yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計6953円。

 

a)富岡公民館にて。

1・辻信一『ナマケモノ教授のムダのてつがく 「役に立つ」を超える生き方とは』さくら舎 ¥1700

 

b)附屋書店阿南店にて。→初入店。

2・ユリー・シュルヴィッツ・作/画、瀬田貞二訳『よあけ』福音館書店 ¥1320

 

c)suruga屋にて。

3・安野光雅『旅のスケッチ イギリスI』文春絵はがき文庫 ¥190
4・清水達也・作、小沢良吉・絵『ひびけ、チンドン』教育画劇 ¥437
5・かこさとし・作『きみはタヌキモを知っているか 食虫植物とぼくたちの関係』小峰書店 ¥304
6・籾山千代・作/絵『知識図絵 日本の伝統 能』大日本図書 ¥171
7・ロバート・クェッケンブッシュ・作/絵、中野完二訳『いちばんうれしいおきゃくさま』佑学社 ¥209
8・ルイーズ・ファティオ・作、ロジャー・デュボアザン・絵、岡本浜江訳『ペンギンのヘクター』佑学社 ¥209
9・小沢良吉『ねこのべんごし』フレーベル館 ¥1330
10・ヘルメ・ハイネ・作/絵、大島かおり訳『てんごくの土ようび』佑学社 ¥380
11・くじらいいくこ『Blue Jean 1』小学館 ¥152
12・山本おさむ『ぼくたちの疾走 14』双葉社 ¥152
13・山本おさむ『ぼくたちの疾走 15』双葉社 ¥133
14・永島慎二『かかしがきいたかえるのはなし』ふゅーじょんぷろだくと ¥266

 

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 a)にて某氏の講演会があり、その場にてイベント価格で新本を購入。著者にサインをいただく。講演の冒頭でジェーン・グドールの言葉が出てきて、いつか図書館で借りて読んだ『いつもみていた ゆめをかなえた女の子ジェーン・グドール』で知ったチンパンジー研究家のことだと思い出して、自分の読書歴と重なるものがあり、ちょっと感じ入るものがあった。それから第一部の講演全体から、2の絵本の内容と大いに重なるところがあり、おそらく著者はこの絵本を知っているだろうな、著作の中で一度は引用しているのじゃないだろうか、と思って1を買ったときに少しお話をしたら、どうやら2の本を知らないらしかったので、思い切って中休み時間にb)へ行って、プレゼント用に買ってきて、講演が終わった後、押し付けがましくてどうしようか迷ったがえいやっと講演者にプレゼントした。我ながら頭のおかしな聴講者である。さて帰宅して、c)より3/10に注文した本たちが、本日3/16にゆうパックで届いていた。c)での買い物には、CD『JUST LIKE HONEY 『ハチミツ』20th Anniversary Tribute』¥1300も含まれていたのだが、そちらは本ではないので上記にはわざと記載していない。

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 2:

 3:いつ使うんだ、いざ使おうとして切り取ることができるかどうか、とかいろいろ思うのだけど、つい欲しくなる絵はがき文庫。

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 5:

 6:全3巻のシリーズ「知識図絵 日本の伝統」のうちの1冊。他に、歌舞伎と相撲があり、いずれも籾山千代・作/絵のようなので、ぜひ読んでみたいところ。

 7:アメリカ創作絵本シリーズ5。

 8:ペンギンのヘクターシリーズの第1巻。

 9:小沢良吉ねこシリーズの第5巻に相当。

 10:

 11:収集中の漫画。かなり状態が悪いものが届いて悲しい。ワレ、背ヤケ、他店の値札シールついたままでしかもその時の値札シールは¥10の表記。

 12,13:収集中の漫画。

 14:珈琲文庫の第2巻。1995年刊行のものを入手したが、2003年に新装版が出ているようだ。何篇か既読のような。「旅人たち1~3」は、hontoの電子書籍『青春裁判』で読んだようだ。「チビ」以降もどこかで読んだ気がする。SonyのReaderの電子書籍かもと思ったけど、違うようだ。あとがきを読むと、"その作者が自分のために、それを描かねば生きれなかった、と言ふ作品もある"とのことで、そんなお金のためでなく描かれた作品たちが読める。というか、対して永島慎二作品を知らないのだけど、貸本作品でない永島慎二漫画を読むと、全部そんな作者の必然的な思いの発露でしかないといった切羽詰まった切実・痛切な作品ばかりで、本当に心に届く・触れられるようなところがある。詩情に溢れて、読者が自分のために描かれたと勘違いしてしまうようなところがある。今回一冊通して読んで、やっぱり心がぬくもった。

今日買った本

■今日買った本。計3700円。

 

a)岡山●→初会場入り。

1・『上林暁・外村繁アルバム』角川書店 ¥100 しらとり文庫 1962年刊行の『角川版昭和文学全集 第9巻 上林暁・外村繁』角川書店の付録

2・谷川俊太郎・編『わらべうた 上』冨山房 ¥200 Finder+

3・谷川俊太郎・編『わらべうた 下』冨山房 ¥200 Finder+

4・トミー・ウンゲラー・絵と文、麻生九美訳『メロップスのわくわく大冒険 1』評論社 ¥200 tricco

5・トミー・ウンゲラー・絵と文、麻生九美訳『メロップスのわくわく大冒険 2』評論社 ¥200 tricco

6・イ・ヨンギョン・文/絵、神谷丹路訳『あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま』福音館書店 ¥500 tricco かみやにじ

7・『Spectator Vol.42 新しい食堂』エディトリアル・デパートメント ¥700 ネジマキネコ かわらばんくんと読む食堂早わかり画報(構成と文:編集部、作画:三好吾一)が9ページにわたって掲載されている

