yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計2029円。

 

a)ヤフオクにて。

1・谷川俊太郎、長新太/山口はるみ/大橋歩・絵、和田誠・構成『由利の歌』すばる書房 ¥1109

 

b)マヤルカ古書店通販にて。

2・佐藤ジュンコ『栗尾根マロン彦のたらちねロマン飛行』ボタン ¥920
3・なかむらあきこ『COVID-19後の社会とフェミニズムを考えるZINE vol.4』 ¥0

 

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 a)で落札、b)で注文していた本が、それぞれ届いた。b)での買い物はPayPalの¥1000分のクーポンを使った。PayPalはこれまでに4度¥1000分のクーポンを発行してくれたのだが、1~3度目までのクーポンは、もたもたしているうちに使用期限が過ぎていたり、利用者が多過ぎてクーポン有効期限が早期終了してしまったり、アカウント上のエラーで無効になったりと、何かと問題があって利用できずにいた。4度目の正直で使用できて、ちょっとした感激があった。

 1:1977年発行。帯に"愛・の・詩・画・集"とある。「生きるうた」「由利の歌」「気違い女の唄」という詩に、それぞれ長新太山口はるみ大橋歩が順にイラストを描く。最長の「由利の歌」は、一月から十二月までの12篇から成る。山口はるみの絵は、宇野亜喜良っぽさがあって、簡単にプロフィールをWeb検索して調べたら、同時代のイラストレーターのようで、どこか納得した。「生きるうた」に、他人の夢の話を聞くつまらなさが詠まれていて、埴谷雄高もどこかでそんなことを書いていたが、共感するところ。扉の一篇が一番良かった。"空に憧れるものが/ひとつもなくなったとき/私に初めて一人のひとが帰ってくる/街に欲しいものがひとつもなくなったとき/私は初めて一人のひとを愛せるのだ"

 2:価格が定価と異なるのはクーポンやら送料やらが加味されているため。栗尾根マロン彦なる栗みたいな形の頭をした少年の、一コマイラスト集。五十音や、アルファベットのかるた風になっているものと、その絵の題がしりとりのように連なっているものとで、だいたい100枚の絵が拝める。帯の色が複数あって、入手した個体の帯は黄色。

 3:vol.3まで入手済の、b)の店主発行のZINE。このvol.4は、2021年1月発行。届いたその日の夜中に読了。読むと公憤を覚え、現日本社会に対して負けん気を起こすZINE。