yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計2070円。

 

a)suruga屋にて。
1・山田真『はじめてであう小児科の本 改訂第3版』福音館書店 ¥120
2・毛利子来・山田真『育育児典(暮らし編・病気編)』岩波書店 ¥1700
3・江戸川乱歩・原作、上村一夫/桑田次郎・作画『江戸川乱歩妖美劇画館1 パノラマ島奇談・地獄風景』少年画報社 ¥250

***

 

 近頃注文してから到着するまでの日数が短くなった気がするa)。

 1:現在改訂第4版まで出ている本。予防接種の制度にでも変更があったのかな。帯文は、2で共著者になっている毛利子来(もうりたねき)氏による。山田真氏の第一著作とのこと。

 2:2冊函入セットの本。カラフルな装丁が目を引くが、アートディレクション森本千絵(goen°)、デザインは甲斐千恵(goen°)、イラストは大塚いちお、となっている。

 3:上村一夫作画の「パノラマ島奇談」全4話が収録されているので購入。

今日買った本

■今日買った本。計1080円。

 

a)booksなかだ魚津店にて。
1・浜田泰三編/解説『小説集 日本文学における美と情念の流れ 笑い』現代思潮社 ¥1080

 

***

 

 出版社に問い合わせて特別に出荷してもらった本が到着したとのa)からの連絡を受け、1を購入。(1973年6月30日第一刷発行で、)1974年11月30日第二刷発行のものを購入。古文の作品は、基本的に一段組で、現代文の作品は二段組。

今日買った本

■今日買った本。計5168円。

 

a)HIDA Re: ALPS BOOKSにて。→初開催、初会場入り。

1・アンドリュー・ドルビー、久村典子訳『チーズの歴史 5000年の味わい豊かな物語』ブルースインターアクションズ ¥700 suiren

2・『BOOK5 2015年9月 第21号』トマソン社 ¥648 1003

 

b)三洋堂書店こくふ店にて。

3・山川方夫『親しい友人たち 山川方夫ミステリ傑作選』創元推理文庫 ¥100

4・マイクル・イネス、桐藤ゆき子訳『ある詩人への挽歌』現代教養文庫 ¥100

5・アドルフォ・ビオイ=カサレス、荻内勝之訳『豚の戦記』集英社文庫 ¥100

6・島田荘司『アトポス』講談社文庫 ¥100

 

c)suruga屋にて。

7・アイザック・バシェヴィス・シンガー、大崎ふみ子訳『タイベレと彼女の悪魔』吉夏社 ¥1800

8・アイザック・バシェヴィス・シンガー、村川武彦訳『カフカの友と20の物語』彩流社 ¥1400

9・加古里子『よわむしケンとなきむしトン』ポプラ社 ¥220

 

***

 

 同行者の体調をみて行けそうだということで、a)の初日を狙って日帰り旅行。飛騨では、以前より行きたかった民藝の店と、ソーセージやハムの店に無事行けた。a)の開始時間は15:00からということだったが、どうやら最大のゲストの到着時間に合わせてそうなったらしい。2時間ほど会場で過ごして、この辺りに行ったら大体寄って帰るb)へ行くと、思った以上に収穫ありで嬉しい。帰宅してc)が届いていた。

 1:巻末の古今のチーズ料理レシピが面白い。詳細不明な材料も、文献に出てきたままに紹介されている。解説は、村山重信氏。 チーズに関連する本の数多く引用、紹介される。ジョン・シェスカのチーズの絵本はぜひ探してみたい。ユイスマンス『さかしま』の中にもチーズが出てきたらしく、そうだったかなという感じ。

 2:古本屋の使う木箱を特集した号。Xウイングという、木箱の高さを底上げする什器を自作したくなった。

 3:講談社文庫で既読の『親しい友人たち』は確かにミステリ的ではあったが、はっきりとミステリだとして創元推理文庫入りさせたもののようだ。収録作の違いを確認しておきたい。

