2005-01-05から1日間の記事一覧
【イワン・イリッチの死】トルストイ 米川正夫訳 岩波文庫 ★★★★ 2005.1.3 死を真っ向から取り扱った作品。主人公が平凡なだけに、やがて誰しもに訪れる死の平等さ・絶対性がずしりと迫る。死のことを思う時いつも思い浮かぶイメージがあって、それがこの作品…
【月長石】ウィルキー・コリンズ 中村能三訳 創元推理文庫 ★★★★★ 2004.12.29 正に名長編。毎日毎日読み進む程に深く沈み込まされた。この貴重な感覚は年末山行を跨いで読むと確実に失われるだろうと思い、後半は益益集中して読み込み、結果、かけがえのない…