yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計7037円。

 

a)本々堂にて。→初入店。

1・長沢和俊『日本の探検家』早川書房 ¥300

2・アンリ・ボスコ、天沢退二郎訳『シルヴィウス』新森書房 ¥1000

3・ブルノー=ホルスト=ブル、ヤーヌシ=グラビアンスキー・絵、前川康男訳『ねこねここねこ』偕成社 ¥300

 

b)大橋文庫にて。→営業日でなかったのか入店できず。

 

c)ブックオフ大橋駅西口店にて。→初入店、本20%OFFセールをやっていた。

4・ジョージ秋山『銭ゲバ(下)』幻冬舎文庫 ¥86

5・三宅忠明・再話、荻太郎・画『スコットランドの昔話 かじやとようせい』福音館書店 ¥240

6・中川正文、太田大八・絵『つきよのばんのさよなら』福音館書店 ¥240

7・内田莉莎子、ワレンチン・ゴルディチューク・絵『ウクライナの昔話 セルコ』福音館書店 ¥240

8・加古里子『だいこんだんめんれんこんざんねん』福音館書店 ¥80

 

d)ブックオフ福岡野多目店にて。→初入店、本20%OFFセールをやっていた。

9・ジョージ秋山『銭ゲバ(上)』幻冬舎文庫 ¥86

10・森雅之『追伸 二人の手紙物語』バジリコ ¥288

11・小沼丹『更紗の絵』講談社文芸文庫 ¥608

12・小沼丹『珈琲挽き』講談社文芸文庫 ¥728

13・野田宇太郎『新東京文学散歩 上野から麻布まで』講談社文芸文庫 ¥248

14・大塚勇三・再話、渡辺章人・画『パプア・ニューギニアの昔話 まじょのひ』福音館書店 ¥86

15・清水たま子、竹田鎮三郎・絵『メキシコ・ミステカ族のお話 チャマコとみつあみのうま』福音館書店 ¥86

16・馬場のぼる『11ぴきのねことぶた』こぐま社 ¥240

17・松谷さやか訳、オリガ・ヤクトーヴィチ・絵『ウクライナ民話 かものむすめ』福音館書店 ¥200

18・趙朝勲・再話、関野喜久子訳、徐喚民/趙朝勲・絵『中国満族の民話 ゆうかんなアジク』福音館書店 ¥200

19・西内ミナミ、和歌山静子・絵『のんびりおじいさんとねこ』福音館書店 ¥280

20・中川正文、梶山俊夫・絵『ごろはちだいみょうじん』福音館書店 ¥86

21・パスカル・アラモン、矢川澄子訳『どうぶつたちのおめしかえ』福武書店 ¥86

 

e)ウィンズにて。→初入店。

22・大熊規矩男『日本のタバコ』現代教養文庫 ¥250

 

f)ブックオフ福岡粕屋店にて。→本20%OFFセールをやっていた。

23・ロアルド・ダール、ラルフ・ステッドマン・絵、中村妙子訳『ミルデンホールの宝物』評論社 ¥408

24・水原洋城、木村しゅうじ・絵『けんか にほんざるのくらし』福音館書店 ¥240

25・恋川笑山・葛飾北斎他画、安田義章・監修、佐野文哉訳『秘蔵の名作艶本第5集 旅宿のおんな』二見文庫 ¥86

26・鈴木春信・山東京伝他画、安田義章・監修、佐野文哉訳『秘蔵の名作艶本第10集 花見のおんな』二見文庫 ¥86

27・溪斎英泉・鈴木春信他画、安田義章・監修、佐野文哉訳『蔵出し傑作秘本第1集 秘宴のおんな』二見文庫 ¥86

28・北尾重政・円山応挙他画、安田義章・監修、佐野文哉訳『蔵出し傑作秘本第5集 密戯のおんな』二見文庫 ¥86

29・永井豪・横山光輝・手塚治虫・山上たつひこ・上村一夫・佐々木マキ・つげ忠男・矢口高雄・石ノ森章太郎・勝川克志『コミック1972 時代を撃ち抜くトリップアンソロジー』徳間文庫 ¥44

30・近藤ようこ『遠くにありて』小学館文庫 ¥43

 

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 書きかけ。

 1:新書サイズのハヤカワライブラリ。

 2:

 3:さまざまな表情を見せる猫のワンシーンに短文を添えて贈る画集のような絵本。函入りというのが珍しい。偕成社の新訳絵本シリーズの他作品の函入りはまだ見たことがない(目についていなかっただけか?)。

 4,9:読みたかったジョージ秋山の漫画。先に下巻が見つかって、同じ日のうちに上巻も見つかったので一安心。人物描写が簡潔な分、想像力で鬼気迫る心情を補完して読んでいく必要あり。破滅的な漫画で、1970~1971年に連載されたということだが、この時代の薄暗い感じがひしひしと伝わってくる。『アシュラ』も読んでみたくなった。

 5:おんどりの鳴き声で妖精たちを蹴散らす場面あり。夜明けを告げる鳴き声は、悪魔祓いのような力も確かにありそう。

 6:20の作者と同じかたが本文を書いている。やはり方言のような癖ある本文が良い。きっとそういうことやったんやろ、と納得して秘密を胸にしまうたろう。自分だけが分かっていればそれでいい。