 4,5,6:行商用。4のみ既読。

 7:シンガーの短篇の珠玉集といった編集がされたもの。

 8:「カフカの友」という短篇とその他に20の短篇を収録したもの。

 9:よわむしでなきむしだれど虫が好きなケンとトンのお話。好きなものがあれば、友だちもできる。

 

今日買った本

■今日買った本。計640円。

 

a)ヤフオクにて。

1・上村一夫『サチコの幸4』双葉社 ¥640

 

***

 

 バラで収集している作品の未所有巻が本日届いた。最後までバラで収集して、揃えられるのか、未だ自信無し。気長に挑む。

今日買った本

■今日買った本。計1830円。

 

a)BOOKSなかだ魚津店にて。

1・大久保典夫編/解説『小説集 日本文学における美と情念の流れ 夭折』現代思潮社 ¥1080

 

b)ブックendsにて。→本の買取もお願いした。

2・村山籌子、村山知義・画『3びきのこぐまさん』婦人之友社 ¥750

 

c)ブックオフ富山黒瀬店にて。→¥108漫画5冊で20%OFFセールをやっていた、本購入無し。

 

***

 

 昨日取り寄せをお願いしていた本が届いたというので、a)へ行き、それから、街へ家具を見に行ったついでに、b),c)と回った。b)では、本の持ち込み買取をお願いし、6冊で¥500になった。c)では、漫画のセールをやっていたが、セールに関わる本で欲しいものは全く見当たらず。¥108の岩波文庫でいくつか欲しいといえば欲しい本があったが、我慢した。

 1:1974年11月30日第2刷発行のもの。これが新刊として買える衝撃。版元在庫ありだったので取り寄せてもらって買ったのだった。950円で買った図書カード1000円分を使って購入したので、実質¥1030での購入。

 2:買取で受け取ったお金の力で、ちょっと良い絵本を選んだ。きざぎざした輪郭のおとぼけなこぐまさん3兄弟の話。

今日買った本

■今日買った本。計8400円。

 

a)ヤフオクにて。
1~6・上村一夫『60センチの女 全6巻』双葉社 ¥6400
7・『平凡パンチ 1982年5月3日号』平凡出版株式会社 ¥500
8・加古里子『かこさとしあそびの本2 こどものげんきなあそび』童心社 ¥170
9・ベンジャミン・ブリュースター『ファーストブック 野球』グロリア ¥165
10・金尾恵子『こどものとも とりとなかよし』 福音館書店 ¥170
11・金尾恵子『きのぼりこねこ』福音館書店 ¥165
12・奥本大三郎・文、石部虎二・構成/絵『ぼくねえてんとうむし』福音館書店 ¥170
13・萩尾望都『萩尾望都作品集1 ビアンカ』小学館 ¥165
14・萩尾望都『萩尾望都作品集4 セーラ・ヒルの聖夜』小学館 ¥165
15・萩尾望都『萩尾望都作品集5 3月ウサギが集団で』小学館 ¥165
16・萩尾望都『萩尾望都作品集17 アメリカン・パイ』小学館 ¥165

 

***

 

 いろいろa)で落札した商品が、まとめて自宅に届いた。

 1~6:おそらくだが貸本上がりの本で、ホチキスで閉じを補強してあり、またセロテープ跡も残った古本だったが、この価格で買えることはそうないものと思われ、思い切って買ってしまった。

 7:単行本化されていない上村一夫「オレの共通一次」の第4回目が掲載されている。

 8:リンク先は改訂版になっているが、実際購入したのは、1971年初版1976年第8刷のもの。別のかこさとし作品でも見たような遊びがあれこれ載っている。やはりというか、情報量はすごいものがある。

 9:以前入手したことがあるスターターブックによく似たシリーズらしく、ファーストブックというアメリカの知識絵本のシリーズの、日本語訳版らしい。訳者名は書いていないが、巻末に「監修諸先生のお奨めのことば」として、茅誠司羽仁説子・原田三男・飯沢匡・松方三郎の5氏のことばがある。

