yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計1978円。

 

a)ヤフオクにて。

1・水上悦乃・染、宮地敏子・詩『かぜのこ』かど創房 ¥240 kanro書房
2・水上悦乃・染、宮地敏子・詩『はなともだち』かど創房 ¥240 kanro書房
3・大川悦生・文、赤羽末吉・絵『きんいろのきつね』ポプラ社 ¥240 kanro書房
4・大川悦生・文、井出文蔵・絵『やまなしもぎ』メイト保育事業部 ¥240 kanro書房

 

b)ブックオフonlineにて。

5・エム・ナマエ・作、太田大八・絵『ナクーラ伝説の森』教育画劇 ¥484

6・わたべ淳『遺跡の人』双葉社 ¥534

 

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 先日a)で落札した商品が本日届いた。1~4は、いずれも甘露書房のアカウントからの購入で、2度目である。b)は、実際には7/30に届いたもの。

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 5:奥付ページを見ると、エム・ナマエさんは、1986年に(38歳かな)完全失明したらしい。私は、氏を文章作家というよりもイラストレーターとして認知していたから、そのことを知って驚いた。絵を描き始めるきっかけは、30歳年上の太田大八氏の勧めらしく、エム・ナマエ氏が失明したのちにその二人のコンビで、制作された童話ということで、感じるものがある。物語は、物質的幸せを追い求める人々に自然(超自然?)がしっぺ返しを食らわせるというもの。反省した人々は、真に豊かな国をつくって、幸せ暮らしたとしておしまいになるが、現実もそうあって欲しいという作者の願いをひしと感じる。預言者イムラルトスとかナクーラといった造語の語源なりがあるならば知りたいところ。ちょっと調べてみたところ、ナクーラはレバノンの南端の町の名前と同じということがわかった。レバノンは国旗にもあるレバノン杉で有名なので、森も豊富にあるのかな。ナクーラ伝説のような森にまつわる伝説も少なからずありそう。

 6:遺跡発掘のアルバイトをする、漫画一本で暮らせていない漫画家の話。というか、その当時の漫画に打ち込めないでいることやプライベートに関しての悩みや苦しさを自伝的に記録した私的漫画という感じ。遺跡発掘アルバイトに集まる人々の背景がさまざまなところ、移住者や農業系の渡り鳥のような季節労働者たちと似たようなものを感じた。遺跡発掘に付随するロマン的で博打的な魅力が、一風変わった人々を呼び寄せるのだろうか。