yh氏の日記

主に買った本を、メモがてら、ずらずら書いていきます。他に言葉集めなど。過去記事鋭意編集作業中。

今日買った本

■今日買った本。計12500円。

 

a)石畳ヒトハコ古本市にて。→初開催、初会場入り。

1・伴俊男+手塚プロダクション『手塚治虫物語 1928-1959 オサムシ登場』朝日新聞社 ¥700 1003

2・伴俊男+手塚プロダクション『手塚治虫物語 1960-1989 漫画の夢、アニメの夢』朝日新聞社 ¥500 1003

3・五味太郎・さく『ことば』福音館書店 ¥300 本と。

4・やぎゅうまちこ・作『あーそーぼ』福音館書店 ¥0 本と。

5・エルンスト・クライドルフ・作、佐々木田鶴子訳『花のメルヘン』ほるぷ出版 ¥1000 koshori

 

b)まめ書房にて。→初入店、本購入無し。

 

c)K文庫にて。

6・山代巴『荷車の歌』筑摩書房 ¥●

7・『E.Q.M.M. 1960年6月号』早川書房 ¥200/3

8・『E.Q.M.M. 1960年10月号』早川書房 ¥200/3

9・『E.Q.M.M. 1961年4月号』早川書房 ¥200/3

10・『E.Q.M.M. 1961年8月号』早川書房 ¥200/3

11・『E.Q.M.M. 1962年1月号』早川書房 ¥200/3

12・『E.Q.M.M. 1962年6月号』早川書房 ¥200/3

13・『E.Q.M.M. 1961年11月号』早川書房 ¥200/3

14・『E.Q.M.M. 1962年3月号』早川書房 ¥200/3

15・『E.Q.M.M. 1962年8月号』早川書房 ¥200/3

16・『E.Q.M.M. 1962年9月号』早川書房 ¥200/3

17・『E.Q.M.M. 1962年10月号』早川書房 ¥200/3

18・『E.Q.M.M. 1962年11月号』早川書房 ¥200/3

19・『E.Q.M.M. 1962年12月号』早川書房 ¥200/3

20・『E.Q.M.M. 1963年1月号』早川書房 ¥200/3

21・『E.Q.M.M. 1963年2月号』早川書房 ¥200/3

22・『E.Q.M.M. 1963年3月号』早川書房 ¥200/3

23・『E.Q.M.M. 1963年4月号』早川書房 ¥200/3

24・『E.Q.M.M. 1963年5月号』早川書房 ¥200/3

25・『E.Q.M.M. 1963年6月号』早川書房 ¥200/3

26・『E.Q.M.M. 1963年7月号』早川書房 ¥200/3

27・加古里子『かこさとしおたのしみえほん4 あおいしまのゾウガメどん』偕成社 ¥200/3

28・三好銀『私の好きな週末』株式会社KADOKAWA ¥400

29・山川直人『ハモニカ文庫と詩の漫画』ちくま文庫 ¥350

30・ウィルヘルム・ブッシュ、矢川澄子訳『エドワルトの夢』月刊ペン社 ¥600

31・北杜夫・編、堀口俊一・監修『ちょっときどってミッキーマウス講談社文庫

 ¥350

32・北杜夫・編、堀口俊一・監修『ファイトでいこうミッキーマウス講談社文庫 ¥350

33・北杜夫・編、堀口俊一・監修『ミッキーの女の子なんかこわくない』講談社文庫 ¥350

34・木島始・作、本田克己・絵『やせたぶた』福音館書店 ¥

35・後藤竜二・文、岡野和・絵『くさいろのマフラー』草土文化 ¥

36・三井小夜子『じゅうたん ほうら、小鳥がとびだした』 すばる書房 ¥

37・きどのりこ・文、鈴木靖将・絵『アンデレのふしぎな夜』日本基督教団出版局 ¥

38・小沢良吉・作『イボンヌとさんきち』小峰書店 ¥

39・油谷勝海・作、木村功・写真、奥井一満・原案『ココアは、いかが?』福音館書店 ¥500

40・安藤操・文、浜田清・絵『人くいおに』ほるぷ出版 ¥

41・儀間比呂志・作/絵『赤牛モウサー』岩崎書店 ¥

42・インゲル・サンドベルイ/ラッセ・サンドベルイ・作、たせまり訳『アンナちゃんとのっぽのおじさんうみへいく』日本生活協同組合連合会 ¥

43・田島征彦/吉橋通夫・作『こたろう』偕成社 ¥

44・谷真介・文、赤坂三好・絵『十二さま』国土社 ¥

45・花岡大学・作、司修・絵『500ぱのかも』同朋舎 ¥

 