 10:動物と共生する鳥に取材した絵本。バッファローについた虫を食べるウシツツキという鳥、キツツキは知っているけれどこの鳥は知らなかった。

 11:行商用。

 12:縦開きの本はたまにあるけれど、これは下から上に視線を動かしていく点で、少々珍しい作品と思う。

 13:「ビアンカ」「ポーチで少女が子犬と」「雪の子」など、死の漂う作品にしびれるものがある。

 14:『セーラ・ヒルの聖夜』で思わず涙ぐんでしまった。小公女セーラではないが、不幸を背負った子どもが主人公になる話が多いようで、シンデレラや眠り姫などの悲劇的な要素のある物語の萩尾版という感じの作品がしばしば作られていることがわかってきた。

 15:ユーモア作品が多い巻。中では「もうひとつの恋」がユーモアもありつつも、シリアスなテーマが痛切なものを感じさせて良かった。「3月ウサギが集団で」の最後は、あまり笑えない(笑いにしたくない)。

 16:二重人格ものの「アロイス」が読み応えあり。少女漫画というとハッピーエンドばかりのイメージがあったが、全くそればかりではない。表題作の「アメリカン・パイ」は、二大登場人物の一人であるグラン・パが、見た目があまり格好良くないという点で珍しい。

今日買った本

■今日買った本。計2222円。

 

a)第1回フルサットヒトハコ古本市にて。→初開催、初会場入り。

1・J・G・バラード、柳下毅一郎訳『クラッシュ』創元SF文庫 ¥20 マイクの一箱

2・中川正文、富山妙子・絵『ひとりでるすばん』文研出版 ¥100 フルサット書店

 

b)ブックオフ上越教育大前店にて。

3・三原順『夢の中悪夢の中』白泉社文庫 ¥108

4・一ノ関圭『ランプの下』小学館文庫 ¥360

5・澁澤龍彥『洞窟の偶像』河出文庫 ¥108

6・P・G・ウッドハウス、森村たまき訳『比類なきジーヴス』国書刊行会 ¥108

7・ひらいたかこ『ある朝ジジ・ジャン・ボウはおったまげた!?』絵本館 ¥108

8~11・辻村益朗・編/絵『伝承おりがみ 1~4』福音館書店 各¥108

12・イングリット・オルデン、長谷川四郎訳『ねずみせんせいのしんさつじかん』ほるぷ出版 ¥310

13・瀬名恵子『ルルちゃんのくつした』福音館書店 ¥108

14・瀬名恵子『ばけものづかい』童心社 ¥210

 

c)創庫生活館春日山店にて。→初入店、本購入無し。

 

d)ヤフオクにて。
15・八木田宜子、井上洋介・絵『八木田宜子みどりのえほん1 せいくらべ』文化出版局 ¥250

 

***

 

 初開催のa)のイベントを狙って、無事に初会場入りを果たした。古本は全部で8出店者がおられた。帰りにb)へ寄ると、久しぶりだったこともあるか、結構な収穫を得た。c)は、たまたま通りかかって目につき、中古家具を見てみようと寄ったのだが、ほんのわずか古本も置いてある。五味太郎『くろのほん』『しろのほん』が各¥70であって、やった!と思ったら、どこかの病院の判子が捺してあり、購入を諦めた。d)は、帰宅したら届いていたもの。

 1:元々ペヨトル工房から出ていた作品の文庫化というところに惹かれて購入。

 2:『おばあさんのすぷーん』で気になりだした富山妙子氏のこれまでみたことのなかった絵本。ひとりの留守番の頼りない心を襲う内面から沸き起こる恐怖心を描いて、さすがの富山妙子氏の迫真の絵だと思った。

 3:三原順が生前の最後に刊行されたという短編集。巻末に全作品リストが載っている。表題作のなかにエリ・ヴィーゼル『L'AUBE』すなわち『夜明け』が出てきた。AUBEとは宝石の意味があり、夜明けの美しさからそのような呼び名になったのではないかと思っている(ちゃんと調べていない)。世代間悪夢は繰り返すという怖い話。