8・青来有一『爆心』文春文庫 ¥100 ayumi書房 読書会

9・長田弘『死者の贈り物』ハルキ文庫 ¥100 三月三日書店

10・島田潤一郎『90年代の若者たち』岬書店 ¥500 本屋、ある朝裸足で

11・さいとふゆじ・作『のうさぎのえ』福音館書店 ¥100 マミィ こどものとも年中向き、1988年12月1日発行のペラペラ版。

12・さいとふゆじ・作『ぼくのむらはね、ぶん』福音館書店 ¥100 マミィ こどものとも年中向き、1990年3月1日発行のペラペラ版。

13・ドストエフスキイ、米川正夫訳『ドストエフスキイ前期短篇集』福武文庫 ¥300 小品(こしな)

14・永島慎二・作/構成『夜明け(雑誌の切り抜きを前所有者が簡易製本したもの)』 ¥300 たかつか 1968年刊行の月刊誌『希望ライフ』(内容的に1月号か?)に掲載された作品

15・川崎大治・文、太田大八・絵『はなたれこぞうさま』そしえて ¥100 吟遊堂 そしえて民話絵本 扉にシール&判子跡有 童話館出版で再販されている

 

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 ●書きかけ。

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 4:古本ではなかなか見ない第2巻と並べて売っていたので、この1巻から同時購入。ブタのメロップス夫妻とその息子4人(4匹?)たちの冒険譚が3篇収録されている。と書いたが、夫人は基本的にハウスキーパーをしていて、冒険帰りの男たちをスイーツを作って待っている。篇にもよるが、ウンゲラー新人時代の作ということで、色遣いが限定されている。白と黒の他に、許された色は、薄茶、水色、緑がかった水色、薄だいだい色の最大4色となっている。3篇目の「メロップス一家の地底探検」が思いがけず洞窟探検譚で、洞穴ものを常に探している私には嬉しい発見だった。ヘッドランプや縄梯子の用意をしたり、洞内二次生成物の説明があったり、測量やスケッチをしたり、古代人?の生活の痕跡の調査があったりと盛りだくさん。ゴムボートまで持ち込んでいるのだから、恐ろしい装備の量で、普通は体力が持たないだろうなと思う。最後は、ギャングの隠したものを発見して、その回収に便乗して洞外に脱出。

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今日買った本

■今日買った本。計450円。

 

a)ブックオフ徳島田宮店にて。

1~3・山本おさむ『赤狩り 1,2,4』小学館 各¥110

4・ユーフラテス『コんガらガっちあっちこっちすすめ!の本』小学館 ¥120

 

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 某氏をランチイベントに送った後、一時間半くらい暇だったので、a)へ行ってみた。

 1~3:収集を開始した漫画。全10巻ある。

 4:同行者が求めたもの。ピタゴラスイッチのスタッフが作った本だそう。と分かると、何となくそれっぽいところがある。アプリクーポンを使って、¥100引きで買えた。

今日買った本

■今日買った本。計7450円。

 

a)Book&Coffee coyomiにて。→初入店。

1・大谷英之・写真、大谷淳子・文『ありがとう大五郎』新潮文庫 ¥200

2・エヴェンキ民話、アンナ・ガルフ・再話、内田莉莎子訳、小野かおる・絵『カンジカおばあさんのおきゃくになったうさぎたち』福音館書店 ¥100

3・マルシャークの詩より、内田莉莎子訳、清水義博・絵『ぼくはだいくさん』福音館書店 ¥100

4・ラディヤード・キプリング・作、寺村輝夫訳、長新太・絵『ぞうのはなはなぜながい』集英社 ¥200

5・ドロシー・バン・ウォアコム・文、エロール・ル・カイン・絵、辺見まさなお訳『ね、うし、とら……十二支のはなし 中国民話より』ほるぷ出版 ¥600

6・モーゼス・ガスター・文、光吉夏弥訳、太田大八・絵『りこうなおきさき』岩波書店 ¥500

7・ハロルド・クーランダー/ウルフ・レスロー・文、土方久功・絵、渡辺茂男訳『山の上の火』岩波書店 ¥700

8・チャールズ・ギラム・文、石井桃子訳、丸木俊子・絵『カラスだんなのおよめとり』岩波書店 ¥800

9・A・トルストイ/M・ブラートフ・文、高杉一郎/田中泰子訳、E・ラチョフ・絵『まほうの馬』岩波書店 ¥800

 

b)ブックオフ徳島川内店にて。

10・神沢利子・作、渡辺洋二・絵『こねこのルナ』ポプラ社 ¥110

11・安房直子・作、田中槙子・絵『ねずみのつくったあさごはん』秋書房 ¥110

12・横溝英一・作『はしるはしるとっきゅうれっしゃ』福音館書店 ¥110

13・ヤン・サン・再話、ドゥア・リー・下絵、ヤン・ロン/ヤン・イェン・刺繍、やすいきよこ訳『サルとトラ ラオス・モン族の民話』福音館書店 ¥110

14・リチャード・スキャリー・作、奥田継夫訳『スニッフはたんていだいすき』ブックローン出版 ¥350

15・リチャード・スキャリー・作、奥田継夫訳『パトリックふうふはおひゃくしょうだいすき』ブックローン出版 ¥350

16・藤本義一『虹の怪奇簿』双葉文庫 ¥110

17・ルー・ウォーレス、白石佑光訳『ベン・ハー』新潮文庫 ¥110

18・亜月裕『かぎりなくアホにちかい男』集英社 ¥110

19・関川夏央・松森正『18階の男』日本文芸社 ¥110

20・関川夏央・作、谷口ジロー・画『リンド3(スリー)! 4』双葉社 ¥110

21~22・能條純一『翔丸 2,3』講談社 各¥110

23~27・尼子騒兵衛『落第忍者乱太郎 1,2,4~6』朝日新聞社 各¥110

28~36・山本おさむ『ぼくたちの疾走 1~9』双葉社 各¥110

 

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 書きかけ。

 1:

 2:《こどものとも》456号、1994年3月1日発行のペラペラ版。記名有。エヴェンキはロシア国内の概ね中央部に位置し、かつて自治管区をもっていた、狩猟や遊牧を主な生業としていた民族。白いウサギでも、長い耳の先は黒い種があるが、それの由来譚のようなものか(いかにも由来譚です、という文章になっていない)。カンジカおばあさんとは、やまんば、バーバ・ヤガーの類だと思われ、ちょっとした魔法を使うことができる。おばあさんの槍で勝手に遊んでいた白うさぎたちが、くまに槍を奪われて、その槍が飛んできて、うさぎの耳の先をかすめる。そのときに、摩擦で焦げたのか槍の色が移ったのか何なのか分からないが、うさぎの耳の先が黒くなってしまい、"さきっぽくろみみうさぎ"になる。

 3:《こどものとも(年中向き)》、1991年2月1日発行のペラペラ版。2と同じ記名有。木版画でぱっと見で一目惚れするような本。腕利きの大工さん気取りの少年だが、戸棚を作ろうとして、板を薄くし過ぎてしまい、しょうがないから代わりに腰掛け作ろうとして、これもやっぱり何か失敗して、めげずにこの繰り返しをしていく。最後にめげそうになるところをお母さんの声かけで救われて、サモワール(湯沸かし)に入れる燃料としての木屑提供職人として感謝される。機嫌の良いとき、それを保つのが危うくなってきたとき、のあるある感。そして、どんな風に手を差し伸べれば良いか、の好例を示してくれて、年中くらいのこどものいる生活を思い出させる良い作品。

 4:

 5:

 6:ルーマニアのたのしいお話。

 7:エチオピアのたのしいお話。

 8:アラスカのエスキモーのたのしいお話。

 9:ロシアのたのしいお話。

 10:

 11:

 12:

 13:月刊予約絵本《こどものとも》547号、2001年10月1日発行のペラペラ版。こどものとも世界昔ばなしの旅の一つとして、2005年に特製版が出ているようだ。そちらをぜひ入手したいところ。

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 16:

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 18:

 19:

 20:

 21~22:

 23~27:

 28~36:

今日買った本

■今日買った本。計1631円。

 

a)ヤフオクにて。

1・ウルフ・ニルソン・作、エヴァ・エリクソン・絵、木村由利子訳『かわいいこぶた』佑学社 ¥120

2・小沢良吉・作/絵『えほんしゅっぱんしゃ ねこのほんや』フレーベル館 ¥1511

 

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 a)にて2024/2/17に落札した商品が、本日ゆうメールにて届いた。いずれも同じ出品者からの落札。

 1:

 2:小沢良吉ねこシリーズの第6巻に相当。

今日買った本

■今日買った本。計204円。

 

a)VALUE BOOKS通販にて。

1・山本おさむ『オーロラの街  1』小学館 ¥204

 

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 年始の特典か、a)の送料無料キャンペーンコードを入手したので、それを使って本を購入。2/11に注文して、4日後の本日届いた。

 1:収集中の漫画。これで全2巻揃った。2024/3月頃読了。戦後間もなくの国民の多くが貧乏な頃の生活が、オムニバス形式で描かれる。各篇は、共通の舞台として、ある街が関係している。その街はどうも熊本のある街がモデルになっているようだ。しかも戦後間もない頃に河川の氾濫で多くの死傷者を出した街らしい。少し調べたのだけど、それらしい街の見当をつけることは今のところできていない。買って欲しいものを買ってもらえない子ども、貧乏で根性がひねくれていく人、仕事を失えばたちまち立ち行かなくなるために雇い主に囲われてしまう女性、など、やっぱり山本おさむは社会的弱者を昔から描いてきたのだなと、今作でも再確認できた。

今日買った本

■今日買った本。計670円。

 

a)ブックオフ徳島沖浜店にて。→本購入無し。

 

b)徳島こどものとも社にて。

1・『母の友  2023年12月号』福音館書店 ¥670

 

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 健康診断のために、街中へ行ったついでに、a)へ寄ってみた。岩波文庫の青帯でブータンの聖人のことを書いた本があり、気になったが購入は見送り。他には目ぼしいものは見つけられなかった。b)では、以前から欲しかった雑誌のバックナンバーを購入。会員証をもらったおかげで、今回から少し割引が適用された。

 1:ひうち棚さんの4コマ漫画「5歳と8歳」の4作品を収録しているということで購入。

今日買った本

■今日買った本。計1415円。

 

a)ブックオフ鴨島店にて。

1~3・竜田一人『いちえふ 福島第一原子力発電所労働記 全3巻』講談社 各¥100

4・五味太郎・作/絵『きみはしっている』岩崎書店 ¥255

5・『20世紀全記録 Chonik 1900-1986』講談社 ¥300

6・『小学館の図鑑NEOぷらす くらべる図鑑』小学館 ¥280

7・加藤由子・監修/指導『小学館の図鑑NEOぷらすPOCKET くらべる図鑑クイズブック』小学館 ¥280

 

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 ツリーハウスの森というところに行ってみた。そこには複数のツリーハウスがあって、森の中でのびのび遊べるようになっている。妖精の村図書館という小屋型の図書館があるのでそこを覗いてみたく思っていたのも行ってみた動機だった。この図書館には私が以前所有していた本があるはずで、果たしてそれが確認できて嬉しかったのだが、それよりも嬉しく、また驚いたことには、私が以前作ったある紙切れが台の上にひらりと一枚置いてあったことだった。吹けば飛んで簡単にくちゃくちゃになりそうな環境で、5ヶ月くらいは大事に残されてきたのだと思うと利用者の節度の高さが推し測られるというものだ。何かこの場所にサプライズな参加をしてみたく思ってきた。この公園というか森の中でフリスビーの投げ合いっこをして長々と遊び、その帰りにa)へ寄った。レトロコミックやレトロ書籍棚ができていて見応えがあったが、価格設定に面白みがなく、そこからは買えるものがなかった。

