2005-01-05 イワン・イリッチの死 読んだ本 【イワン・イリッチの死】トルストイ 米川正夫訳 岩波文庫 ★★★★ 2005.1.3 死を真っ向から取り扱った作品。主人公が平凡なだけに、やがて誰しもに訪れる死の平等さ・絶対性がずしりと迫る。死のことを思う時いつも思い浮かぶイメージがあって、それがこの作品を読んでいる時にも浮かんできて、恐くて困った。自分が死ぬ。それでも人人は生活を続け街を行き交い、地球は自転をしながら太陽の周りをまわり続ける。簡単にはそんなイメージ。 死を静観出来るような境地に達するまでは、遠ざけておきたい作品。