 4:ずっと探していた一ノ関圭の文庫化された漫画。『茶箱広重』も売っていたが、そちらは既読なので見送った。

 5:行商用。

 6:ジーヴズものの第1作目。途中の巻をまず読んでしまったので、次はこれを読もう。

 7:著者名は漢字で、平井貴子と書く。ある朝目覚めると、なんと主人公の少年の陰茎が伸びていたというお話。どたばたもの。絵がクリアな感じのきれいさがあって、読みやすい。

 8~11:バラで良く見かけるおりがみのペーパーバック絵本。箱無しだけど4冊揃って見つかることは珍しく思ったので購入。かつて、折り紙が好きだった。

 12:『ひとりぼっちのセピア』の作者の第二作。淡いが色彩豊かで濃密な絵。

 13:靴下が片一方紛失してしまって、どこへ行ったのかあれこれ想像するお話。象の鼻に履かせているのかなとの想像には笑った。2024/3/31売却済。

 14:人使いではなくばけもの使いまでも荒いおじいさんの話。

 15:みどりのえほんの未所有刊。

 

今日買った本

■今日買った本。計1002円。

 

a)ブックオフ魚津店にて。→コミック20%OFFセールをやっていた。

1・高橋葉介『ヨウスケの奇妙な世界11 宵闇通りのブン』朝日ソノラマ文庫 ¥248

2・高橋葉介『ヨウスケの奇妙な世界19 金目童子』朝日ソノラマ文庫 ¥248

3・高橋葉介『ヨウスケの奇妙な世界20 帝都物語 荒俣宏「帝都物語」より』朝日ソノラマ文庫 ¥248

 

b)ブックオフ富山山室店にて。→コミック20%OFFセールをやっていた。

4・林静一『赤色エレジー』小学館文庫 ¥83

 

c)ブックス文友にて。→5周年記念50%OFFセールをやっていた。

5・谷川俊太郎『自選 谷川俊太郎詩集』岩波文庫 ¥100

6・勝又進『ふらりんこん』青林堂 ¥75

 

***

 

 a)今日から漫画のセールをやることを3日前に来店したときに知った。それで、午前中に行き、目当ての本だけさっと購入。また、夜にイベント参加のために街へ出ることになっていたので、同じセールをやっていたb)へ寄り、また、知人より教えてもらったこちらもセールをやっているというc)へも久しぶりに行った。c)では、店主さんと北海道話で盛り上がり、楽しく情報交換できた。

 1:ブンという名の女の子が主人公。この子が最後に「バカみたい」と言って物語が終わる短篇集。全体に液体的でくせの強い絵だが、その独特さはいい感じ。

 2:あやかしの見える金の目をした童子が、父親を探しながら旅をする話。展開が早くてすぐ読めた。

 3:第二次世界大戦が実は霊的な戦いだった、というような話が帝都物語の骨子らしい。長編を、無理矢理漫画化したようで、内容的に消化不良。

 4:シーンが飛びとび、断片的で、すらすらとは読めない漫画。さすが噂に名高い独特の作品。タッチもコマごとにいきなり変わることもあって面食らう。あがた森魚氏の私的な解説が、読解に役立った。

 5:私には最も読みやすく、感じやすい詩を書く一人である谷川氏の自選詩集。

 6:4コマ漫画。帯は尾辻克彦氏が書いている。知識を要する作品もあり、p170の今川義元の見透軍略(これは私の推定だが、相手方がよく見えるよう=見透かせるよう、手前の障害物=街や木々やらを焼き払ってしまう軍略)やら、p111の百舌鳥の早贄(はやにえ)と言って捕らえた獲物を木の枝に突き刺す習性があることやら、p10の雁供養(帰る雁は北の海で羽を休めるために小枝を咥えていく。よって浜辺に残った木片は帰れなかった雁の数だけあるらしい。この木片を昔の人は集めて風呂を焚き、雁供養としたらしい)など、初耳のネタも。勉強になった。

