■今日買った本。計11380円。
a)1003通販にて。
1・游珮芸/周見信・作、倉本知明訳『台湾の少年4 民主化の時代へ』岩波書店 ¥2690
2・スケラッコ、ケン・ニイムラ、朴ノ木二郎、ヘイカラ、ひうち棚、リネア・スターテ、ウルバノヴィチ香苗(かな)、アトリエ・セントー、もぷ子、マテウシュ・ウルバノヴィチ『日月十譚』トゥーヴァージンズ ¥1590
3・香山哲『香山哲のプロジェクト発酵記』イースト・プレス ¥1370
4・大白小蟹『大白小蟹短編集 うみべのストーブ』リイド社 ¥930
5・小林昌樹『調べる技術 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス』皓星社 ¥2250
6・内田百閒『シュークリーム』灯光舎 ¥2250
7・『かげ日なた vol.10 2023年1月号』 ¥0
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先日注文した本が本日届いた。送料¥600を上記の本に均等に配分してある。ちなみに、4の本が最も入荷に時間が掛かったようだ。上記に並記しなかったが、『WOMEN'S READING MARCH 2023』として、1003店主とNINE STORIESさんがそれぞれ9冊ずつ本を紹介、また対談が載っている冊子を同梱していただいた。『あした死ぬには、』という全4巻の漫画が気になる。
1:新刊で収集中の漫画。これで全4巻揃った。
2:にちげつじったん。日本を舞台にした短編漫画アンソロジー。ひうち棚氏の作品「川」が拝めるということで購入。p.96で、子どもが「わたしはかいだんなんかはつかいませーん」といって、階段の脇の坂のオフロードを登り切って得意になっているシーンが、いかにも子どもOSがしそうな行動で、読んでいて口の端がぐーっと上がった。やっぱり1番読み心地の良い作品だった。2番目は冒頭のスケラッコ「クロマツ」。短篇ながら作品内で経過する時間がずっしり詰まっている。それは通常、簡単に一望できる時間ではないのだけど、こうして創作にはできる。これこそ業(わざ)だなあと思う。
3:
4:表題作。ストーブがしゃべり出すので驚いた。しかし振り返ってみると、『吾輩の部屋である』などでも家具や小物との対話もあったし、確かに家具は、その人と生活を一緒にして、その生活をよく見ているはずだから、家具にこそ語らせるべき記憶があるはずだとも思う。優しい話が多かったが、淡くて私には少し物足りない印象。
5:
6:最終篇は除くが、各篇の終わりに、短歌が掲げられる。ということを踏まえると、帯は俵万智、というのはなるほど感ある。表題作、いきなりストーブが喋り出すのでスミオ同様驚いた。白黒に加えて錆びたような赤色の3色の印刷(もちろん濃淡もある)で、熱のあるところのぽっとした赤錆色がところどころある。ぽーっと温かみを感じる良い演出。トーチというリイド社が運営するWeb漫画サイトなのだが、トーチすなわちたいまつなり灯りのことだとすると、それを意識した表題作(うみべのストーブ)ということかな。優しい物語が多いけど、思ったより淡い味だったな。
7:フリーペーパー。これ欲しさに今回a)に本の通販を頼んだ面もあるほど。ゲストとして島田潤一郎さんの寄稿あり。窪田さんの塩おむすびの話で思い出したのだが、私の母のおむすびも塩加減がばっちりで、べらぼうにうまい。今度帰省したときに、握ってもらおうかな。