■今日買った本。計456円。
a)ヤフオクにて。
1・『別冊新評 花田清輝の世界 昭和52年 AUTUMN』新評社 ¥456
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a)にて9/16落札した商品が本日届いた。
1:表紙にとある編集事務所の名前・住所・電話番号の判が押してある。花田清輝については、埴谷雄嵩の「虚空」に、その対になる作品を花田清輝に遂に書いてもらえなかった、というようなことをあとがきに書いてあったことから、何やら気になっていた人物。また、先日みに行ったVIKINGについての徳島県立文学書道館での企画展で富士正晴と花田清輝それぞれの名が出てきていて、読んでみると二人の関係はなかなか悪くなかったようなことが読み取れた。この商品が目に留まったのは、伊藤一譽の文章が寄せられていたのが直接の理由。伊藤一譽の文章「幻の人」という題で、花田清輝には一度もお目にかかったことがないが、伊藤一譽の短篇「穴の底」「幻の猫」について、花田から評がなされたことについて書かれており、龜鳴屋から出た伊藤の短篇集の背景的なところを知れる点が嬉しい文章であった(もしかしたら、龜鳴屋の本の解説あたりにも、この文章のことに言及があったかもしれないが、現時点で未確認)。