 7:『わらのうし』の緻密な絵に唸ったワレンチン=ゴルディチューク氏による絵本。表紙と最後のページを除いて、全て見開きの絵になっていて、それで細緻な絵であるから、ものすごく見応えがある。この日、17のウクライナの絵描きの絵本をもう一冊買っているが、そちらも細やかな絵で、こういった絵の伝統がウクライナにはあるのだろうか。

 8:仕事がら、断面解析は故障解析の基本だよなあと思いながら読んだ。

 10:長距離恋愛譚。手紙のやりとり、読みながら照れてしまうけれどとっても良い。電話もあるけど、距離の取り方がまたちょうど良い。森雅之作品をもっともっと読んでみたくなった。

 11:

 12:

 13:

 14:こどものとも世界昔ばなしの旅10。ひというのは火のことだった。一種の由来譚なのだが、火を魔女から盗んでくる間に、なんと3つもの生き物の姿に関する由来が説明されていて、実に面白い話。駅伝好きにもおすすめできそう。

 15:こどものとも世界昔ばなしの旅5。ミステカと聞いてアステカに似ているのかなと何となく推測していたけれど、ネイティブ・アメリカン的な話で、図柄はアステカっぽい感じがあり、両者が混交したような雰囲気を持つ民族のようだ。作者も絵描きもメキシコのオハカ市在住とのこと。

 16:三びきのこぶたを意識したストーリィと思う。11ぴきのねこたちは、台風に吹き飛ばされるような家を建てた。

 17:こどものとも世界昔ばなしの旅3。行きたくなくても行かなければならない。なんとも切ないお話。つるのおんがえしのウクライナ版で、言わばかものおんがえし。絵が素晴らしく美しい。絵を描いたのは女性。

 18:こどものとも世界昔ばなしの旅15。趙朝勲は、ジャオ・チャオシュン、徐喚民は、シュ・ホァンミンとふりがなが振ってある。表題も字体が何だかおどろおどろしい。ぎりぎりどうにか村人たちを助けたアジクの、ギリギリの正義の勇者像に親近感が湧く。最後、ふじのつるはどこへ行ってしまったのだろう。

 19:2005年7月1日特製版第2刷のもの。のんびりおじいさんののんびりした感じを和歌山静子さんのぼわっとした太い線でよく表現してある。のんびりでも、着実なところは、仕事のできるおじいさんだと思った。最後の奥付ページの、猫の横寝した絵が好き。

 20:五郎八大明神とはお稲荷様ではなくてお狸様のこと。方言の強い本文が面白い。狼少年みたいに、五郎八の(てんご)いたずらも、しまいには勘違いされて、体を張って村人の危機を救うことになる。

 21:シロクマが白い姿であるのは、雪と氷の国で目立たないようにそうなっているなど、その動物が住む場所やそのほかの理由で、今の見た目になっていることをそれとなく教えてくれる本。おめしかえは、衣装替えのことなのだけど、本書をぱっと目に入れた時に、おしめ替えと誤解してしまった。鯨の口が、ジッパーに見える。

 22:たばこのパッケージデザインがたくさん拝めるのが良いなと思って買った。カラーページもわずかだがある。明治大正や昭和初期の小説にはよくたばこが銘柄名で登場するので、こういう本があるとちょっと辞書的に使える。2024/3/E売却済。

 23:透明な函入りの豪華本。ラルフ・ステッドマンはどこかで聞いた名前だなと思ったら『つきのはなぞの』の絵を描いた人だった。ときどき文字のない絵だけの見開きのページがあって、やっぱり迫力がある。イギリスはミルデンホールという土地でローマ時代の銀食器を掘り当てた農民の実話。宝物は大英博物館に収蔵されているそうだから、一度現物を見に行ってみたいものだ。発見当時のエピソードも解説されているかもしれない。

 24:動物園にいろいろな動物がいるけれど、最も見飽きないのは猿山の猿たちだと思う。この本を読んでいてそのことをはっと思い出した。

 25~28:収集中の文庫の艶本シリーズ。

 29:個人的には佐々木マキの作品が読めるところに価値あり。上村一夫の収録作は「同棲時代」から第8話のみということで、これはあえて通しで読んでみたいと思っているから、本書では読まずに飛ばした。勝川克志という漫画家はこれまで知らなかったが、1970年代あたりから活躍を始めたかただと知って、俄然興味が湧いてきた。勝川克志が1973年(頃?)に出した同人誌『伐折羅 第3号』に書いたという「しっかり柳くん」という読み切り漫画がとても気になる。あとは、同氏がデビューしたという「ヤングコミック」も入手したいところ。●これはあとで何号なのかちゃんと確認しておきたい(1976年の春頃の号のはず)。

 30:カバー袖に全3巻と書いてあるのは誤植。これは同作者の別作品『ルームメイツ(全3巻)』をコピペしてしまったものだと思われる。新潟の女性が、東京で大学生活を満喫した後、就活で思うようにいかず地元に帰ってきて高校教師になってあれこれくすぶる話。ありがちな雰囲気が、妙に読ませるなあと思う。