yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計3500円。

 

a)中之島古本文庫にて。→初入店狙うも休みで入店できず。

 

b)古本陽気にゆこうにて。→初入店狙うも休みで入店できず。

 

c)本屋PLUGにて。

1・おおえひで・作、篠原勝之・絵『八月がくるたびに』理論社 ¥200

2・松下竜一『豆腐屋の四季 ある青春の記録』講談社文庫 ¥300

3・ブライアン・ワイルドスミス・作/絵、長瀬禮子訳『ポールとペリカン』太平社 ¥800

4・ブライアン・ワイルドスミス・作/絵、長瀬禮子訳『DAISY つばさにのったデイジー』太平社 ¥750

5・イングリ・ドーレア/エドガー・ドーレア・作(ドーレア夫妻)、吉田新一訳『オーラのたび』福音館書店 ¥400

6・H.C.アンデルセン・作、イブ・スパング・オルセン・絵、木村由利子訳『小人のすむところ』ほるぷ出版 ¥800

7・岡島弘子・再話、織田信生・絵『絵本・どうぶつ伝説集 虫の伝説』すばる書房 ¥250

 

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 帰省を終え、自宅に戻る途中で、交通費的にかなり無駄な出費になるのだが、和歌山市でしばらく過ごした。a)は、b)の初入店を狙って歩いている途中にたまたま見かけたもの。遠目にシャッターが閉まっていたので、まあ入店は無理だなと諦めたが、その存在も知らない店舗だったので、発見だけで嬉しい。一方で、b)は、その存在は知っていたので、店舗前まで行ってお盆休みということが分かり、大変残念な気持ちになった。そうこうしているうちにc)の開店時間を過ぎていたので、そちらへ。収穫有り。欲しい絵本がさらにあったが、値段的に折り合いがつかず、諦める。もう1店舗行こうと思っていたが時間切れで、駅まで戻った。

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 3:スプリットページブックといって、普通のページの見開きの中央に、普通のページの縦半分しかないページが挟んである作りになっている。

 4:3と同様、スプリットページブック。

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 7:絵本・どうぶつ伝説集の第2巻に相当。「だんぶり長者」「おしらさま」「ほたるの宮」「三上山のむかでたいじ」「ありとおし明神」の5篇を収録。「だんぶり長者」のだんぶりはとんぼのこと。外で口を開けて寝ている男の口の中に、とんぼが出入りして何やらうまい酒を口の中にちょっと入れてあげている。夢の中でのんだ酒のことが強く印象に残り、起きてそのとんぼを追いかけていくと、岩の間にうまい酒が湧き出す泉を見つけて、その酒でお金持ちになったという話。「おしらさま」は遠野に伝わる、養蚕由来譚。世話している馬が好き過ぎた娘が、早く嫁に出したい父親に馬を殺され、その皮を桑の木に吊るされる。あくる日、娘は馬の皮と一緒に、天に登っていってしまう。蚕の頭は馬の頭に似ているらしく、そのことと、蚕の餌になる桑の木に吊るされたという点が、馬と蚕を結びつけている。「ほたるの宮」のほたるは、戦で無くなった一族の天国に行けないでいる魂が彷徨っているもの。「ありとおし明神」は、中国からの謎かけのような贈り物で、細く曲がりくねった穴の空いた石に糸を通してくださいという注文に、糸を結びつけた蟻にそれをやらせる話で、このどこかで聞いたことのなる話が今回改めて読めた偶然が嬉しい。