yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計2230円。

 

a)第6回ほんのわ市in十輪寺にて。

1・高橋清・作、小林俊樹/古矢一穂・監修『ぞうきばやし』福音館書店 ¥200 oisiiehonyasan

2・関野吉晴・文/写真『グレートジャーニー人類5万キロの旅4 失われた世界をいく』小峰書店 ¥200 tokidoki

3・小出隆司・作、箕田源二郎・絵『ぞうれっしゃがやってきた』岩崎書店 ¥300 mitsuzumi

4・H・E・L・メラーシュ、本城美和子訳『ビーグル号の艦長』現代教養文庫 ¥300 mitsuzumi

5・的川泰宣『月をめざした二人の科学者 アポロとスプートニクの軌跡』中公新書 ¥300 kochi

6・笠原邦彦・企画/作図、織茂恭子・絵/文『うごかしてあそぼう おりがみのほん』福音館書店 ¥30 己

7~15・愛英史・原作、里見桂・漫画『ゼロ The Man of The Creation 1~9巻』集英社 各¥100 己(ki)

 

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 仕事休みを利用して日帰りでa)へ行ってみた。朝目覚めた後、このイベント開催日が今日だと知って、それで間に合うのだから、近いもんだ。ライブ演奏が続き、その出演者いずれもが、聞き惚れるような方ばかりで、こんなのをタダで聞けるなんてありがたいイベントだなと。明け方くらいからか無事晴れて予定通りの境内での開催となって本当に良かった。

 1:著者名は、漢字だと高橋清だと思う。1982年3月1日発行の月刊のかがくのとも156号のペラペラ版。特製版も出ているようだ。表紙の著者名は、正しくはひらがな表記で、たかはしきよし。雑木林の春夏秋冬を描く。例えば、オオカマキリについて、春は卵だったものが、やがて孵化し、成虫になり、秋に産卵をして、越冬する、といった命のサイクルが観察できる。虫や動植物に添えられた小さな数字(1・カブトムシのオス、とか画面の端にリストがある)が、なかなく見つかず、読んでいてもどかしくなることもある。

 2:全5巻のグレートジャーニーシリーズの4巻目。

 3:絵本ノンフィクションシリーズの23巻目。名古屋の東山動物園にいた4頭の象のうち、2頭だけが戦争で殺されずに、生き残った。当時日本国内にいた象はこの2頭だけだったそう。その象を見に行くために、国鉄が用意した特別の列車があり、それを「ぞうれっしゃ」と呼んだのだそう。

 4:ダーウィンを乗せた帆船の戦艦ビーグル号の艦長の伝記。ビーグル号の探検ものと思わせて、よくあらすじ等を読むと違っていたのを面白く思って購入。

 5:著者名は、まとがわやすのり、と読む。小惑星探査機「はやぶさ」に長年関わってこられている方。

 6:1992年12月1日発行の月刊かがくのとものペラペラ版。特製版が出ているようだ。

 7~15:出店者一推しの漫画。背の感じからは、古本屋では全く購入意欲が湧かない雰囲気だが、その推しの熱量に任せて購入。こういう本は読むのが実に楽しみ。2018/12/2に入手した9巻までを読了。創造神の手を持つ贋作者ゼロを主人公にした話。贋作者と書いたが、本人は本物を作ると豪語し、読めば読むほどその意味が分かってくる。手塚治虫ブラックジャック」の美術版だと思った。概ね市場価値が高く、この世に一点しかないものの復元や複製を頼まれるので、そこに私利私欲が絡まって、ドラマが生まれる。報酬も基本的には高額で、先日読んだハリール・ジブラーンの詩の「与えることについて」にあったように、依頼者が支払う報酬が本当にゼロに与えることになるような額を設定しているが、時に金銭に限らない報酬となることもある。古今東西の美術・工芸・テクノロジーについての取材力に圧倒され、久々に読み応えのある大人の漫画に出会えた。続巻を少しずつ集めようか。