だが、この9年前に同じく新読書社から出版された『白いお姫さまを訪ねて』の続篇とのこと。絵本画家であり、意匠作家でもあるスロバキアのミロスラフ・ツィパール氏とのほのぼのとした交流の記録。中村祐子さんの行動力は、私の知人の一箱古本市の主催者の。他に見ることがない類の絵は、扉絵のような線画的な絵は、ツィパール氏の祖父の職業でもあったティンカー(家々をまわり、針金を使って壺などの物を修理する修繕業の一種。p.68,70にティンカーの針金細工の作品写真の紹介がある)の針金細工の影響を受けていることが分かる。最初にツィパール氏の絵に惹かれたのは、黒い境界線のはっきりした、外郭は概ね単純だけど、内側にはびっしりと装飾的なパターンで埋め尽くされている本書の表紙のような絵だけど、扉絵の次にカラーで紹介されている安野光雅の描く小人たちと似た描き方の水彩の人物画ももちろん微妙な色の組み合わせが素敵で、これらもやっぱり良い。これを買った店で、2021年の6月頃、中村祐子さんの協力でツィパール原画展をされたそう。そうと知っていたら観に行っていたのになあ。『白いお姫さま』をどうにか入手したいものだ。ツィパール氏は、スロバキアの首都ブラティスラヴァで2年に一度開催される(ビエンナーレ)、ブラティスラヴァ世界絵本原画展のロゴの作者でもある。

 4:

 5:

 6:2009年5月刊のボール紙の写真絵本。同行者が見つけて買ったもの。電気機関車蒸気機関車ディーゼル機関車が載っている。大井川鐵道にいつか乗ってみたい。

 7:

 8:中国残留孤児やら、満州における日本人による現地人の虐待、慰安婦優生保護法オーウェル1984年を下敷きにした短篇、銃後の女性、天安門事件、など、戦争の民間における実際や人権問題について、幅広く描いてみせてくれる。解説は山中恒。"戦争は国家権力による大量殺人"だとはっきり書いている。石坂啓が女性だったと初めて知った。

 9:造本は山田良夫。1000部限定だが、ナンバリングはされていない。

 10:

 11:

 12:

 13:

 14: