yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計1505円。

 

a)ブックオフonlineにて。

1・アンドレ・プラトーノフ・作、イリーナ・ザトゥロフスカヤ・絵、児島宏子訳『うさぎの恩返し』未知谷 ¥600

2・東君平『おはようどうわ 6 よぞらのほしに』サンリオ ¥600

3・渡辺とみ・作、小沢良吉・絵『なべのふた』文化出版局 ¥305

 

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 a)で2022/5/30に注文していた本が、本日届いた。

 1:ダゲスタン民話の再話。3人家族が、親戚を呼んでパーティをしようとして、子どもに招待予定者を呼んでくるよう使いを出すのだが、その子が誰を呼んだら良かったのか忘れてしまって、ならば包括的にという考えで町中の人をパーティに招待してしまう。すると、ご馳走の量が足りないので、大勢の客が怒り出し始めたところ、昔助けたことがあるうさぎが、その子に恩返しということで、森中の動物たちに呼びかけそれぞれがご馳走を運んできてくれて、窮地を救う話。子どもに始末を付けさせようとする両親は、なかなか厳格というか、突き放し方がすごい。イリーナ・ザトゥロフスカヤ・絵の本が、少なくともあと7冊(チェーホフの短篇もの)あるようだ。

 2:

 3:ちぎれた帯が挟んであり、どうやら本作は「第12回カネボウ・ミセス 童話大賞受賞作」らしい。雪国に住む老夫婦。お爺さんが、買い物をしに町まで行くのだが、お婆さんに買ってくるよう頼まれた鍋のふたを買い忘れてしまって、困っていたところ、お爺さんがお婆さんに怒られないようにと考えたのか優しいきつねが、鍋のふたに化けて、お爺さんの足元に転がっていた。バレバレの化け様で、しまいには、お爺さんは、自分で転がっておくれなんて言って、それでも健気についてくる鍋のふた。結局、化けた様子はお婆さんにもバレるのだけど、お婆さんもきつねの心意気と愉快な事が起きた事で、笑って済ませられたというほのぼの話。町の場面で桶屋と鍛冶屋が出てくるのだが、それら職人の描写(絵も文章も)が最もらしくて、良いなと思った。