yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計3062円。

 

a)E.N氏より。

1・島田ゆか『バムとケロのもりのこや』文溪堂 ¥0

 

b)クラーク書店中央店にて。→初入店。

 

c)BOOK NET ONE名寄店にて。→初入店。

2・岸田衿子、渡辺学・絵『にほんたんじょう』岩崎書店 ¥157

3・秋野癸巨矢、秋野不矩・絵『クリシュナのつるぎ インドの説話』岩崎書店 ¥55

4・桜井信夫、鈴木義治・絵『げんばくとハマユウの花』ほるぷ出版 ¥150

5・有澤浩、薮内正幸・絵『くまげら』福音館書店 ¥250

6・菅原久夫、石部虎二・絵『はながさいたら』福音館書店 ¥250

7・小林清之介、横内襄・絵『あかとんぼのたび』福音館書店 ¥250

8・野坂勇作『ゆきまくり』福音館書店 ¥250

9・舟崎克彦、赤羽末吉・絵『日本の神話 第四巻 いなばのしろうさぎ』トモ企画¥450

10・舟崎克彦、赤羽末吉・絵『日本の神話 第五巻 すさのおとおおくにぬし』トモ企画 ¥450

11・ミッシェル・ゲ・作/絵、かわぐちけいこ訳『おせおせうばぐるま』福音館書店 ¥250

12~16・ゴンチャロフ、井上満訳『断崖 1~5』岩波文庫 各¥110

 

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 a)は、朝、宿を発つときに、絵本好き同士といったよしみで、プレゼントとして1冊の絵本をいただいた。稚内市街では、有名な新刊書店であるa)を覗いておいた。c)は、市街の商店街の一角にある。奥まったところに漫画や文庫・単行本以外の本や雑誌のコーナーがあって、たくさんいい絵本が買えた。

 1:バムとケロシリーズは、初めて読んだ。もともとキャラクターものの絵本は、敬遠がちである。島田ゆか氏は、カナダ在住の作家とのこと。情報量の多い絵で、言葉に説明されないところにも、大変な数の発見がある。それぞれのキャラクターごとに何をしているか、小物の一品一品をよくよく見なければ勿体ない。

 2:神様がぽこぽこ簡単に生まれるのが、とても不思議。問答無用で物語が進むところ、神話らしい。

 3:チャクラというのは、ここでは尊い剣のことだった。秋野不矩さんの絵の本、もっと読みたい。

 4:被爆したハマユウを、育て続け、株を増やし、平和を訴え続けた尾島良平さんという、実在の人物をモデルにした物語絵本。

 5:キツツキのように、木に穴を穿ち、そこで子育てをする鳥のくまげら。こんな本が見つかるのは、北海道ならではと思う。

 6:花が咲いて、実ができて、その中には種があって、仲間を増やす。そのことを、さまざまな植物を通じて教える本。

 7:アキアカネの通称があかとんぼ。梅雨明けから秋まで、思ったよ成虫でいられる期間が長いことを知った。

 8:ボール状ではなくロール状の雪の塊である、ゆきまくりについての本。『ふゆのあらし』でも見せてくれた野坂勇作さんらしい、デザイン的な絵で楽しめる。

 9:しろうさぎは、白いうさぎではなく、毛のない素っ裸のしろうさきであった(素人と書いたときに、素をしろと読む)。

 10:大国主の命は、兄弟たちにさんざん嫌がらせを受け、すさのおにもさんざんいじめられて、とにかくさんざんな話。9も10も、もともと差し挟んであったはずの付録の紙がないのが残念。

 11:フランスの絵本。乳母車に乗る乳幼児が、乳母車に乗りたいいろんな動物たちのために、役割交換してせっせと押してあげる話。絵のタッチも、物語もほのぼの。クラゲがフランス語でメデューサだったとは知らなかった。文字が添えられているもののなかで、唯一詩で紹介されていないものにOrphéeというものがあるが、これはギリシャ神話のオルペウスという吟遊詩人。

 12~16:ゴンチャロフは、どうやら小説は生涯に3つの長編のみを残したらしい。そのうちの一作品。