2006-10-26 老人のための残酷童話 読んだ本 【老人のための残酷童話】倉橋由美子 講談社文庫 ★★★ 2006.9.30 老人には酷な童話ばかり。でもそう思えるのは、まだまだ若い証拠で、実際に老人の身になって読んでみれば、このブラックユーモアも、ブラックではなく当然の感覚となり、本書に登場する数々の老人たちに共感するところも増えてくるのかもしれない。 後半、地獄の話が多かったので、少々飽きた。 「ある老人の図書館」は、バベルの図書館に類似している。オマージュか。