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 書きかけ。

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 1,2:この1,2を併せて完結しているということも確認した上で、ここいらで手塚治虫についての伝記でも読んでみようと思って購入。2019/5/16読了。ばりばり働いた平日の深夜に200ページずつくらい読み進んでいたのだが、働きまくる手塚治虫の毒に当てられたような感じで、もちろん面白かったのだけれど、普段の疲れを倍増させるような読書になった。優秀で頑丈に働きまくる人には、人を巻き込む力もあるように思うが、この伝記漫画を読んでいても、読むのを中断するのが難しくなるような引き込む力が漲っている。チームワークの円滑化のために、スクリーントーンの種別を記号化したり、コマ割りを座標で指示したり、理系的な工夫が見られて勉強になった。1のp.416に、昭和28年頃に流行ったラジオドラマの一つ、北村寿夫作の『新諸国物語』の第2部「笛吹童子」のテーマソングが流れているシーンがあって、「ひゃらーりひゃらりーこ」という歌詞が書いてあった。この言葉は、別のところで聞き知っていたのだが、これが出典らしいことが判って嬉しい。また、2のp.287に、1977年手塚治虫著光文社刊『漫画の描き方』より「漫画オヤツ論」「マンガ記号論」が紹介されていることも、ここにメモしておく。

 3:1978年9月1日発行の月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻114号のペラペラ版。特製版は出ていない。登場人物がさまざまな言葉を口にしている絵があって、そこにその言葉の内容や伝える勢いなどにふさわしい色や形の吹き出しのようなものが描いてある。登場人物は白黒で描かれる反面、発せられる言葉は色付きで目立つように工夫されている。一応、ページの上方に小さな文字で、具体的なセリフが書いてあるが、「いぬにくわれてしんじまえ」「すぬーぴーだ!」とかの、ちょっとギョッとするような言葉も(ゆえに特製版が出ていないのかもなあ)。

 4:2012年4月1日発行の月刊予約絵本「こどものとも年少版」通巻421号のペラペラ版。

 5:ほるぷクラシック絵本。

 6:大竹久一の版画のカットを用いた装幀が素晴らしく、気になっていた本。

 7:カットが北園克衛氏。各カットにkatuéサインは無し。

 8:カットが北園克衛氏と野口久光氏。だが、見たところ、野口久光氏のカットは、p.165の晩年のチャンドラーの肖像画だけ。北園氏のカットの大半には、katuéのサインがある。

 9:カットが北園克衛氏。各カットにkatuéサインは無し。

 10:カットが北園克衛氏。一部を除き、各カットにkatuéサイン有り。この号のカットは、切り絵かな、くっきりはっきりしていて好み。

 11:カットが北園克衛氏。各カットにkatuéサインは無し。

 12:カットが野口久光氏と金森達氏。この号は、特に欲しくもないのに間違って買ってしまったものと思われる。8に掲載された野口久光氏画のチャンドラーの肖像画を縮小した全く同じ画がまた掲載されている。

 13:カットが小松久子氏と東君平氏。これが、君平さんのEQMMでの初の仕事。21歳の時。p.27,29,75,77,98,99,134,137,143で君平さんのカットが拝める。後年のシンプルさにはまだ遠く、複雑で凝ったカットが並ぶ。この仕事への気合いの入れようをひしひしと感じる。

 14:カットが東君平(p.3,5,7,9,35,44,62,,65,70,78,89,91,113,164,189)。今号には、君の字のサインが各カットに添えてある。

 15:カットが北園克衛氏。概ねkatuéサインが入っている。そして、<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「かなしい二人」という結城昌治作品に、東君平氏の絵が大判で3つついている。p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、君平さんを評価する声が投稿されている。

 16:<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「断食錠」という佐野洋作品に、東君平氏の絵が大判で3つ(4つ?(2つ目を1つの絵と見るか2つの絵と見るか))ついている。p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、君平さんを評価する声が投稿されている。

 17:この号は実は既に入手済だが、状態が良いのでまた買ってしまった。お伽噺<おとなのえほん>「昔むかしの少しあと」という都筑道夫作品に、東君平氏の絵が4つついている。16と同様、p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、君平さんの絵を楽しみにしているという声が投稿されている。

 18:<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「飛行船」いう樹下太郎作品に、東君平氏の絵が大判で3つついている。p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、17の都筑道夫東君平の組み合わせに感激する声と、ショート・ショート絵物語の企画はクリーン・ヒットですねという声とが投稿されている。

 19:<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「人は情によって死ぬ」いう光瀬龍作品に、東君平氏の絵が大判で3つついている。p.33の次号予告ページで、"EQMMは新年号から表紙に新鋭東君平氏の絵を飾り、装いを新たに致します。ご期待ください。"とある。

 20:鰈のような魚の表紙絵が東君平氏。EQMMでの表紙の仕事はこの号が初めてで、1963年の全12号分の表紙は君平さんによる。また、この号から角背になった。扉にこのような言葉がある、"1963年新年号−−お約束どおり,若手ずいいちのホープ東君平氏の絵を表紙にかざり,雑誌の形態も変えて,気分一新したEQMMおとどけします."。<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「男の肋骨」いう岩田宏作品に、東君平氏の絵が大判で3つついている。p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、彼女がショート・ショート(絵物語のことを言っているのだと思われる)だけ読むためにEQMMを借りに来るという投稿がある。カットが北園克衛氏。一部を除き、各カットにkatuéサイン有り。

