yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計648円。

 

a)ブックオフ徳島阿南店にて。

1・ファン・イーチュン(方軼群)・再話、チャン・シーミン(張世明)・絵、君島久子訳『ほんとのほんとのむかしばなし 中国の寓言集(一)』ほるぷ出版 ¥108

2・ツォ・ニィ(左泥)・再話、ティェン・ユァン(田原)・絵、君島久子訳『ほんとのほんとのむかしばなし 中国の寓言集(二)』ほるぷ出版 ¥108

3・チェン・チー(沈寂)・再話、フー・ヨンカイ(胡永凱)/チャン・シーミン(張世明)・絵、君島久子訳『ほんとのほんとのむかしばなし 中国の寓言集(三)』ほるぷ出版  ¥108

4・リャオ・ティ(了的)・再話、チェン・ヨンジェン(陳永鎮)・絵、君島久子訳『ほんとのほんとのむかしばなし 中国の寓言集(四)』ほるぷ出版 ¥108

5・ティン・アル(丁二)・再話、ツォン・ヨウチュワン(曽佑渲)・絵、君島久子訳『ほんとのほんとのむかしばなし 中国の寓言集(五)』ほるぷ出版 ¥108

6・ヂョン・マー(鄭馬)・再話、イェ・フェイ(葉飛)・絵、君島久子訳『ほんとのほんとのむかしばなし 中国の寓言集(六)』ほるぷ出版 ¥108

 

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 a)の店舗の方面に買い出しを兼ねて行ってきた。何とか絵本で買える本があって良かった。10%OFFクーポンを持っていながら、使い忘れたのは痛かった。

 1:1~6でシリーズ全6巻完結。いずれも著者と絵の作者がさまざま。「まちぼうけ」(守株(今までしゅかぶと読んでいたが、しゅしゅが正しいと知って驚いた))「笙の名人」「矛と盾(矛盾)」を収録。「笙の名人」は、笙の音を合奏で聴くのが好きな王のところに、吹けもしないのに名人と称して楽隊に入った南郭(なんかく)という人が、笙なら独奏好きという次代の王に変わって、独奏させられそうになり逃げていったという話。

 2:「一挙両得」「流言は人をまどわす。」「蛇足」を収録。「流言は人をまどわす。」は、最後の一文で意味が明快。すなわち、 "ウソもくりかえされると、ホントになるから、ほんとうにおそろしい。"

 3:「神魚」「うたがえばぬす人」「人まねざる」を収録。「神魚」は、ある魚売りが水の溜まった大木のうろに魚を放しておいたら、道行く人が魚を見て神魚だと驚き、噂が噂を呼んで、大勢の人が拝みにきたという話。「うたがえばぬす人」は、色眼鏡によって他人が悪人にも善人にも見えるという話。「人まねざる」は、人のまねをした猿たちが一網打尽にされる話で、猿まねの浅はかさについての話。

 4:「方向違い」「にせものじゃないほんものだ。」を収録。「方向違い」は南船北馬のことかのように思ったが、南船北馬は東奔西走と同じで絶えず旅をしていることなので、それとは異なる。これには話の最後にまとめの一文が載っているので、分かりやすい。素晴らしい馬、路銀、腕の良い御者などを揃えても、方向違いで全てがパアという話。「にせものじゃないほんものだ」は、飼っている魚を食べてしまうカワセミを捕らえるために、人間の偽物であるカカシを使ってだましておき、カワセミがそれを見破ったところで本物の人間がカカシになって、カワセミを捕らえるという話。

 5:「かわいそうな小ジカ」「貴州のロバ」を収録。「かわいそうな小ジカ」は、猟師が救った小ジカが、人に馴れ野生を失った結果、野犬に噛み殺される話。『貴州のロバ』は、貴州のトラが、ロバという珍しい動物を見て、初めは慎重に恐れながら接していたが、ロバの力のなさを知ると猛然と噛み殺してしまう話。

 6:「虎の威をかりるキツネ」「漁夫の利」を収録。「漁夫の利」で最初に争っているのは、しぎとどぶ貝。