 1~3:男だらけの現場仕事の雰囲気をよく伝えてくれる漫画。年間被曝量内でイチエフの現場仕事を回しているのは、短期労働者が多く関わっているからなんだなと。決してその被曝量上限突破をしてまで現場対応しているわけではない(収入確保のためや責任感からの意図的なごまかしが発生するにしろ。そういうことがあると、ますますルールが厳しくなる現場の様子もこの作品がよく伝えてくれている)。私はたばこ臭そうな場を好まないので、むさ苦しい現場はあまり近寄りたくない。防護マスクによって引き起こされる頭痛苦は、新型コロナウイルスの流行で、仕事中マスク必須になった今の私には、実感としてとても分かる。2巻の《番外編2》で、"昔から漁師には水死しても身元が分かるように刺青入れる風習があんだってよ"というセリフがあって、それで私がときどき利用するあの海に近い材木町的なところにある銭湯の男性客に刺青入れてる人が多のかな、と思った。

 4:図書館除籍本で入手済みだった本。これで先に入手済みのその本を手放せるというもの。

 5:1987年発行の本で、タイトル通り20世紀の主な出来事を写真や文章で紹介する分厚い本。『imidas』とかが流行った時代の出版物だなあという感じがする。1991年に、1987年~1990年を収録した補遺版と、1900~1990年までを収録した増補版が出て、それっきりになってしまったようだ。

 6,7:同行者が見つけ、欲しがって買ってあげたもの。

今日買った本

■今日買った本。計2780円。

 

a)1003通販にて。

1・伊藤重夫『チョコレート・スフィンクス考』IceCREAM GARDEN ¥2780

2・『かげ日なた vol.14 2024年1月号』 ¥0

 

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 1/5にa)に注文した本が本日届いた。上記料金には、送料¥250が加算されている。

 1:発売が、IceCREAM GARDEN。発行は、田中敦子+踊るミシン復刊会。

 2:今回は全体的に淡々としているような。窪田さんの文章から伺える子どもたちの振る舞いに微笑み、内藤さんの文章で3月に姫路文学館へ行くのがますます楽しみになった。

今日買った本

■今日買った本。計1950円。

 

a)古本陽気にゆこうにて。→初入店。

1・バロン吉元『黒い鷲 愛蔵版 全1巻』中央公論社 ¥100

2・井上ひさし『言語小説集』新潮文庫 ¥250

 

b)本屋PLUGにて。→移転前セールで¥800以下の古本半額セールをやっていた。

3・加賀乙彦『頭医者事始』講談社文庫 ¥50

4・チェーホフ・作、神西清訳『シベリヤの旅 他三篇』岩波文庫 ¥50

5・マリヴォー・作、進藤誠一訳『愛と偶然との戯れ』岩波文庫 ¥50

6・コンラート・フェルディナント・マイヤァ、高安国世訳『マイヤァ抒情詩集』岩波文庫 ¥50

7・小池和夫『異体字の世界 最新版 旧字・俗字・略字の漢字百科』河出文庫 ¥262.5

8・斎藤君子編訳『シベリア民話集』岩波文庫 ¥262.5

9・ブライアン・ワイルドスミス・作/絵、すぎやまじゅんこ訳『へびくんはらぺこ』らくだ出版 ¥350

10・吉田定一・編、篠原良隆・絵『あそびえかきうた ぼうが一ぽんあったとさ 伝承編』らくだ出版 ¥262.5

11・マインダート=ディヤング・作、ジム=マクマラン・画、中村妙子訳『びりっかすの子ねこ』偕成社 ¥262.5

 

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 連休で丸一日自由な時間が作れたので、日帰りで和歌山市に行ってきた。b)での古本半額セールが主目的である。まず、b)より開店時刻の早いa)へ初入店。それから、Taplows(タプロース)という軽食屋でカツカレーのセット昼食。このお店がとても良かったので、再訪したいところ。樽ウイスキーを置いてあったので、ちょっと尋ねたところ、店内にある樽はもう全て空になってしまっているとのこと。さて、今帰宅して調べてみたら、Taplowsとはスウェーデン王室御用達の「樽売り」ブレンデッドウイスキーのことらしく、もう終売だということだ。ボトリングされないというのも面白い。このウイスキーに惚れた店主が、店名に拝借したのだろう。いつかどこかで出会えるかどうか。それからb)へ。5ヶ月前にも行って、それなりに欲しい本を買ったので、どれだけ買えるかなと思いつつ、棚を見る。岩波文庫の珍しいタイトルのものがいくつか目につき購入できた。

 1:ジョジョの奇妙な冒険の第二部(1987~1989年連載)っぽいノリが感じられる(ハッピーうれピーよろピくねみたいな)。田舎少年がフランスの航空学校で学び、空軍入り、ドイツ空軍と空中戦を戦うなどする話。1973~1974年にかけて連載していた漫画。時々、横溝正史を読んでいる時のように今ではあまり使われないような格言など出てきて、そんなところは私の好み(梅酸、渇を休む(バイサン カツヲヤスム=喉の渇きは梅干しのことを思え、p.237)とか)。ところで、エレカシの「ガストロンジャー」で、"そして我々が受け継いだのは豊かさとどっちらけだ"という歌詞があって、「どっちらけ」って、何となく、どっちがどっちかわからない・どっちもどっち・とっちらかっている、あたりをまぜこぜにしたような意味だろうと漠然と思っていたが、本作のp.359で、すごく白けた、という意味だと不意に分かり、20数年来のぼんやりした疑問が解けた。

 2:

 3:装画が佐々木マキで、一瞬村上春樹本かと思った。ただし本書は黒背。

 4:リンク先は改版になっているが、昭和10年5月30日第2刷発行のものを入手。表紙の横書きが右から左に読む文字並びになっている。「加田蔵書」の蔵書印や書き込み有。「グーセフ」「追放されて」「女房ども」そして「シベリヤの旅」を収録。改版も出ていて、1986年頃にも改版の第何刷かが出ているので、その辺りのもっと状態の良いものを再入手しても良さそう。

 5:1730年1月23日、フランス王室づきイタリア人劇団により初演、扉に記載。今回入手は1977年に第29刷で改版されたもので、1982年5月10日第33刷のもの。

 6:高安國世譯、と旧字体

 7:2015年出版の本だが、2007年に同文庫から、「最新版」の語がついていない版が出版されていたようだ。

 8:

 9:

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 11 :改訂版を入手したが、この後まもなく再改訂された2訂という版があるようだ。

今日買った本

■今日買った本。計7090円。

 

a)TSUTAYA BOOK GARAGE福岡志免店にて。

1・エリザベス・ローズ・文、ジェラルド・ローズ・絵、伏見操訳『おおきなかしの木』岩波書店 ¥220

2・ナディーヌ・ブルン-コスム・作、ヤン・ナッシンベンネ・絵、河野万里子訳『窓辺の鳩』太平社 ¥110

3・Ibi Lepscky、Illustrazioni di Paolo Cardoni『Albert』Emme Edizioni ¥110

4・リンカーン・述、ゲリー・ウィルズ・序、マイケル・マカーディ・絵、長田弘訳『リンカーン ゲティスバーグ演説』みすず書房 ¥440

5・鈴木のりたけ『大ピンチずかん 2』小学館 ¥1650

6・ヤーノシュ、矢川澄子訳『ゆきだるまのおきゃくさま』偕成社 ¥440

7・ディミター・インキオフ・文、イワン・ガンチェフ・絵、佐々木田鶴子訳『おかのうえのおおきな木』DEMPA/ペンタン ¥488

8・手島圭三郎・作/絵『らっこのうみ』リブリオ出版 ¥440

9・ガース・ウイリアムズ、こだまともこ訳『ベンジャミンのたからもの』あすなろ書房 ¥440

10・水上悦乃・染、宮地敏子・詩『はなともだち』かど創房 ¥110

11・アンソニー・ブラウン・作、久山太市訳『こうえんで…4つのお話』評論社 ¥330

12・稲見辰夫・作、勝又進・絵『きかいのなかみ』福音館書店 ¥330

13・ディーター・シューベルト・作、田村隆一訳『カラスのジャック』ほるぷ出版 ¥110

14・ナセル・ケミル・文、エムル・オルン・絵、カンゾウ・シマダ訳『歌う悪霊』小峰書店 ¥220

15・クレア・ターレー・ニューベリー・作、劉優貴子訳『こねこのミトン』講談社 ¥220

16・リー・キングマン・文、バーバラ・クーニー・絵、三木卓訳『ピーターのとおいみち』講談社 ¥220

17・アストリッド・リンドグレーン・作、マーリット・テーンクヴィスト・絵、今井冬美訳『こうしはそりにのって』金の星社 ¥220

18・トミー・デ・パオラ・作、ゆあさふみえ訳『まほうのレッスン』偕成社 ¥220

19・マイケル・グレイニエツ・絵と文、いずみちほこ訳『お月さまってどんなあじ?』セーラー出版 ¥110

20・小川陽・作/絵『かえりみち あねさんろっかくたこにしき』ポプラ社 ¥220

21・パオロ・グアルニエーリ・文、ビンバ・ランドマン・絵、せきぐちともこ訳『ジョットという名の少年 羊がかなえてくれた夢』西村書店 ¥440

 

***

 

 例年のようにa)中古本20%OFFセールをやっているかなあと思いながら、元旦の朝刊の入り込みチラシを確認したが、チラシがない。前日電話で問い合わせても、セールは未定だという回答だった。それでも、どうだろういざ行ってみたらセールやっているのではないかと、判断に都合の良いバイアスがかかって、とりあえず開店時刻に合わせてa)へ。結果、セールはやっていなかった。折りからの物価高騰による影響だろうか。残念ではあるが、せっかく来店したので、絵本と自動書棚だけチェックした。

 1:7と同じく、大きな木のお話だが、7と異なるのは、このかしの木は人間との関わりが深くあるという点。大きくなるまでの話も、他に木もたくさんある森の中で何年も何年も時間をかけて大きくなるから、寂しさは感じていない。大きくなって、人間が周りの森の木を木造船のために伐採したりなんかして、遂にこの大きなかしの木が一本だけになる(そうなるとかしの木は寂しいことだろうな)。しかし、関わる人間はたくさんいて、だからこのかしの木は大事にされるのだけど、ある日雷が落ちて、焼けてしまい、根元付近から切られてしまう。お終いに、このかしの木のどんぐりが、一匹のリスに運ばれていくシーンで、また何百年というサイクルの繰り返しが予感される。7より、木の(というよりいのちの)永遠性を感じさせるところが、良いなと思う。

 2:原題は『Les pigeons』。ル・アーブルの街は、パリの北西、セーヌ側の河口、北岸に位置する。船が去ったり戻ってきたり、海鳥もそうだろうか。鳩も去ったり戻ってきたり。いなくなった父や、自分たちの、来し方行く末を思う揺れる心を、そういうものに重ねて、美しく整っていながらどこか寂しいような絵柄で描く。上品さを感じる作品。あんなに見た目の異なる鳩が一塊になっていること、日本では見ることはあるそうあるだろうか。

 3:

 4:詩人が贈る絵本シリーズ2のうちの1冊。「人民の、人民による、人民のための政治」という風にかつて私がどこかで聞いて覚えた言葉が入っている演説の全体を収録して、絵本にしたもの。白と黒の版画の世界。本書では、「人びとを、人びとが、人びとのために(オブザピープル、バイザピープル、フォアザピープル)、自ら律する国のあり方を、この地上から消滅させないように。」と訳している。そもそも、南北戦争はどういう戦争だったのか、私はそこが掴めていない。リンカーン北軍に属するようだ。南軍はどちらかというとブルジョワジーというか既得権益者からなる軍ということだろうか。ちょっとだけ調べてみると、南軍は奴隷制度存続を願う側であり、やはり既得権益者が、その立場の崩壊・瓦解を回避したく、奴隷解放の立場の北軍と起こした戦争ということだった。

 5:同行者が選んだもの。最初、このシリーズの1作目の中古本を見つけ、それが税込定価1650円に対し、中古価格が1320円だったので、これは買ってあげる気がしないなと思っていた。そこで新刊絵本コーナーを覗いてみると、同シリーズの2作目が出たばかり、しかも今買えば、出版されたばかりということで、おまけのお面が付いてくる、ということで、この本を買った次第。

 6:

 7:発行元は上記だが、発売元は電波新聞社。大器晩成、といった内容。丘の上に、一本だけ生えてきた木(木の種類は不明)が、向こうに見える森の木たちを羨ましく思いつつも、そこで育つしかないというので、一本きりでどんどん大きくなり、大きな木になる。そうすると、鳥たちが来たり、獣たちが根っこの近くの地面で過ごしたりと、仲間たちができて、もう寂しくもなくなっていく。雪に覆われた葉っぱの陰には、冬を越すスズメたちがみんなで春まで囀りを聞かせてくれる。

 8: 全6巻の北に生きるかしこい動物たちシリーズの第6巻。シリーズ本として入手済などをざっくりリスト化してみたが、手島圭三郎の絵本作品はもう30作近くありそうだ。らっこは、猫みたいににゃーにゃー鳴くらしい。らっこのお母さんがシャチに襲われていなくなってしまうが、近所の別の子のお母さんが、そのいなくなってしまったお母さんの子どもも一緒に育てていく。群れの中で、お母さんが入れ替わり可能というのは、厳しい自然界における生き物が獲得した知恵なのだろう。かしこい動物たちのシリーズ名の、"かしこい"は、本作の場合、そこに照射されているのかな。

 9:

 10:既所有だった。行商用とする。

 11:

 12:

 13:これまでに作者の作品を何か読んだことがあったかなと思って、調べてみたら『みんなちきゅうのなかまたち』を夫婦の作品として出していた作家だった。カラスの男の子ジャックは、ジョンという人間の男の子が住む家のそばの木の上の巣に暮らしている。おもちゃやらで遊ぶジョンをよく見ていたジャックは、夢の中で、人間の男の子のように遊ぶ。カラスの体格で人間風の生活や遊びをする絵の無理矢理感が、見ていてとても面白い。

 14:

 15:

 16:この本はできたら旧版が欲しいなと思っていたのが、今回入手は新版で背上部青色で世界の絵本と書いてあるもの。友だちが欲しい4歳のピーターは、母親の「ねがいごとはじぶんでかなえるのよ。」という言葉に背中を押されて、村の学校まで歩いて行き友だちを見つけようとする。村の学校に着くもタイミングは悪くて願いはその場で叶わないが、家に帰り着いたピーターは、いつも世話をしていた家畜たちや行き帰りの道中で会った動物たちが、実はいつも遊んでくれていた友だちだということに気付く。母親の後押しの一言が、ピーターをずっと大きくさせたのだけど、この母親はそれを知ってか知らずかの態度で、遠い道から帰ってきたピーターを普段通りの感じで迎え入れるところが憎らしい。

 17:貧しいヨハンのお家のたった一頭だけの牝の牛が、不慮の事故で亡くなり、一家は両親ともども途方に暮れているところへ、近所の大家のベックフルトさんが、いつものように街で大いに呑んだあとで、買っておいた牝の仔牛を馬橇に乗せて連れて帰る途中で、妙な鳴き声がするからと仔牛を雪道に放り出してしまう。それをたまたま見つけたヨハンが、家に連れて帰るのだが、ヨハンの両親は大方ベックフルトさんの仔牛だなと予想しており、案の定そうであった。ベックフルトさんに掛け合って(ベックフルトさんは本人なりに呑んだくれての失敗を町の人に知られたくないのだ)、その一頭をこっそり譲り受けるまでのお話。呑んだくれだけど、恥を知り、頑ななケチではなく、子どもに優しいベックフルトさんの人柄が良いなと思う。"手おしぞり"という道具が出てくるが、絵があるので分かりやすい。ケンケン自転車みたいに、片足だけ乗せてけんけんして進む雪ぞりの絵があり、正面には荷物載せ台もある。そりの板は間隔は狭目に平行に2枚あるので、下り坂では、両足を乗せて滑り降りることもできそう。訳者あとがきをみると、邦訳版出版当時90歳くらいのリンドグレーンのことで、"家畜を工場のような畜舎にとじこめて育てる飼育システムに反対する運動に関わ"っているのだそう。ヨハンの家の、牛の扱いは、まあたかだか一頭だけということもあって、のびのび育てているようだし、そういう作者の背景が、作品に反映されているようだ。

 18:まほうつかいのノーナさまシリーズの第2巻。

 19:hontoを見ると、1995年9月1日にらんか社から出ているのだが、今回入手は1995年9月9日第1刷発行、2007年6月30日第28刷発行のセーラー出版のもの。

 20:まるたけえびすにおしおいけ、あねさんろっかくたこにしき、しあやぶったかまつまんごじょう。丸太町、竹屋町、夷川、二条、押小路、御池、姉小路、三条、六角、蛸薬師、錦小路、四条、綾小路、仏光寺、高辻、松原、万寿寺、五条。京都の東西の通りを、北の方から並べて覚える歌に取材した絵本。バスの代わりに、ちょっとだけ長い散歩して帰る母子。寄り道しながら、通りの入り組んだ感じやら、いろいろな通りの名前に少しずつ触れていく。子どものときから、こういう経験をして、少しずつ通りの名前なりなんなりの知識が身についていくものだよなあと思う。