 21:魚の表紙絵が東君平氏。<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「野守は見ずや」いう山口瞳作品に、東君平氏の絵が大判で2つ(3つ?(2つ目を1つの絵と見るか2つの絵と見るか))ついている。p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、"表紙が新年度のホープ東君平さん、またまた本国版の社長を感嘆させることができるでしょうね。"とのコメントあり。ということは、これまでの別の方の表紙絵で本国の社長を感嘆させたことがあるわけだ。どの号でそれが確認できるのだろうか。

 22:魚の表紙絵が東君平氏。<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「ピーや」いう眉村卓作品に、東君平氏の絵が大判で2つついている。この挿絵の枚数が減ってきたのは、表紙絵の仕事のせいかな。

 23:魚?の表紙絵が東君平氏。<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「いつでも夢を」いう石川喬司作品に、東君平氏の絵が大判で3つついている。p.114の「この街のどこかで」という読者のお便りコーナーで、"新装になったEQMMを持って電車に乗っていたら、よその坊やが「アレ、オモチロイ表紙ダナ」というような顔をして眺め入っていました。"とのコメントあり。

 24:魚の表紙絵が東君平氏。<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「森の舘」いう河野典生作品に、東君平氏の絵が大判で2つついている。

 25:魚の表紙絵が東君平氏。<おとなのえほん>ショート・ショート絵物語「もどす」いう福島正実作品に、東君平氏の絵が大判で3つついている。

 26:魚の表紙絵が東君平氏。カットが真鍋博氏と金森馨氏と東君平氏。p.11,48,64,115で君平さんのカットが拝める。それぞれダフネ・デュ・モーリア「烏(The Birds)」、ゴア・ヴィダル「駒鳥(The Robin)」、マルセル・エイメ「小人(Le Nain)」、ブライス・ウォールトン「犯罪統計学(Case History)」という各短篇の始まりのページを飾っている。最後のカットのみ切り絵ではないように思われる。

 27:セイシェルという国にゾウガメを初めとするさまざまな生き物がいて、そこの島をモデルに作ったお話だそう。やれやれ、とか、いやはや、とか、どうも、とかが口癖の、のんびり屋のようなお節介を招きがちな性格のゾウガメどん。落ち着くところに落ち着くまで、ひたすら本人のペース以上のスピードであれこれ巻き込まれる。面白いが気の毒だ。

 28:著者が亡くなられてから出版された作品集。追悼寄稿から、三好さんの横顔が知れる。いつも通り、無表情でボケだったりトゲを置くように並べた話。

 29:既読感があったのはやはり間違いなく、既に手放してしまった『ハモニカ文庫』と、その他の漫画を収録。その他の漫画とは、江戸川乱歩・原作「木馬は廻る」、菅原克己・原作「<贋札つくり>について」、尾形亀之助・原詩「小さな運動場」、である。菅原克己尾形亀之助、どちらも読みたくなってしまうようなくすっと笑えるようなユーモアある詩で、そんな詩ならもっと読んでみたくなるというものだ。詩を原作とした漫画は珍しいと思うが、他にもあるのだろうか。勝手な欲張りでこの先もっともっと読んでみたいと思う。

 30:地に押印があるけれど、月報付(妖精文庫月報17)が嬉しい。

 31:ミッキー英語コミック文庫の第1巻。

 32:ミッキー英語コミック文庫の第3巻。

 33:ミッキー英語コミック文庫の第4巻。

 34:1991年にリブロポートから復刊されている。

 35:

 36:佳恵蔵書という蔵印とテープ跡がある。

 37:

 38:

 39:1997年9月1日発行の月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻342号のペラペラ版。特製版は出ていない。

 40:房総むかしむかし絵本の第4巻。

 41:

 42:同出版社から、アンナちゃんシリーズだかのっぽのおじさんシリーズだかで、少なくとも4作品出版されているようで、大変気になるところ。リストアップしておきたい。のっぽのおじさんはどのくらいのっぽかというと、アンナの家よりものっぽで、ヨットが狭いので、足を乗せるための別のボートを連結してあるほど。アンナをおじさんがかぶっている帽子の上に乗せられるので、逆に言うとアンナが小さすぎるのかも知れない。絵とさまざなまテクスチャなどの写真を切り貼りしたコラージュもしてあって、幻想味のスパイスが利いているのだが、白背景で余白もあるので、明るく健康的な画面になっている。

 43:2007年にブッキングで復刊されている。

 44:国土社の創作えほんの第1巻に相当。

 45:花岡大学作の絵本ということですぐ想像できるが、仏典絵本である。