今日買った本

■今日買った本。計1240円。

 

a)ブックオフ魚津店にて。→文庫・新書20%OFFセールをやっていた。本購入無し。

 

b)suruga屋にて。

1・『綺譚 No.5』綺譚社 ¥250

2・ジュビレ・フォン・オルファース、秦理絵子訳『森のおひめさま』平凡社 ¥500

3・齋藤史『齋藤史歌文集』講談社文芸文庫 ¥490

 

***

 

 たまに覗いておこうかと気が向いてa)へ行ってみたら、セールをやっていた。700円以上買うとくじが引けるというキャンペーンもやっていたので、何か買えないか頑張って探してみたものの、何も買えず。帰宅すると、11日前にb)に注文していた商品が届いていた。

 1:竹本健治の「比較ゲーム論の周辺から」という文章が載っているということで、気になっていたミニコミミニコミ名称『綺譚』の綺の字の旁は、﨑の旁が正しいようだ。山尾悠子「美女」という作品が収録されていて、かなり得した気分に。

 2:●

 3:行商用。

今日買った本

■今日買った本。計0円。

 

a)N氏より。

1・横山秀夫『看守眼』新潮文庫 ¥0

2・大倉崇裕『福家警部補の挨拶』創元推理文庫 ¥0

 

***

 

 某所で店番をしていたら、ご主人より読了本を2冊頂いてしまった。いずれも読めるかどうか難しいところ。

今日買った本

■今日買った本。計1324円。

 

a)町家古本はんのきにて。→移転後初入店。

1・イェジイ・アンジェイェフスキ、川上洸訳『灰とダイヤモンド』旺文社文庫 ¥400

2・小栗虫太郎『人外魔境』角川文庫 ¥400

3・都筑道夫『酔いどれ探偵』新潮文庫 ¥200

 

b)マヤルカ古書店にて。

4・森鷗外、小堀杏奴編『妻への手紙』ちくま文庫 ¥324

 

***

 

 今日が夏の18きっぷの使用期限日で、手元に1日分だけ残っていたのを有効に使おうと、日帰り弾丸京都行を敢行。移転して以来行けていないa)へ行くと、店主の3人全員にお会いできた。またb)では、古雑誌と漫画の買い取りをお願いした。ここでも、店主さんはもちろん新しいスタッフさんともお会いできて、人に会える一日となった。座っている時間が長かったので、今は腰が痛い。

 1:鮮やかな緑色の装幀が良い。灰やダイヤモンドを感じさせないが、読んでみるとわかるかもしれない。

 2:なんとなく角川ホラー文庫版で探していた本だが、それなりに状態の良い角川文庫版が見つかったので購入。帰り道、早速第1話を読んでみたが、大変な読み応えで、すいすい読み進める文体だが、なぜだか体力が要る感じ。

 3:エド・マクベインの別名義カート・キャノンで書いた『酔いどれ探偵街を行く』のパスティーシュ作品とのこと。酔いどれというキーワードで、常に本を探しているので目について、帰りの電車で読了。事件の幕の切り方が格好良く、これがハードボイルドてなものかな、という感じ。電子書籍版で第3巻まで読んだ西塔紅一・原作、みね武・劇画『野獣警察』を、同じタイミングで読んでいたので、取っ組みやすい心持ちになっていたのも良かった。肝心の酔いどれ具合は、それほどでもない感じ。

 4:鷗外の書簡は、文庫では一冊も持っていないはずで、そろそろ小説だけでないものを読んでみても良いような気がして購入。読了。鷗外は、子育てに関して、かなり先取的な考えを持った人物であったとわかった。妻へののろけも手紙に書いてあって、読みながら照れくさかった。

今日買った本

■今日買った本。計0円。

 

a)ブックオフ富山山室店にて。→本購入無し。

 

b)TSUTAYA明文堂魚津店にて。
1・『asta* 2016年10月号 Vol.120』ポプラ社 ¥0

 

***

 