 21:1260年代に生まれて1337年に(たぶん70歳で)死んだとされる、ルネサンスの出発点に立つフィレンツェ近くのムジェッロで生まれた画家ジョットについての伝記的絵本。ジョットはフレスコ画家なので、この絵本も、そのような画で描かれていて、私にはいかにも西村書店好みな作品だなという感じがする。金色も多用されている。日々羊の番をさせられていたジョットが、あるとき有名な絵描きのチマブーエの聖母子像を見て、その絵を描いたチマブーエに何とか会い、彼から分け与えられた顔料で、本物の羊そっくりの絵を、その絵を見た迷子だった羊が絵のそばに戻ってくるほどの絵を、岩に描いた。これを見たチマブーエが、ジョットを弟子にし、ジョットはその才能を一気に開花させていく。独り立ちし、フレスコ画のための顔料を大きな袋に背負ったジョットの姿が、当時のフレスコ画家たちのスタイル(たぶん絵の注文が入ったところへ向かって行く様を描いたのだろう)なのだなあ。

今日買った本

■今日買った本。計2860円。

 

a)テントセンブックスにて。

1・ヴィスワヴァ・シンボルスカ、沼野充義訳/解説『終わりと始まり』未知谷 ¥1540

2・寺村輝夫・文、ヒサクニヒコ・画『吉四六さん』あかね書房 ¥1320

 

***

 年末年始も営業しているというa)へ、散歩がてら行ってみた。この散歩のおかげで一万歩以上の歩数を稼いだ。
 1:2023/1/1読了。ポーランドの詩人で、1996年のノーベル文学賞受賞者。店頭でパラパラと見たところ、平易な言葉を用いた詩で、親しみやすい印象を受けたので試しに購入。いつどこにいても、いまここをしっかり見つめると、とてつもない偶然の奇跡の顕現に包まれている、ということ。幾多の戦争や他者をアジテートする人々に対して、いまここから見える、まるでいつでも見れるような景色に、感動や驚きを抱くこころで、私を奪われることを回避することができるということ。そういうことに気付かされる。
 2:同行者が選んだもの。『てんぐのはなし』を図書館で借りて読んだばかりだったので、同じシリーズの本を見つけて嬉しそうだった。

今日買った本

■今日買った本。計9730円。

 

a)ゆとぴやぶっくすにて。→初入店。

1・このみひかる『ぴょこたんのなぞなぞサンタクロース』あかね書房 ¥440

2・藤子・F・不二雄・監修『新ドラえもんオール全百科』小学館 ¥440

3・ベラルーシの昔話、内田莉莎子訳、小野かおる・絵『くまのしっぽ』福音館書店 ¥330

4・フアン・カルロス・オネッティ、鼓直訳『はかない人生』集英社文庫 ¥770

5・柴田錬三郎、日下三蔵・編『第8監房』ちくま文庫 ¥440

6・花崎皋平『生きる場の哲学 共感からの出発』岩波新書 ¥330

7・『深夜放送ファン 新譜ジャーナル別冊No.3 1970年6月15日発行』自由国民社 ¥1100

8・『深夜放送ファン No.2 季刊1 1970年10月号』自由国民社 ¥1100

9・『深夜放送ファン 季刊No.2 1970年12月号』自由国民社 ¥1100

10・『深夜放送ファン 1971年3月号』自由国民社 ¥1100

 

b)喫茶むくむくにて。→初入店、アスカタスナの古本販売があった。

11・カール・ヤスパース、松浪信三郎訳『哲学の学校 現代思想選1』河出書房新社 ¥500

12・五味太郎『おっとおとしもの』福音館書店 ¥350

13・ベルトルト・ブレヒト、長谷川四郎訳、高頭祥八・画『子供の十字軍』リブロポート ¥880

14・鶴田陽子・再話/絵『まめとすみとわら』アスラン書房 ¥400

15・柳生弦一郎・作『はらぺこさん』福音館書店 ¥450

 

c)古本市場草加店にて。→本購入無し。

 

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 家族の入院見舞いで急遽帰省してきて、その隙間時間に以前から行きたかったa)の店に行った。10年前の某一箱古本市に出店されていた方が始められたお店。そのときに出店していたつながりで、ぜひ行ってみたい

 1:

 2:全百科と書いて、オール百貨と読むようだ。コロタン文庫の第52巻にあたる。

 3:1996年9月1日発行のこどものとも年中向きのペラペラ版。

 4:

 5:

 6:著者名は、こうへい、と読む。

 7:表紙が藤本蒼。本書が、『深夜放送ファン』創刊号に相当。ということで、藤本蒼表紙の新譜ジャーナルを調査した。まず本書以前の新譜ジャーナル別冊を調査したところ、別冊No.1が1969/11/25刊行(昭和44年)の、「ザ・フォーク・クルセダーズのすべて フォークルの全楽譜紹介」(表紙は写真で藤本蒼ではない)、別冊No.2がどうも分からない(表紙が藤本蒼かどうか不明。また「岡林信康のすべて」は1970年12月刊行だから違う)。深夜放送ファンは、最初は新譜ジャーナル別冊No.3として出て、3.5ヶ月後に、深夜放送ファン2号が出て季刊誌化し、深夜放送ファン3号が2ヶ月後に出て(季刊(3ヶ月に1度の刊行ペース)じゃないのかい!)、3ヶ月後に深夜放送ファン4号が出て、それから5号と6号がそれぞれ2ヶ月後に出ている。その後、表紙担当が代わり、同年のどこかで月刊誌化したとのこと。とりあえず、あと深夜放送ファンの5,6号を未入手で探究リストとしてまとめて追加しておいた。今号の表紙絵は、エレキギターと象が合体。

 8:表紙が藤本蒼。『深夜放送ファン』第2号に相当。今号の表紙は、サックスとワニが合体。

 9:表紙が藤本蒼。『深夜放送ファン』第3号に相当。今号の表紙は、トランペットを持って飛んでいる悪魔?(キューピッドには見えない)が描かれている。

 10:表紙が藤本蒼。『深夜放送ファン』第4号に相当。今号の表紙は、楽器が登場していない。気球や飛行機、飛行船が描かれているが、これは「アルバム《DJと車》」という記事があることを受けて、乗り物つながりで考えられた絵なのかな。

