2005-02-18 屍蝋の街 読んだ本 【屍蝋の街】我孫子武丸 双葉文庫 ★★★★ 2005.2.17 「蝋」は正しくは、虫偏+臘のつくり 久しぶりに読む我孫子作品だったが、相変わらずのテンポの良さ。さっと読めたので気分が良い。が、面白さが単純に過ぎるからか、あまり書き残すべき感想が湧いてこない。 敢えていえば、ハッピーエンドでもバッドエンドでもない煮え切らないエンディングが妙所で、かなり経緯的縛りがきつそうではあるが、シリーズ続篇を出して欲しいと思わせる。 もう一つ、大路浩実による装丁が抜群に良い。 *** 作品中またアルビノという言葉が出てきた。近頃妙にアルビノ(あるぴの)に縁がある。