yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計1852円。

 

a)ブックオフonlineにて。
1・辰巳ヨシヒロ『TATSUMI Definitive Collection of YOSHIHIRO TATSUMI』青林工藝舎 ¥298
2・曽田文子『サーカスへいったねこ』講談社 ¥498
3・ジーン・ウルフ、フリッツ・ライバー他、若島正・柳下毅一郎・谷崎由依・秋津知子・伊藤典夫・渡辺佐智江・原啓介訳、若島正・編『モーフィー時計の午前零時 チェス小説アンソロジー』国書刊行会 ¥948
4・匿名作者『禁断叢書4 逆光の部屋 ある美少女の回想』河出文庫 ¥108

 

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 先日a)で注文した本が本日届いた。a)ではそろそろ、何か欲しい本が入荷した時に、送料無料にするための適当な本が見当たらなくなっている。

 1:がさがさした装幀で、あえて作品発表当時の時代を感じさせる。本書は残酷かつ終わり方がぶつっと切れているために余韻ある短篇揃い。辰巳ヨシヒロについては、あまり作品を読んでいないけれども、「人生なすび」という作品が今最も気になっている。

 2:最高に気に入っているねこの絵本。

 3:チェス好きなので、チェス小説アンソロジーということで飛びついた。ちょっと背ヤケしているのが残念。まえがきは小川洋子で、帯には羽生善治が言葉を寄せている。残りの作者をここにメモしておくと、ジャック・リッチー、ヘンリイ・スレッサーフレドリック・ブラウンロジャー・ゼラズニイ、ヴィクター・コンストキー、ウディ・アレンジュリアン・バーンズ、ティム・クラッベ、ジェイムズ・カプラン、ロード・ダンセイニ。妖とチェスを打つロジャー・ゼラズニイの「ユニコーン・ヴァリエーション」。ウディ・アレンの、往復書簡による噛み合わないケッサクのチェスには、笑いが止まらない。非SFで、最も直球的に痛切なのは、ティム・クラッペ「マスター・ヤコブソン」。

 4:禁断叢書の唯一の未所有巻。これで全巻揃った。幼い時分より男を手玉にとる才に長けた美少女が、最後は気になっていた男性と一緒に、年配男性の主人に仕えていく話。