■今日買った本。計5950円。
a)萬葉堂書店鈎取店にて。→初入店。
1・ジャック・プレヴェール、小笠原豊樹訳『金色の老人と喪服の時計』大和書房 ¥1000
2・ジャック・プレヴェール、エルザ・アンリケ絵、宗左近訳『おかしなおかしなクリスマス』文化出版局 ¥1000
3・ハーウィン・オラム、喜多村惠・絵/訳『ぼくはおこった』佑学社 ¥300
4・松野杜夫『麻雀を打つ剣豪』講談社文庫 ¥240
5・ティム・オブライエン、生井英考訳『カチアートを追跡して』新潮文庫 ¥360
6・樋口一葉『闇桜・うもれ木 他二篇』岩波文庫 ¥300
7・トーマス・ヘルトナー、スヴェン・ハルトマン絵、犬養智子訳『猫のヤーコプの誕生』CBSソニー出版 ¥250
8・トーマス・ヘルトナー、スヴェン・ハルトマン絵、犬養智子訳『猫のヤーコプのすてきな冒険』CBSソニー出版 ¥250
9・トーマス・ヘルトナー、スヴェン・ハルトマン絵、犬養智子訳『猫のヤーコプの大恋愛』CBSソニー出版 ¥250
b)Sにて。→初入店。
10・イージー・トゥルンカ、井手弘子訳『ふしぎな庭』ほるぷ出版 ¥1500
c)熊谷書店にて。→初入店。
11・東君平『ひきざんもできるめいけんシロ』フレーベル館 ¥500
d)stock books&coffeeにて。→初入店、本購入無し、喫茶利用。
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a)の店舗が古本好きにはその店舗面積や品揃えや規模で有名らしく、気になっていたので行ってみたが、とにかく想像以上にすごい規模の古本屋だった。一階で3時間、地階で2時間もずっと本の背や中身を見続けて、大変に疲労したものの、探していた本が見つかって嬉しい。古い文庫の品揃えなど恐ろしく充実していて、そのような文庫本を探す楽しみの終わりが見えた気がした。欲しいと思えば、ここにある。問題は、その価格で買えますか、買えませんか、という問いが突きつけられている感じ。b)は、看板のない店だけど、顔を上げて街を歩いていれば、必ずしも見つけれらなくはなさそう。お店のガラスに古本を売っていることが分かる、プリントされた布が掛かっている。c)はa)と同じく、一階と地階がある。地階の方が私には面白く本が多かった。d)は、古本はなさそう。リトルプレスやライフスタイル系の本や雑誌が充実していた。
1は、千夜千冊で取り上げられているのを見て、ずっと欲しかった本。格安と思う。
2は、1と同じ作者の作品で絵本になっている。本文は、これも1と同じで戯曲になっている。
3は、最近注目している佑学社の絵本。絵は日本人が描いている。
4は、『本の雑誌』関係のブックガイドで紹介されていてずっと気になっていた本。これを見つけたときは驚きで声が出た。剣豪が麻雀で戦うという謎の時代小説。
5は、某一箱古本市で見かけて、欲しいなと思ってちょっと他の箱を見ているうちに他のお客さんに買われて、買い逃してしまった思い出のある一冊。単行本は結構見かけるけれど、文庫はなかなかないように思う。
6は、探していた1993年の復刊リクエストのもの。既所有の2003年の復刊リクエスト本は、表紙カバーがつまらないので、そちらは手放そうと思う。
7~9は、少し前に同シリーズの大判の本で買ったもの。文庫で出ていたとは知らず、見つけた時は驚いた。猫のヤーコプシリーズの第1~3作が、この7~9である。それ以降のシリーズは文庫化されているのかどうか分からない。
10は、全く知らない作家の作品。定価が、この1990年の第8刷のもので、3300円もする。短編集になっていて、5話も収録されているので、価格に対しお得に感じて試し買い。絵は既に私には間違いなく面白そうな印象を与える。
11は、君平さんの未読未所有童話。犬の飼い方的な標語が、ところどころ組み込まれているのはなかなか斬新。