 11:2023/12/26読了。歴史、政治、死。もう60年ほど前の言葉だが、身近で喫緊の公私の問題が重なり、背筋が伸びる。以下、気になったところを抜粋。p.55、"あったことを認めること、そこに誠実さの要求がある。"、"われわれの先人たちの罪責をわれわれはひき受けなければならない。(中略)われわれの歴史のよって与えられたものから出発して、或る将来の参与へ向かうところに、われわれの自由がある。"。p.135、"政治の目標は、つぎのような一つの命題で言いあらわされうる。すなわち、政治的自由を待ってはじめて、自己自身であるような人間が生じる。自己の国家の内部における自由と同時に、外に対する自己主張の実現を待ってはじめて、人間は彼自身である。"。p.136、"ただ政治的自由のみが、われわれをしてまったき人間たらしめることができる。"。p.148、"かりに人間が暴力によって呑みこまれてしまうかもしれないにしても、人間の真理は、やはり、このような自由にいたる人間の道であった。自由は、挫折によって否定されるものではない。(中略)地球の栄光が、いつか宇宙の海で、まるで何ごともなかったかのように、自らの没落によって消し去られてしまうことがあるとしても、この栄光は否定されるものではない。"。

 12:

 13:

 14:

 15:

今日買った本

■今日買った本。計16303円。

 

a)1003通販にて。

1・益田ミリ『ツユクサナツコの一生』新潮社 ¥1980

2・草野マサムネ、junaida・イラスト『ひみつストレンジャー』角川春樹事務所 ¥2300

3・佐藤ジュンコ『マロン彦の小冒険』ちいさいミシマ社 ¥2640

4・パヴェル・チェフ、ジャン=ガスパール・パーレニーチェク/高松美織訳『ペピーク・ストジェハの大冒険』サウザンブックス社 ¥3630

5・古泉迦十『火蛾』講談社文庫 ¥803

6・竹本健治『瀬越家殺人事件』講談社 ¥3850

7・新宮文明 『つくってあそべる!男の子のかっこいいおりがみデラックス』西東社 ¥1100

 

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 a)に注文していた商品が一通り揃ったとの連絡を受け、12/4に支払いしたものが、本日届いた。いずれも新本。

 1:

 2:

 3:巻末のミシマ社から出ている佐藤ジュンコ本を見ていると、基本的に切れ目なく佐藤ジュンコの定期エッセイがおそらくWebでされていて、ある程度の期間で本にまとめているみたい。これはそのミシマ社でのエッセイ本の3作目に当たり、2018年4月から2023年3月までの毎月連載だったもの。マロン彦自体は、2年ほど前にボタンから出版されていた『栗尾根マロン彦のたらちねロマン飛行』で知っていたから、ほとんど著者の分身のような感じのマロン彦の日々を綴るエッセイというスタイルは予想通り。新型コロナウイルスの流行や、ロシアのウクライナ侵攻のことや、国内の政治の劣化など目眩のするような激動の近年を振り返り、もう私自身狂ってしまいたいようなでもそう簡単に人は狂えないことを思って、私の頭の中もマロン彦と一緒にぐるぐるした。でもここに少なくとも著者のように、似たようなことを感じ日々を送っている人がいることをしっかりと思い出させてくれて、全くこういう人々と連帯して暮らして生きたいとの思いを新たにした。

 4:

 5:2024/1/6読了。第17回メフィスト賞受賞作で、帯によると23年目の2023年にようやく文庫化したもの。イスラム教に取材した本格ミステリで、登場人物名から地名なり専門用語なり馴染みのないカタカナがたくさん出てくる。それでも、すいすい読ませてくれるので、馴染みのない分野も興味津々で隣県への日帰り旅行の間で一気読み。宗教的な理由が殺人の動機でありつつ、全体が宗教的な修行における精神的な自己との戦いでもあり。デビュー作でこの作品完成度とは、驚愕しないわけにいかない。次回作を、星海社から『崑崙奴』を出版予定、と著者紹介に書いてあり、23年以上ぶりの新作ということで、これはどれだけ凝りに凝った作品になっているのか、楽しみ。

 6:

 7:図書館で借りてきてはまった本。こういうレシピ本って、安いなあと思う。

今日買った本

■今日買った本。計0円。

 

a)上勝クリスマスマーケットにて。

1・ヴェンセスラオ・デ・モラエス、花野富蔵訳『日本精神』講談社学術文庫 ¥0

2・寺田寅彦、小宮豊隆編『寺田寅彦随筆集 第五巻』岩波文庫 ¥0

3・若松英輔『悲しみの秘義』文春文庫 ¥0

 

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 a)のイベントにて、くるくるマーケットという名称で、不要品の持ち寄りと持ち帰り自由なブースがあった。そこにて3冊の文庫本を入手。私自身も、家から不要な本や紙ものを持ち込んだ。誰か興味を感じて貰ってくれる人が現れたら良いのだが。

 1:

 2:

 3:2024/1/31読了。最初タイトルを『悲しみの秘儀』だと勘違いしていたが、一章を読んで"秘義"だとようやく気付いた。ちなみに、秘義の語を追究?していて、なんと(というのもヘンな話だが)『秘儀と秘儀』だと思っていた本が、正しくは『秘儀と秘義』だということを知った。『秘儀と秘義』の原題は『DAS CHRISTLICHE KULT MYSTERIUM』だから、邦訳側の遊び心を感じる。二章見えないことの確かさ、に書いてあった、私にとっての良い「事件」が、他の人にも起こって欲しい、という願いは、例えば本との出会いでの良い「事件」を経験した本好きが、懸命の説明を添えて、または、黙って他の人に本を贈ることをする、というようなことに、私も身に覚えがあって、このページは忘れ難いなと思って栞をした。全体に言葉の選びようが丁寧で、上善水の如しという感じで、類を見ないような清らかなエッセイ。後半の一篇で悲しみを生きた著者自身のために、読者は胸を詰まらせるだろう。本書の校正担当は、牟田都子さんとのこと。