 月例の用事を済ませたあと、お昼までの空き時間でa)へ。漫画の棚など、久しぶりに丁寧に見てみたが、買える本はなかった。b)では、そろそろ入手できるかなと思っていた1を、思惑通り手に入れることができた。佐藤ジュンコさんの連載は、これで最終回。来春、単行本が刊行されるそうで楽しみ。

今日行った店

■今日行った店。

 

a)古本アルカディアにて。→初入店、中古レコードを購入、本購入無し。

 

b)戸田書店上越店にて。→初入店、good timesさんによる中古レコード・CDセールをやっていた、本購入無し。

 

***

 

 初入店が二軒。a)は、3度目の正直で、入店できた。50~80年代の古い漫画とレコードが充実していて、入店してすぐ目に付いた、桜井京『離婚倶楽部 PartI,II』CBSソニーを購入。店主さんよりいろいろと漫画の話を聞かせていただいた。また、時間のあるときに、じっくり棚を見たい店。b)は、過去に遊歴書房さんが、古本フェアをしていたという新刊書店で、気になっていた。古本棚はなかったけれど、催事スペースで中古レコード・CDセールをやっていて、買えなかったものの、楽しめた。また、この辺りを通過することがあったら寄ってみたいお店。

今日買った本

■今日買った本。計1750円。

 

a)ブックマーケット滝川黄金町店にて。→初入店。

1・丸山健二『夏の流れ 丸山健二初期作品集』講談社文芸文庫 ¥50

2・加古里子『かこさとし・むかしばなしの本3 かいぞくがぼがぼまる』童心社 ¥700

3・金尾恵子『きのぼりこねこ』福音館書店 ¥200

4・ルース・エインズワース、荒このみ訳、山内ふじ江・絵『黒ねこのおきゃくさま』福音館書店 ¥200

5・松野正子、太田大八・絵『せかいいちのおんどり』福音館書店 ¥100

6・にいざかかずお・絵『とうだいのひまわり』福音館書店 ¥100

7・吉野公章、おのきがく・絵『しちめんちょうおばさんのこどもたち』福音館書店 ¥100

 

b)コスモスブックスにて。→初入店、わずかに古本コーナーがある、本購入無し。

 

c)ブックランド・バイにて。→初入店。

8・真島節子『あかいそり』福音館書店 ¥300

 

***

 

 滝川の街に寄ることができたので、この街で行きたい4店舗のうち、3店舗に行けた。まず市街の北側にあるa)をさっと見て、駅前のお菓子屋に寄るついでにb)へ。b)は、ショッピングセンター内にある新刊書店だが、セットの漫画本を中心にした古本コーナーがある。ここはとにかくそのことを確認できただけで、満足。c)は、奥行きのある古本屋で、絵本から文庫、単行本、漫画、雑誌、北海道本などいろいろ揃える店。c)の店の近く、少し南に歩いたところに、たい焼き屋があって、3匹づつ焼く型のものだが、古くから続いている店だそうで、それも見っけもんだった。

 1:初期代表作として7篇を収める。この価格は驚き。

 2:かこさとし・むかしばなしの本シリーズというのは、初めて見た。どろぼうがっこうのように薄汚いキャラクターがたくさん出てきて愉快。

 3:先日手放してしまった『おひるねこねこ』の対になる作品かも。きにのぼって、また降りてくるまでのお話。

 4:施しの心を試させる何かの化身のような黒ねこ。自分なら、ミルクまでで精一杯じゃないかな。

 5:偉ぶったおんどりが改心する話。世界一は自称してはいけない。めんどりは、他に選択肢がなかったのか。

 6:灯台のそばの家に住むなんて、なんだか羨ましい。意外な訪問者がときどき現れて、面白いだろうと思う。

 7:養子の親でも、親は親ということか。そんなことを感じながら読むと、静かに感じるものがある。

 8:1975年の作品。子どもが夜8時くらいに布団に入る。やっぱりこのくらい早寝でないとなあと思う。

今日買った本

■今日買った本。計3062円。

 

a)E.N氏より。

1・島田ゆか『バムとケロのもりのこや』文溪堂 ¥0

 

