yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計8090円。

 

a)本と文具キダブンにて。

1・読書猿『独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』プレジデント社 ¥3080

 

b)suruga屋にて。

2・衣谷遊『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 5』講談社 ¥300

3・山川直人『一杯の珈琲から シリーズ小さな喫茶店』KADOKAWA ¥220

4・おおひなたごう『目玉焼きの黄身いつつぶす? 5』エンターブレイン ¥160

5・白土三平『忍者武芸帳 影丸伝 3』小学館文庫 ¥180

6・萩尾望都『バルバラ異界 3』小学館文庫 ¥200

7・山上たつひこ『続々々々 喜劇新思想大系』秋田漫画文庫 ¥220

8・飯森広一『ぼくのシマイヌ 動物漫画シリーズ傑作選2』集英社 ¥280

9,10・山上たつひこ『光る風 上・下』ちくま文庫 ¥690

11~16・坂田信弘・作、かざま鋭二・画『でんでん虫 1~6』小学館 ¥330

17~19・斎藤次郎・原作、真崎守・画『共犯幻想 真崎守集 もう一つの劇画世界4 上・中・下』ブロンズ社 ¥1700

20・大喜多利哉『Mastodon入門ガイド』ソーテック社 ¥500

21・手塚治虫『改訂版 空気の底(下)』朝日ソノラマ ¥230

 

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 散髪ついでに寄ったa)で、話題の新刊書籍を購入。b)は、2日後の12/7に届いたもので、主に収集中の漫画の欠巻を埋めようとしていろいろ買い漁った。

 1:Twitterで話題になっていて気になっていた本。仕事の昼休み中に読む本にしようと考えている。

 2:シリーズを読みかけていた漫画。各巻読み切りなので、これ以前の巻は既に放出済。スピーディな展開でドラッグのような読み心地。やはり続く作品群も読んでいきたくなる。母子でDNAが完全一致するのだろうか。おそらく否だろう。とすれば、SSTは母のDNAをサンプリングしたということか。

 3:山川直人の未読作品。連作短篇集というか各篇が絡み合うような短篇集で、その関係性をもれなく見つけ出したくなるような、作り込まれた作品。このシリーズはさらに他にも単行本が出ているのだろうか。

 4:収集中の漫画。

 5:収集中の漫画。これで全8巻が揃った。

 6:収集中の漫画。これで全3巻が揃った。

 7:収集中の漫画。

 8:収集中の漫画。これで全3巻が揃った。ご飯粒が10粒くらい、あるページ間に挟まっていたが、そういうこともあるかと受け流せるくらいに、古本の汚れに慣れてきた今日この頃。爪ではがし取っておいた。「生きているハニワ馬」など、実話に基づいていそうな話もあり、どこまでが実話でどこまでが作り話か、気になってくる。絵は子どもっぽいのだが、どの話も、動物に対する人間の身勝手さや、そういった振る舞いをする多くの人間に反して、数少ない動物愛を発揮する人間の尊さが描かれ、ストーリー自体は読み応えあるものだと思う。子どもが自分で読めるときまで、しばらくは手放さずに置いておこうと思わせる。

 9,10:1970年代の漫画・劇画に興味があって、その中でも特に読みたかった作品。

 11~16:どこかのスーパー銭湯だかで1巻だけ読んで面白かったので、全巻通読してみたく思っていた作品。強運だけで成り上がっていく主人公。強運の者は引かれ合うのか、日本政界の裏のバックアップを得たり、アラブの石油王と懇意になったり、調子の良過ぎる展開は、時に収拾がつかなくなり、物語上無理やりな方向転換も目につくし、この作家コンビらしくやはりというか突然賭けゴルフの話になったりして、はちゃめちゃで癖があるが、一気に読ませる力がある。人気がなかったのか、尻切れとんぼで終わってしまうのが残念。もっとどこまでも強運をまっすぐに表現していって欲しかった。

 17~19:9,10のところでも書いたが、1970年代の漫画・劇画に興味があって、これもその中でも特に読みたかった作品。2021/3/17読了。70年安保の闘争の雰囲気はこういうものだったかと思わせる作品。上巻から中巻前半にかけて、共犯者たちの背景が語られる。中巻は彼らの周辺人物の群像など。下巻で、中心人物の心理と謎が明かされる。共犯者たちの背景の語りが抽象的で、それを表現する劇画ならではの技法に圧倒される。何だろう、今の漫画と全く違う。熱く滾るものがあって、しかしよく掴めないのだが、表現そのものの可能性やパワーがぐいぐいと心を押してくる。しばらく時をおいて、再読してみたい。

 20:Mastodonユーザーになったので、何か参考書籍でもないかなと思って検索した結果見つけた本。自前のインスタンスを作れるようになれるかな。2024/1/14売却済。

 21:「ながい窖」という作品を読むために買ったのだが、なんと今回購入の改訂初版では収録されていなかった。Webを調べてみると、初版のみに収録されているそうだ。全体にサスペンスと哀しい人間という存在を考えさせられる作品が揃う。「処刑は3時に終った」は、ジョルノ・ジョバーナのゴールド・エクスペリエンスに殴られて感覚が暴走しているのと同じ効果を、薬で実現している。「ふたりは空気の底に」は、二人に繰り返される悲劇が、次の転生時もまた悲劇で終わるだろうと思わせて、実に冷たい。