b)クラーク書店中央店にて。→初入店。

 

c)BOOK NET ONE名寄店にて。→初入店。

2・岸田衿子、渡辺学・絵『にほんたんじょう』岩崎書店 ¥157

3・秋野癸巨矢、秋野不矩・絵『クリシュナのつるぎ インドの説話』岩崎書店 ¥55

4・桜井信夫、鈴木義治・絵『げんばくとハマユウの花』ほるぷ出版 ¥150

5・有澤浩、薮内正幸・絵『くまげら』福音館書店 ¥250

6・菅原久夫、石部虎二・絵『はながさいたら』福音館書店 ¥250

7・小林清之介、横内襄・絵『あかとんぼのたび』福音館書店 ¥250

8・野坂勇作『ゆきまくり』福音館書店 ¥250

9・舟崎克彦、赤羽末吉・絵『日本の神話 第四巻 いなばのしろうさぎ』トモ企画¥450

10・舟崎克彦、赤羽末吉・絵『日本の神話 第五巻 すさのおとおおくにぬし』トモ企画 ¥450

11・ミッシェル・ゲ・作/絵、かわぐちけいこ訳『おせおせうばぐるま』福音館書店 ¥250

12~16・ゴンチャロフ、井上満訳『断崖 1~5』岩波文庫 各¥110

 

***

 

 a)は、朝、宿を発つときに、絵本好き同士といったよしみで、プレゼントとして1冊の絵本をいただいた。稚内市街では、有名な新刊書店であるa)を覗いておいた。c)は、市街の商店街の一角にある。奥まったところに漫画や文庫・単行本以外の本や雑誌のコーナーがあって、たくさんいい絵本が買えた。

 1:バムとケロシリーズは、初めて読んだ。もともとキャラクターものの絵本は、敬遠がちである。島田ゆか氏は、カナダ在住の作家とのこと。情報量の多い絵で、言葉に説明されないところにも、大変な数の発見がある。それぞれのキャラクターごとに何をしているか、小物の一品一品をよくよく見なければ勿体ない。

 2:神様がぽこぽこ簡単に生まれるのが、とても不思議。問答無用で物語が進むところ、神話らしい。

 3:チャクラというのは、ここでは尊い剣のことだった。秋野不矩さんの絵の本、もっと読みたい。

 4:被爆したハマユウを、育て続け、株を増やし、平和を訴え続けた尾島良平さんという、実在の人物をモデルにした物語絵本。

 5:キツツキのように、木に穴を穿ち、そこで子育てをする鳥のくまげら。こんな本が見つかるのは、北海道ならではと思う。

 6:花が咲いて、実ができて、その中には種があって、仲間を増やす。そのことを、さまざまな植物を通じて教える本。

 7:アキアカネの通称があかとんぼ。梅雨明けから秋まで、思ったよ成虫でいられる期間が長いことを知った。

 8:ボール状ではなくロール状の雪の塊である、ゆきまくりについての本。『ふゆのあらし』でも見せてくれた野坂勇作さんらしい、デザイン的な絵で楽しめる。

 9:しろうさぎは、白いうさぎではなく、毛のない素っ裸のしろうさきであった(素人と書いたときに、素をしろと読む)。

 10:大国主の命は、兄弟たちにさんざん嫌がらせを受け、すさのおにもさんざんいじめられて、とにかくさんざんな話。9も10も、もともと差し挟んであったはずの付録の紙がないのが残念。

 11:フランスの絵本。乳母車に乗る乳幼児が、乳母車に乗りたいいろんな動物たちのために、役割交換してせっせと押してあげる話。絵のタッチも、物語もほのぼの。クラゲがフランス語でメデューサだったとは知らなかった。文字が添えられているもののなかで、唯一詩で紹介されていないものにOrphéeというものがあるが、これはギリシャ神話のオルペウスという吟遊詩人。

 12~16:ゴンチャロフは、どうやら小説は生涯に3つの長編のみを残したらしい。そのうちの一作品。